TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』演劇部とスクールアイドル同好会を兼部する咲しずくメインな第8話

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式サイトより

 今回は桜咲しずくがメインの回。演劇部とスクールアイドル同好会を兼部している彼女はどんな女の子なのか?

 学内新聞から取材を受けることになったスクールアイドル同好会。しずくもインタビュ―に応えるが、その中の質問に「どんなスクールアイドルを目指しているか教えて」というものがあった。しずくはその質問に「愛されるスクールアイドルを演じたい」と返答する。

 演じる、ということは素のしずくではなく、「桜咲しずく」というスクールアイドルの役をやっている自分を演じるということで、なんとなくうわべだけを見せられているような気がするが、新聞部はそれも「演劇部と兼部しているしずくらしい」とまとめてしまう。

 さらに新聞のトピックスとして、演劇部の次回の公演でしずくが主役をやるということも合わせて記事になるようだった。かなり注目されている演劇祭での主役ということで意気込みを聞かれるも、どこか困った表情を見せる。

 それというのも、主役に内定したと思っていたら部長から降板を言い渡されてしまったからだ。スクールアイドルもやっているしずくなら、歌がテーマになっている今回の役にはぴったりだと思って抜擢されたものの、自分をさらけだすというのが核となっていたため普段から演じているように生きているしずくには合っていないことが稽古中に発覚したのだ。 

 だが、主役を演じたいしずくはもう一度だけチャンスがほしいと懇願し、オーディションまでにさらけだすということについて悩み考え、ひたすらに練習を繰り返していた。

 一人必死で練習しているしずくの様子に違和感を感じたのはかすみ。みんなで校内新聞の記事を楽しく読んでいる時の反応などがいつもと違うことに気付いたかすみは璃菜に相談。璃菜はしずくの様子がおかしかったかどうかまではっきりとはわかっていなかったようだが、クラスメイトから演劇部で色々あったらしい、と聞き二人はしずくを誘って遊びに行くことを決める。

 ニジガクではメイン回のキャラを無理やり遊びに誘うという展開が多いような気が……。お台場にPRしろと言われているのかと思うくらいにお台場スポットが目白押しである。今回はヴィーナスフォートでホットケーキを食べたりウインドウショッピングを楽しんだり。その中で、建物内に張り付けてあった昔の大物映画女優のポスターが貼ってあるのを見つめているしずくに、昔の映画が好きだからお芝居を始めたのか? と璃菜が問う。

 そこでしずくは、演じている時が一番自分が堂々としていられるということを告白する。本当の自分を見せること、見せたときに嫌われてしまうのではないかという気持ちがどうしても出てきてしまい、嫌われない自分を演じてしまうというのだ。

 そんな話をしているとかすみから、暗い顔をしてないで今日はパーッと遊んでまた主役を取り返そう! と慰めの言葉をもらうが、しずくはそれに素直に反応できず、いつものように明るくくよくよしない桜咲しずくを演じて、二人の元から離れていってしまう。

 自分の身を守るためにさらけだすことが出来ない、ということをまたしても体感してしまうしずくは、ますます迷走していってしまう。翌日もかすみたちに一緒にお昼を食べようと誘われても、一人自主練をするからと断ってしまう。

 かすみたちはしずくの頑固さを改めて知り、どうしたら悩みを分かち合ってあげられるかと話こむ。

 璃菜も少し前まではしずくのように自分に対してのコンプレックスで閉じこもってしまっていた。だから気持ちがわかるとかすみに話し出した。自分の時は愛さんがぐいぐいと引っ張ってくれて、みんなも励ましてくれたおかげでライブができた。だからしずくにも、そういう人がいてくれたら変われるのではないだろうか、と璃菜が言った言葉に押されて、かすみはしずくの元へ。

 桜咲しずくの演技をして本音をみせないしずくに、かすみはしずくに自分をどう思ってるか聞いたことがない! と無理やり聞き出す。そして、その勢いで思ってること全部言っちゃえ! と背中を押す。

 しずくは、自分をさらけ出さないといけないのにそれができないことに苦しみ、嫌われる怖さをずっと抱えていること、演技でいい子の振りをし続けてきたことをかすみに告白した。

 もしさらけ出さないと役者にもスクールアイドルにもなれないなら自分はどっちにもなれず、表現できない、と思いを吐露する。嫌われるのが怖いというしずくに、かすみは思い切り拳を振り下ろす。もちろん本気であてはしなかったが、デコピンをして、いじっぱりなところも頑固なところも、全部しずくで、それを好きじゃないという人はもちろんいるかもしれないけれど、かすみは大好きなんだと伝える。

 言いたいことだけ言って帰ってしまうかすみの背中を見送り、何か吹っ切れた様子のしずくはそのままオーディションを受け、無事に主役の座を守り抜いた。

 ステージに上がり、主役の座を堂々と演じるしずく。今回の冒頭からこの芝居をモチーフに彼女の内面が描かれていたが、ステージの上ではヒロインとその心の中の人物はきちんと別人が演じている設定になっていて身長差などがキチンと描かれていてその細かさに驚いた。

 そしてヒロインが葛藤を乗り越えたラストシーンで今回のライブパートが挿入された。しずくのキャラクターらしく台詞が冒頭にあるタイプの楽曲なのが面白かった。

 上演直後、改めて新聞部のインタビューに答えるしずく。前は演じた自分を見てくれ、と言っていたが今回は満面の素の笑顔で「本当の私を見てください」という事が出来て成長が感じられた。

 次回、もう終わったと思っていた果林回だった。結構おいしいところを色んなキャラの中で扱われていたような果林だが、そうかメインまだだったか……。 他校とのなんやかんやがありそうな果林回。果たしてどうなるのか!?

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』演劇部とスクールアイドル同好会を兼部する咲しずくメインな第8話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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