TVアニメ『無能なナナ』子犬のようにナナになついていたミチルがまさかの??第9話

TVアニメ「無能なナナ」公式サイトより

 毎回驚きの展開の連続だ。だって、子犬のようにナナになついていたミチルがまさかの…‥‥!? 本当にこの物語は目が離せない。

 ナナが犯人であるという動かぬ証拠になるであろう携帯電話。それを確実に持っているはずだと断定したキョウヤはクラスメイトのみんなが見守る前でナナの身体検査を始める。だが、その結果ナナは手元にスマホをもっていないことをしっかりと証明してしまう結果になってしまう。

 ナナは博打をかけ、島に転がっていたゾンビの一つが送信ボタンを押す仕組みを作り、その死体と共にスマホを始末していたのだ。

 こうして地に落ちかけたナナの名誉は守られ、逆にキョウヤの信頼がクラスメイトの中で危ういものとなった。ナナはこのチャンスを無駄にするまいと、事態がいったん落ち着いた後も夜中にも見回りを続ける委員長という印象をつけようと、夜も校門前で張るパフォーマンスを行っていた。

 その実頭の中では段々クラスメイトを消していくのが難しくなっている現状を冷静に分析をしていた。

 そこに、ミチルが様子を見に来てナナもつかれているだろうからと気を使ってくれた。少しだけ見張りをミチルに頼み、自分は休もうと目を閉じたとき、ミチルの様子が激変した。今までの小型犬のような従順さが消え、ナナに向かってカッターの刃を突きつけてきたのだ。

 ナナは心が読めるはずなのになぜ今まで気づかなかったのか? と繰り返し問いかけるミチル。ナナはまるで心が読めているかのようなハッタリをかまし、一瞬のスキをみてミチルの武器を取り落とす。ミチルは不敵な笑みを浮かべて「明日からもいつも通りんかよくしたい」と言って部屋へと戻っていった。今までナナの前で見せていたのが素顔なのか、今回の豹変した姿がミチルの本性なのか。どちらとも取れず様子をうかがう事しかできないナナ。

 翌日からミチルの、ナナへの攻撃が始まった。いつものミチルのようにナナ大好きというような態度を出しながら、クラスメイトたちにナナの能力に疑問を抱かせるような作戦だ。ミチルはナナにプレゼントを差し出し、その中身を当ててほしいと無邪気さを装って問いかける。だが、ナナは体調が悪くて心の声が聞こえないと嘘をつく。だが、昼休み、放課後と何度もこの問いをクラスメイトの前でするぞ、と脅されその方法が長く続けられないことを覚悟する。

 昼休み、同じ質問をされたときにナナは策を講じる。あらかじめミチルの背中に「ナナしゃん大好き」と書いた紙を張り付け、クラスメイトの心の声が大きくてミチルの声が聞こえないとする。ミチルはナナの能力の精度の低さを指摘するが、それも全て作戦だ。ミチル以外のクラスメイトは皆ミチルの背中の紙を見ており、その紙の内容を心の中で思ってしまっているからミチルの声が聞こえないのだろう、と皆判断してしまったのだ。さらに紙に書かれている文言もあらかじめ知っていたが、みんなの心を読んだから知っているという体を保つことが出来たのだった。

 ミチルは放課後ナナを呼び出し、あの崖へと連れ出した。そこでゆっくり話そうという魂胆だ。だが、ナナはミチルに対しミチルの安否をたずねた。それ即ち今目の前にいるミチルがミチルでないという事だ。

 ミチルは不敵に笑うと、ナナの過去の無差別殺人事件も知っていることを告げると、元の姿へと変化した。

 彼はナナ達から見て先輩にあたる能力者、橘ジンという男だった。彼はナナに取引を持ち掛け、場所を移動して話し合いをすることを提案した。

 かなり歩かされてたどり着いたのは、なんだか秘密基地のような隠れ場所。彼はそこでナナの知らなかった出来事を次々と語っていく。 

 ナナが街中で見つけた遺体の山は、彼の同期達だった。彼らも5年前にこの学院にお集められた能力者たちだった。

 だが彼らは自分たちの能力に慢心し、お互いに自分の能力が優れていると主張し自然と殺し合いが始まってしまったという。徐々に殺し合いは激化し、グループに分かれて争っていくことになった。前回ユウカに監禁された小屋も、今橘が隠れている場所も元々はその時に使用された各グループの拠点だったというのだ。

 橘は何にでも変身できるという能力を使い、島から脱出して本土へと帰ったという。だが、唯一の肉親である祖母と対面したとき自分が既に島でなくなったという公式発表がなされていたことを知る。さらに彼が生きていると都合の悪い連中がいることも知り、彼はまたしても島へと舞い戻ってきたのだ。

 だが戻ってきたら、島の中にはナナという遺物が紛れ込んでいることを知ったという。彼はしばらく泳がせることを約束し、取引をしようと持ち掛ける。だが、ナナは取引をするならお互いが対等な立場でありたいとその申し出を断ろうとする。

 橘が入れてくれた珈琲を飲みながら、彼はナナに身の上話をするようにと命じるがナナはそれを拒否。強きに出たと思ったところで、橘は突然うめき声を上げ始める。ナナは、彼の飲む珈琲にいつの間にか毒物を混ぜていたのだ。

 突然の新展開を作り出した男が意外にもあっさりと死んでしまった。ナナはそれでもこの突然の男の出現を上に報告した方がいいだろうと、スマホを取り出した。すると、そこからいるはずもないキョウヤの声が聞こえる。このスマホを使ってどこかとやり取りをしていたのか、と指摘され動揺するナナ。

 すると、キョウヤだと思っていたのがミチルに代わり、そして最後にまた橘に戻る。そう、彼は変身するとその変身した相手の能力も使うことができるという、敵に回すと厄介極まりない能力を持っていたのだ。

 果たして、彼の真意は、誰よりも最悪な敵とであってしまったナナの命運は?!

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