アニメ『GREAT PRETENDER』我々はどのくらい騙されているのか?第22話

「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 え!? 次回最終回なの!? もう!? 今回は本当にどんでん返しのどんでん返しが連続しすぎてどこがどうなってるんだ!? と全ての瞬間見逃せなさすぎてワクワクの連続だ。

 とうとう朱雀連合会と上海龍虎幇の対面の日。劉は既に朱雀のビルの周りを取り囲み足元のフロアも抑えてある。指輪に仕込んだ毒針の血清はローランが持ち、こちらが有利に進められるように幾らでも手は打ってある。あちらも確実に何か仕込んでくるはずだから、何か飲み物などを勧められても絶対に口にしないようにと、飛行機の中で最後の酒を飲みかわしていた。

 一方朱雀側も、彼らを迎え入れる準備を整えていた。エダマメはいつものようにアケミのためにコーヒーを淹れ、側につく。彼女の周りにあふれる猫グッズを見て、エダマメはふと「本物のネコは飼わないんですか?」 と質問をしてみる。生き物はいつか死んでしまうから、とどこかさみしそうな顔を見せるアケミは、この仕事が終わったら自分の仕事は終わりであり、静かに暮らしたい、と引退を思わせる言葉を口にする。その時は自分の側にいてほしい、と言われるまでにエダマメは彼女の信頼を得たようだ。

 アビィ達は警官隊の恰好をして待機。ローランと前日に電話で話していたというシンシアはローランがいつもとは違った様子だったことを気にかけていた。エダマメが何かしでかすことは皆の想定内だが、今回はローランにも要注意だ。だがシウォンは何かあったらそれはそれでという肝の座り方。さすがである。とりあえず面々は手筈通りにことを実行するまでだ。

 アケミの待つ部屋へ劉たちが到着する。ボディチェックを済ませ、劉、ローラン、陳の三人だけが中へ入ることを許される。お互いが一千億の小切手と、相当の証券を持ち合い、互いに別々のことを言われていたことが発覚する。そう、お互いの通訳が別のことをいってきたのだから、まさかこの場に2千億相当の額が揃うとは思っていなかったのだ。

 混乱した一瞬をついて、このタイミングで警察が突入してくる。小切手とケースにはいった証券は証拠品として押収すると言われ、劉はローランが何か仕組んだのだと気付くが時すでに遅し。ローランは突然劉の指から毒針の入った指輪を奪い、劉の首筋にその針を刺してしまう。毒針の意味を知っている劉は自分の死を恐れ発狂するが、血清はローランが持っており、そのまま意識を失ってしまう。

 アケミは劉側の人間の仕組んだことだと、その無様さをあざ笑うが、ローランがエダマメに親し気に話しかけたことで表情を硬くする。息子のように思い始めてきた男がまさか……と思ったが、エダマメはアケミの椅子に隠されていた短刀を、ローランたちに向け、合図を送って階下から攻撃をしかけ、偽警察とは別の一団を迎え入れる。その一段はケース1で登場したインチキ映画プロデューサーのエディたちだった。ローランにたっぷり恨みがあるエディはローランたちを追い詰める。

 エダマメはアケミを必ず守ると言い、父オズやローランたちに向かってコンフィデンスマンというやつらをあざ笑い軽蔑する言葉を投げかける。

 エダマメは自分の勝ちだ! と高笑いをするが、オズは冷静にそういうことを言うやつはしくじっている。と断言され、刀を奪われ逆に切られてしまう。父親のまさかの行動に動揺するがそのまま血を大量にまき散らして昏倒してしまうエダマメ。その機に乗じて激しい打ち合いが始まってしまう。それぞれの部下はアケミと劉の身柄だけは助けねばと二人の体をなんとか部屋の外へと連れ出す。

 しばらくして銃撃がやんで、全てが終わったのかと部屋の中を覗いてみると、なんとも抜けのから。誰かの亡骸も、警察も、ローランたちも、そして2億分の小切手も全てなくなっていた。 さらに、謎のレバーが出現している。

 アケミはそれを引っ張ってみると、突然床が下降しだし一気にさがっていく。たどり着いた先には一面海が広がっていた。そして今までいたはずのビルを振り返ると、全てが張りぼての建物で用が済んだからなのか全てが爆破、倒壊してしまう。まるでドリフのコントをみているかのような漢字に陥ってしまう。

 いったい、私たちはどこからどこまで騙されていたのか? ここはいったいどこなのか? 次回、とうとう最終回。全ての謎はここで回収されるはず。さみしい。だけどすっきりしたい。

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