アニメ『GREAT PRETENDER』ローランはドロシーの幻影に取りつかれ、エダマメは不信感を持ったままだが…第21話

「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 どんどんハラハラする展開になってきた。クライマックスが近い証拠である。全員が最後、大笑いしているようなエンドにたどり着いてほしいと願うばかりである。

 今回からネタ晴らし、今回のケースの中の騙し部分が明かされ、そこからラストに向かってどう進んでいくかというのが描かれる。エダマメが船の上で父親を撃つシーン。ドロシーの最後に重なる部分があるが、オズは撃たれて死んだように思われていたが、もちろんそれは仕掛けが施されておりちゃんと生きていいた。シウォンが水中でオズと死体をすり替えていたのだ。

 シンシアやアビィも協力し、オズが死んだように思わせていたのだ。ここで、ローランはシンシアたちにオズを紹介し、今回の計画の全容を話すことに。

 エダマメだけが全てを知らないという事に対してシンシアは全て教えてあげるべきだったのでは、と苦言を呈すが、彼の性格上事実を知ってしまうとそれをどんなタイミングでばらしてしまうかわからない。騙され流されていた方が彼はいいのだ。エダマメに対するフォローは全てオズが引き受けることに。

 だがエダマメは、この仕掛けを聞いてもなおオズを許さないと態度は頑なだった。何度も大好きだった父親に裏切られたという気持ちを作戦の上では仕方がなかったのだといわれても、はいそうですかと簡単に流せないのは当然だろう。しかし、エダマメは作戦についてはきちんと了承し、協力を約束した。だが、彼が本当に協力するのかどうか、それは怪しいようにも思えた。

 エダマメは朱雀連合会の中でアケミから息子の代わりのように扱われ、どんどんその重要度を増していった。アケミに大切にされるにつけ、情の深いエダマメはそちらの肩をもってしまうのではないかという危惧がある。

 一方、ローランはかつて通訳として在籍していた上海龍虎幇の劉の元へふらりと現れる。優秀な通訳だったオズを亡くし交渉がしづらくなると考えていた上海龍虎幇からすると、ローランが再度現れたことは渡りに船の状態だ。 さっそく酒を飲みかわし、また一緒にやろうと誘われローランはそれを快諾する。

 早速オンラインでの会合がもたれ、朱雀連合と上海龍虎幇は一触即発の事態に発展数る。それというのもローランとエダマメが通訳として入っているため、アケミと劉にはそれぞれ都合のいいような訳を教えていたのだ。

 お互いに一千億を用意しろという攻撃的な内容を伝えたことで、アケミも劉も双方に対して怒りをため金を用意しつつ、顔を見たら殺す方向に心を決めたようだ。ここまではローランたちの作戦通りである。アケミも劉も、出会いがしらで相手の命がとれるようにと、石神がアケミに贈った改造椅子にドスを仕込んだり、毒針を用意したりと命をとる気満々で会合を迎えようとしていた。

 ローランはドロシーの幻影に取りつかれたまま、エダマメは不信感を持ったまま果たしてこの会合はどんな方向に進むのか。通訳が全く違う事を言っていたことに実は気付いていて乗っているという可能性も捨てきれないので、ローランたちがピンチに陥る可能性もかなり高い。ああ、次回が気になって仕方ない。

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