TVアニメ『魔王城でおやすみ』姫に振り回される魔王たちに萌え!第10話

TVアニメ『魔王城でおやすみ』公式サイトより

 毎回姫に振り回される魔王たちだが、今回はもうその振り回され方がMaxで、彼らの可愛さも天井知らずだった。もうどのシーン見ても可愛すぎて辛い。永遠に続いてほしい‥…。

 姫がまたしても脱走したという知らせが届くが、あまりにもいつものことなので魔王たちも意に介さない。だが、今回は体操服に着替え、猛ダッシュをしながらの脱走ということで何やらいつもと違う様子。きっとすぐ帰ってくるだろうと思ったけれど、干し肉など保存食を持ち出していたり、敷地内の砦を壊したりとかなりマジでやばそうな雰囲気に、あわてて人員を向かわせることに。

 ポセイドンは瞬間移動が使えるらしく、姫の前にさっと現れて止めようとするがアメフト選手のようにすり抜けられ、あまつさえすれ違いざまに褒められて心に大ダメージを受けてしまう。ピュア。

 さらにポーションの蓋をまいてまきびしのように使ったりするなど忍者のような行動をとる姫。一体魔物たちは何と闘っているのかどんどんわからなくなってくる。魔王城は姫によって完全攻略されてしまう。焦った魔王は自ら罠をしかけに、姫が自作ジェットスキーで超えていた沼の対岸に、ベッドを囮にした罠を仕掛ける。

 こんな子供だましみたいな罠に引っ掛かるはずないだろうと誰しもが半信半疑だったが、姫は簡単に引っ掛かる。ベッドは何よりも強い。

 やっとつかまえた姫に、なんで魔王城を脱出するのか聞いてみると、なんでも安眠グッズを買いに行きたかったかららしい。深夜の通販番組で紹介されていた安眠枕は魔王城まではお届けしてくれない。だから買いに行こうと思ったらしい。

 姫はちょっといって買い物だけしてすぐ帰ってくるつもりだったというが、最寄の人里にいくだけでもかなり時間もかかる。それに人里にいったことがわかったら連れ戻されることになるのは目に見えている。魔王側はそれを容認することはできない、と厳しく告げる。

 それで諦めてくれたら話は早いのだが、この姫がそれで納得するわけもない。それならばと、姫は魔王に向かって「一緒に行こう」と誘いかける。保護者が一緒なら言ってもいいだろうという考え見たいだが、魔王たちは大パニック。そもそも人間界にあまりいかない魔王と、配下のほとんどは魔王城から出たこともないのだ。

 ポセイドンくんは自分の肌の色から人間に扮することは出来ないとお留守番組だと受け入れていたが、なぜかレッドシベリアン改は自分は必ずいくと信じて疑っておらずどうやって変装するかを真剣に考えこんでいた。

 魔族と人間は憎しみあっている間柄でそんなところに魔王自ら行くなんて、と最初は姫の提案を突っぱねるつもりだった魔王だったが姫に「君たちは優しくていい人だから」と言われて全員で照れてもじもじしてるのが最高に可愛かった。そうだよね、直球で言われたら照れちゃうよね。

 結局今回の人間界行きはあくまでも「視察」という名目で行くことに決まった。しかも明日。遠出になるとワクワクしてしまって寝つきが悪くなってしまうというがそれも遠出の醍醐味と思って姫は眠りについた。そして魔王たちもアワアワしすぎて中々眠れなかったようだ。

 そしてたどり着いたのは、魔王城もよりの街「オワリノシティ」。それぞれが旅人風を装った格好をしているが、角やらしっぽが隠しきれていない。姫がそれを案じて彼らの背中に「ハロウィン練習中」と書いてくれたことで怪しさを軽減(?)させる。にぎわう街に入るとかなりの量の人間たち。この中に長時間いるのは、と姫が買いたいものを買ったらすぐに出ることを告げるが、姫はあっという間に出店でポップコーンを買い込んでいるなど自由を謳歌していた。

 姫は自分の自由な行動よりも、魔物たちの姿が明らかに浮いていそうなところが心配だったようだが、一番変装が成り立っていないレッドシベリアン改が魔物絶対殺す饅頭を美味しそうにほおばっている姿があまりにも可愛らしくて許してしまった。

 姫の欲しがっていた寝具は「すやすや☆低周波くん」という商品だったが、ちょうど姫たちが店を探していた際に「すやすや☆低周波くんDX」という新商品がは発売開始したところだった。

 当店だけの先行販売ということでかなり人が押し寄せる。姫はあれこそがほしいものだと断言し、3時間待ちの整理券を手に入れて並び始める。だが、長時間並んでいるとみんなだんだん飽きてくる。姫はレッドシベリアン改に肩車されてそのうえで居眠りし、なぜか魔王だけどんどん距離が離れていく。

 なんと魔王が並んでいたのは花火大会の抽選の列だったらしく、いまから並びなおすのも面倒だからとそのまま別行動に。あくましゅうどうしとレッドシベリアン改は今日初めて人間界来たので取り残されて不安そうだが、間もなく低周波くんDXが買える。だが、姫はうとうとが収まらない。

 やっと姫たちが買う順番になったのだが、意外と低周波くんDXは値段が高い。姫が金を持っているとのことだがここにきて完全に寝てしまった。姫の体をさぐるわけにもいかず、自分たちの持ち金では足りない。二人は急いで魔王の元にいって残りの金をもらってくることに。そうしてやっと買えた低周波くんDX。この時点で姫以外はみんな疲労Max。

 長距離転移魔法を使うためには少し休んでからでないと難しい、近くにあった宿屋に出向いてみると、なんと一人当たりの宿泊料金が普通の5倍ほどの値段。魔王城に一番近い町は値段が高いというセオリーに則っているようだが、さすがにお金が足りないらしい。しかもなんだか先ほどよりも町に人が増えている。それというのも花火大会があるかららしいのだが、この人混みでは全く疲れが取れない。

 どうしたらいいかとうなだれる魔王たちだったが、姫が魔王が並んでいた花火大会の抽選で当たっていたことに気付く。それは見晴らしのいい場所で特別待遇を受けながら見られる場所の抽選券だったのだ。

 ウエルカムドリンクをもらい、やっと座ることが出来た魔王たち。そして姫も低周波くんDXを試すことが出来て嬉しそう。だが花火の音がうるさくて寝付けない。花火にもいろんなマークがあり、魔物ぶっ殺すマークや殺戮マーク、撲滅マークなど如何に人間が魔族を憎んでいるかがわかるものばかりで居心地悪い感じがしてしまう。

 姫は魔族も人間死ね死ねマークとか作ってみたら? と人間の姫とは思えぬ発言をして逆に魔族にいさめられてしまう。
 
 魔王は、そんなマークを作ったところで戦いは終わらない、と諭す。人間側は魔族が声を上げるまで世界は平和だったというが、魔族はずっと我慢をしていたからそれが表面に現れなかっただけなのだ。魔族の代表と人間の代表が戦って明確な決着をつけないとこの争いは終わらないのだ、と語る魔王を見て姫は「魔物にこにこマーク」を描いて魔王に渡してくれた。

 敵同士であり、姫はこの世界に留まりたいのかと思っていたが意外にも姫の方から「帰ろうか」と声をかけてくれた。

 花火が終わると姫は魔王におんぶされたまま低周波くんDXを使ってスヤァと眠りに落ちてしまう。魔王たちは疲労困憊で魔王城に帰りついたのだった。

 魔族のみんなにもポップコーンや、魔物絶対殺す饅頭などをお土産に持って帰り、低周波くんDXはでびあくまが行列するほど人気寝具になり、まるで人間ランドというテーマパークにみんなで遊びに行ったかのようになっていた。
 
 人間と魔物の対立について、魔王も少し考え始めたようだけど、姫とのやり取りや善良すぎる心を持ってるあの魔物たちなら、共存していくこともできそうな気がするのだがどうなのだろう。ああ、ずっと終わらないで永遠にこのドタバタを見守っていたい。

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