TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』ついに最終局面に突入した第11話

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』公式サイトより

 ラップバトルがやっと見られてヒプアニの楽しさがわかってきたが、あっという間にディビジョンバトルが終わってしまった。もっと熱い戦いが見れるかと思っていただけにどこか消化不良を感じてしまう。

 敗北したことで、命の危険を感じ始めた乱数。はじめはひとりで逃げ出そうとするも、仲間を見捨てるわけにはいけないと考え直し、決勝を見ずにシブヤに戻ろうとふたりを連れて会場から出ることを提案。

 無花果は自分が乱数を信じたばかりに敗北してしまったことを乙統女に侘び、すぐさま乱数を始末すると誓う。だが、間もなくファイナルバトル。乙統女はどうせにげられやしないと、乱数討伐はあとにして試合を見届けようとする。

 一方、決勝を控えた麻天狼は、先ほどの試合の独歩の強さについて話し合っていた。沢山の悪口が頭の中に聞こえ、腹が立って気付いたらあのような攻撃を繰り出していたという本人無自覚のなせる業だったようだ。

 一二三はそんな独歩の強キャラっぷりを楽しんでいたが、寂雷は精神の上下にかなり負担がかかっているはずだから、と二人を気遣い、栄養ドリンクを買ってくると外に出てしまった。 
 そして対戦相手であるMAD TRIGGER CREWの左馬刻も、先ほど会場で見かけた妹のことを思い返して沈んでいた。仲間である入間たちも自分たちに頼れというが、彼は自分のケツは自分でふくと控室を出ていってしまう。

 廊下を歩いていると、その妹が歩いている姿を発見するも、中王区の人物しか入ることのできない場所へと消えてしまった。なんとかして中に入ろうと、突っかかっていく左馬刻だったするが、それを寂雷が止める。騒ぎが大きくなると決勝に出られなくなるからだ。

 お互いが中王区に何かしら厄介ごとがあることをうっすらと知りながら踏み込みすぎない関係。それを互いに突きつけあいながら二人は決勝へと向かった。

 シブヤは会場を去り、イケブクロの兄弟たちは自分たちがその舞台に立てないことを悔しがりながらも、次回こそとリベンジを誓いながら決勝の舞台を見つめる。

 先行はMAD TRIGGER CREWで最終決戦はスタート。入間から独歩への攻撃、そして理鶯から一二三への攻撃はかなりのダメージを与える。独歩と一二三も反撃を試みるが、その反撃は二人にダメージを与えることはほとんどできない。確実にMAD TRIGGER CREWの優勢だ。

 麻天狼は少しおとなしめな印象を与えるが、その言葉には心をグッと掴む力があるようにも感じられる。まだまだ勝負の行方はわからない。

 独歩と一二三はボロボロになりながらも、寂雷を守るように何度も立ち上がり続ける。二人は寂雷の力になりたい一心のようだ。だが、かなり強いダメージをくらい二人は倒れてしまう。もう気力だけで立ち上がっているような状態だ。
 
 寂雷は二人の前に立ち、左馬刻に対峙する。普通はラップを行うとそれがダメージとなり相手に向かうが寂雷のスキルは回復。何ターンかは彼は二人の回復に努めた。だが全回復されるわけではないのでやはりまだ麻天狼劣勢なのは変わらない。

 いつも独歩と一二三がお荷物と皆されがちな麻天狼だが、彼らはお互いの弱さをさらけだし、お互いにそれを認め補うことをチームの持ち味としている。三人がその気持ちを一つにし、絆を強くして最後にMAD TRIGGER CREWをはねのけるだけのラップをお見舞いし、圧倒的劣勢を覆して勝利してしまった。

 勝因・絆。というなんとなく釈然としない勝利。あっさりとした決勝。そこまで絆が勝敗に関わるのであれば、多分一番絆が強いのってイケブクロな気がするのだが。

 兎にも角にもディビジョンバトルはシンジュク麻天狼の勝利で終幕した。ここから最終回までもう時間がないと思うのだが、乱数は中王区に命を狙われていたり、左馬刻の妹だったり寂雷先生の部下? だったりまだまだ回収できていない謎は多い。一体どんなまとめ方をするのだろうか。

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