TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』結局タカシは何を考えているのか?第7話

TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』公式サイトより

 前回から続くGボーイズの内輪もめの話だ。結局のところ、タカシが何を考えているかがわかりづらいような……。 マコトは調査を進め、シャドーの正体へとたどり着く。調べてもらった中で、シャドーはグループではなく一人で活動する者だということが判明する。

 だが最近は少年課や生活安全課からも彼による被害の報告が上がっているなど、マコト一人で立ち向かうには危険すぎる相手のようにも感じるとあまり深入りしないようにと釘を刺される。

 タカシに知り得た情報をつたえようとしても、何度電話をかけても留守電になってしまう。まだ続いていた自主制作映画の撮影の合間に何度かけてもつながらずいら立つマコト。撮影事態は順調で、マコトの演技もほめられるレベルへと進化しているようだ。同じく撮影に参加しているG-Boys のメンバーいわく、ヒロトにはマコトから言われたことを伝えてはいるのだが聞く耳を持たない様子が伝わってくる。

 たとえシャドーが一人だろうがグループだろうが、そこにタカシが関わっていようがいまいが関係なく、ヒロトはタカシとやりあう気満々なようだ。

 さらに別口から、シャドーは組織に依頼されて現在行動をとっていることが判明した。依頼した組織はマルスエンタープライズという所で、池袋進出を計っているらしい。ドンロンともめているということから、中華屋での騒動はここが絡んでいるだろうということが予想される。

 だが、ヒロトのところを襲った複数犯もシャドーを名乗っているのには何か理由があるのだろうか?池袋に進出するのにはバランスが大切らしく、今保っている池袋の絶妙な均衡を壊すのが、マルスエンタープライズの目的らしい。そのために、シャドーの名を語ってG-Boys の中を揺り動かそうとしたのだろうか。

 マコトがそんな情報を得た直後、動物の覆面をしたものが突如彼を襲う。動物覆面曰く、マコトを含めG-Boys に恨みがあるのだという。彼らから力を奪いたいと考えており、復讐は最後に回しておいてやる、と言い残し覆面はマコトを気絶させて逃走した。だが、マコトを襲った場所には自主制作映画のメイキング用のカメラが回っており、彼らの声や身体的特徴を改めて確認することができた。

 残っていた声や髪形からみて、マコトを襲った犯人は初回の方でG-Boys と対決したOKホールディングスを襲ったチンピラたちだということが判明。やはりこの件には隆が関わっていないのは明白になった。
 
 G-Boys の下っ端にヒロトを止めるようにいい、自らはタカシに連絡を必死で取るマコト。やっと出たと思っても全く慌てている様子のないタカシの様子に若干いら立ってしまう。タカシとマルスエンタープライズ前のカフェで落ち合い、会社の様子を眺めると何かを警戒している様子を見せていた。マコトの今まで調べた報告を確認したタカシはその報告にはレッドエンジェルスのことが抜け落ちていると指摘される。マコトは今回の件にレッドエンジェルスは全く絡んでいないと判断しているので報告もなにもないと考えているが、タカシはそんな考えではなく、ゴタゴタしている時こそ、奴らは仕掛けてくるのではないかと読んでいた。

 マコトは戦争を止めたいがために動いているのに全くタカシにそれが伝わっていないようでいら立っていく。当のタカシには、マコトが普段からいい人ぶろうとしていると指摘されてさらにいら立ちは止まらない。

 イライラと帰路につくマコトの前に、突如シャドウが現れる。名乗ったわけではないが直感でシャドウだと判断したようだ。彼は自分がシャドウであることを認め、仕事で池袋にきたこと、マルスが自分を雇ったことを語った。 だが、マルスは覆面の集団も雇っており、そいつらが勝手にシャドウを名乗っていることには腹を立てているようだ。自分が関わったのは中華屋だけなのに他のことにも名前を使われたことで、マルス側にはペナルティとして上層部を痛い目に合わせたらしい。さらには覆面質にも何かしらの制裁をくわえようとしていることを語った。

 彼はマコトが人探しの名人だということを聞きつけ、G-Boys 側も迷惑をこうむっている覆面を自分が制裁を加える代わりに居所を教えろと言いに来たのだ。マコトは居場所を教える代わりに、こちら側にもペナルティを与えてほしいやつがいる、と交換条件を出した。

 その直後、ヒロトがケガを負った。膝を割られ暫く身動きが取れないらしい。その犯行が行われた際に、タカシはG-Boys の集会に出ていてアリバイがあり、タカシの仕業ではありえない。もちろんこれがマコトの仕業であることはタカシにはすぐにばれていたが、これで内紛は免れそうだ。

 だがそんなマコトの読みは外れ、ヒロトの部下たちがタカシを討ちヒロトをヘッドに担ぎ上げようと逆に気運が上がってしまった。

 マコトは急ぎレッドエンジェルスの元に向かい、強力を頼み込む。この願いを聞き入れてくれたのか、レッドエンジェルス、タカシ、ヒロトの部下が揃いぶみ、皆の前でレッドエンジェルスはタカシにつくと宣言され、完全に内紛は回避された。

 そして残る覆面5人組をおびき寄せるために、マコトの参加していた自主制作映画の撮影現場が使われた。なぜかタカシも芝居をし、そこに5人組がやってくるという不思議な流れ。ここにシャドウも現れ半分をシャドウが、残りをタカシが仕留めることで場は収まった。タカシの戦いっぷりを見てシャドウは、彼の裏の世界での才能に目をつけ、裏の世界で働きたくなったら連絡しろ、とスカウトをして去っていった。

 今回の一件で池袋の保たれていた均衡は少しだけ崩れ、レッドエンジェルスの存在が大きくなった。この崩れが、近く何かを変えてしまうのだろうか。そしてマコトが参加した自主制作映画は映画祭に出品されるほど上場の出来栄えになったようだ。

 内部対立が描かれたので、今後の展開はやはりレッドエンジェルスとの対立になっていくのだろうか。エンディングでドラマ版のエンディング曲「忘却の空」が流れて往年のファンには嬉しかったのではないだろうか。ここでこの演出を使うということはやはり大事な場面だったのか……。初回とか最終回で使わなくてよかったのだろうか、という疑問もあるが、今後もさらなる盛り上がりに期待したい。

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