アニメ『GREAT PRETENDER』見事な伏線回収でどう物語は帰結するか?第20話

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「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 ドロシーをエチオピア王朝のプリンセスとして、劉を騙そうと画策することに。まんまとお魚は餌につられて釣り上げられようとしていたのだが……。順調に目標だった一千万ドルを手に入れ、あとはローランがドロシーを逃がせば終了というところまで持っていった際に、本当のエチオピア王朝プリンセスが新聞にでかでかと載る事態が発生。

 ドロシーが偽物であることがバレてしまった。先に逃がせてしまえばよかったが、敵側も同タイミングでドロシーが偽物だと知りあっという間に一路クルーザ―に乗せられ海の上へ。

 金と、シウォンの居場所を吐けと迫られるドロシーだったが、彼女は作戦スタート前からさんざん言っていた「しくじった者はみすてる」とローランに告げ、劉に悪態をついた。

 オズは自分も騙されたと劉に電話を入れ、シウォンの住所を伝える。その住所に劉の部下たちが押し込むが一足遅く脱出した後。あとを追うが、シウォンは彼らの目の前で事故を起こし、そのまま車は爆発してしまう。彼女の滞在していた部屋からは一千万ドルが出てきたことで、彼らの損失は亡くなった。だが、ドロシーは暴言を吐いたことが逆鱗に触れたのか、ローランの目の前で撃たれ、海に落ちてしまう。

 クルーザーは動だし、助け出すこともできないローラン。彼女のお守りの指輪だけが、彼の手元に残された。

 目の前でドロシーを失ったローランは、劉に母が病気だと嘘をついてフランスに戻る。海に飛び込むこともドロシーの仕込みだったのではと一縷の望みをかけたが、そこにドロシーの姿はなく、本当に彼女がなくなってしまったのだ、と自暴自棄な生活を送るようになってしまう。
 
 オズは劉に睨まれないように自らの情報をリークし、日本で捕まることを選んだ。シウォンはローランの様子を見に戻り、ドロシーは自分の娘のようなものだと語り、自暴自棄になっているローランを励まし、留置場に入っているオズに手紙でも書いてみろと告げた。

 ローランは、何十年かかってもいいから、ドロシーが喜ぶ方法を教えてほしい。と彼に手紙を送った。

 それから数年後。ローランはロンドンでまだまだ初心者詐欺師になろうとしていたシンシアを、アメリカのブルックリンでアビーをそれぞれスカウトしていた。この面子がどうやってコンフィデンスマンの仲間入りしたのかと思ったら、ローランのスカウトだったのか。

 そしてエダマメの父であるオズは、エダマメが母に「あんなやつはもう忘れろ!」 と怒鳴っていたまさにその時、病室の前におり、母親とは対面していた様子。さらに、劉たちの元に土下座をして舞い戻り、今の通訳という立場を得たようだ。

 そして、第1話で描かれたエダマメとローランの出会いに繋がり、この20話に至るまでの様々なケースを経て、今回の仕込みとなるようだ。

 一体ここまでの全てがどのような結末に落ち着くのか。残り三話となったけれど、予想する通りの結末にならなそうなのがこの作品の素敵なところだ。ドロシーやっぱり生きてる節を推したいけれど、果たしてそんなうまくいくのか。父とエダマメの確執も残ったままなのでそのあたりにも注目したい。

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