TVアニメ『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』最後は果林で個人へのフィーチャーは最後の第9話

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　今回は最初からなんだかんだ出番の多かった印象の強い果林メイン回。読者モデルで元から知名度もあるという設定の果林が、スクールアイドルとしてどのようなステージを見せるのか？

　読者モデルってそんな人気なのか？　という勝手なイメージがあったのだが、何やら絶大な人気を誇っているらしい。だが、最近はスクールアイドルとしての人気が高まりファンから声をかけられることも増えてきたようだ。

　同好会のメンバーもそれぞれ果林のように声をかけてもらうことが増えたと話していた。こうして知名度があがったことで、同好会としてもっと先のことを考えて何か成し遂げたいという話が持ち上がった。

　すると彼方が、妹で同じくスクールアイドルをやっている遥から話があると切り出した。遥は藤黄学園のスクールアイドル綾小路姫乃を伴い虹ヶ咲の面々の前に出向き自分たちと一緒にライブに出ないかと誘ってきたのだった。

　毎年行われているお台場の音楽イベント。ここのスクールアイドル枠に虹ヶ咲のスクールアイドル同好会も東雲学園、藤黄学園と共にと推薦してくれたというのだ。合同演劇祭でエマの歌声を聞いたことがきっかけで、この同好会がどんなライブをするのか興味をもったということだそうだ。

　沢山の観客が入るステージでのライブ。やってみたいという気持ちでいっぱいになる部員たち。だが、問題はこれからだ。

　このライブでは1グループにつき1曲ずつという制限がある。東雲と藤黄はどちらもグループだから問題はないが、虹ヶ咲はソロアイドルという形をとっている。メドレー形式をとったとしても全員でたら10分は超えてしまう。どうしたらいいのかと皆で話し合うことに。

　誰が出たいか、と挙手を求めたらそれはみんなが出たい。だが出るなら1人。そうするとなるとそれぞれの遠慮が出てしまいどうにもこうにも決まらない。

　みなのその気遣う様を見て果林は、衝突を怖がって活動の足かせになってしまうことに疑問を呈し、今回のステージの大きさなどから考えても同好会の存続が試されるものになるはずだから、それに立ち向かえるメンバーを選ぶべきだと伝える。

　グループ曲を1曲くらい作ってもいいのでは、という気持ちも視聴者からすればあるのだが一人ずつのステージにこだわっているのだからそれは言ってはならないのだろう。

　後日、どこかに向かおうとする果林の姿が描かれる。だが地図を見ても場所がわからないようで道に迷ってしまっているようだ。散々迷った挙句大きな道に出たところで、せつ菜たちにばったりと遭遇する。なんでもせつ菜の通うアニメショップにせつ菜の買い物がてら視察に来たようだ。

　なんでも最近はこういった店にもスクールアイドルのグッズがおいてあるらしく、自分たちもいつか置いてもらえるようにと鼓舞するためもある様子。

　果林がダンススクールに行こうとしていたことが発覚し、それがスクールアイドルのメンバーに刺激され負けたくないという気持ちだったことをしったせつ菜たちは表には出さなくても影で努力を欠かさない果林の姿勢に、彼女こそが今回のステージに立つべきだと、果林をステージに出させることを決める。

　本番当日。スクールアイドルだけでなく様々なジャンルのアーティストが集うイベントに沸く会場。自分の出番を前に、姫乃と相対した果林は、モデルとしてではなくスクールアイドルとしてパフォーマンスをして見せると宣言する。だが、どんどん出番が近くなるごとにプレッシャーが増していってしまう。

　出番が近くなっても戻ってこない果林を心配した同好会メンバーは慌てて探しに行く。今まで自身たっぷりで余裕の表情を常にしていた果林が珍しくビビっている姿に一瞬皆驚いたが、そんな彼女の等身大の姿を受け入れ、それぞれがエールを送った。
　
　彼女たちはライバルであり仲間。仲間だけどライバルでもある。そのライバルたちの嫉妬と応援を受けて今日の大舞台にたつことを選ばれたのは果林なのだ。皆の期待を背負って、果林は一人3000人の観客の前に立った。

　スクールアイドルに夕方の一番いい時間が割かれるはずはないのだが、演出だよな……。かなり豪華なステージングを披露し、虹ヶ咲スクールアイドル同好会の名前は広く知れ渡ることになったようだ。

　大きなステージを目にした部員一同は、やっぱり自分たちも出たかった！　と漏らす。そのために自分たちのライブをやろうと意気が上がる。そのために彼女たちは合宿することを決めたのだった。

　これでとうとう全員分のエピソードが終了した。次回は合宿回だが一回くらい全員そろったステージ回も見せてもらいたい。