TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』クロコダインはの獣王痛恨撃が炸裂するも？？第8話

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　マァムも合流して、勇者ご一行らしくなってきたダイたち。やっとロモス城にたどり着いたが、夜中についてしまった為に城にあがることは出来なかった。仕方なく今晩は宿に泊まろうとすると、その宿にも「勇者ご一行」が既に宿泊しているという。

　勇者に憧れるダイは、さっそく勇者にサインをもらおうと部屋をノックするがけんもほろろな扱いを受けてしまう。諦めきれずに何度もドアをノックすると、そこから現れたのは、かつてダイの住む島に現れた偽勇者ご一行だった。

　ロモスの王を騙していたのに、未だにその城下で勇者を名乗って活動を続けられるというのはそれはそれで凄いとしか言いようがないが、彼らは今は心を入れ替えて本物の勇者を目指しているという。

　だが、やってる内容としては自分たちより弱いモンスターをやっつけたり、武術や魔術を教えたり、と一応まともではあるが代わり映えすることはそんなにしていない様子。彼ら的にはもう過去のことは水に流してほしいそうだが……。

　一方、ダイに手ひどくやられたクロコダインがロモス城を目指して進軍を始めた。ザボエラから渡された切り札は、彼の武人としての誇りを失うかもしれないほどの覚悟が必要だったようだが、ダイがいつか魔族の脅威となることを考えるとそれもやむなしと決意したようだ。

　夜明けを待って大群のモンスターが街を駆け回り一目散に城を目指す。その咆哮で目を覚ましたダイ。

　窓から外をのぞくともう既にかなりの数のモンスターが平和だった村を襲い大変なことになっていた。

　クロコダインの目的はあくまでもダイ。ダイは一目散に剣をもって城へと飛び出していった。マァムもそのあとを追おうとポップに促すが、数の多いモンスターを見てしり込みする偽勇者一行と同様に動こうとすらしない。

　マァムにダイに力を貸さないと！　と何度言われても、それで自分が命を落としたら元も子もないと言い訳ばかりをグジグジと並べる。

　そんなポップの態度に、呆れと怒りでいっぱいになったマァムは彼を殴り飛ばし、アバン先生から一体何を習ってきたのか、と悔し涙を滲ませながら一人ダイの元へとかけていった。ポップはただただ、その背中を見送ることしかできなかった。
　
　城にダイがたどり着いた時、クロコダインは王様を締め上げていた。間一髪、ダイがメラを当てたことで王様は無事助け出すことができた。前回対峙した時はメラなど使えなかったダイが魔法を使ってきたことにクロコダインはかなり驚き、その成長スピードを脅威に感じ改めてダイを今すぐ排除しなければと決意する。

　マァムも合流し、ますますダイたちを一刻も早くどうにかせねばと考えたクロコダインはさっそくザボエラから渡された切り札を使うことに。

　切り札の正体は魔法の筒の中に入っていた、ダイの育ての親であるブラス。島の中にいる間は自我を保つことが出来ていたが、島の外に出てしまった今、魔王の魔力に当てられてダイのことなどすっかり忘れて狂暴なモンスターになってしまった。

　ダイに向かって魔法を唱え攻撃してくるが、ダイは大好きなブラスじいちゃんを攻撃することが出来ない。手助けしようとマァムが魔弾銃を使おうとするが、ダイはそれも止めてしまう。一見ただのモンスターに見えても、彼にとってはたった一人の家族なのだ。

　どうにかしてこの窮地を脱せねば、と考えたダイはマァムにブラスじいちゃんを押さえておいてもらっている間に自分がクロコダインの魔法の筒を奪い再度ブラスじいちゃんを封印して戦うという作戦を立てた。

　だが、ブラスから魔法で攻撃を受けていたダイはダメージが積み重なりいつものスピードが出ず、クロコダインから魔法の筒を奪うことは出来ず蹴り飛ばされてしまう。

　ダイが転がった隙に、クロコダインは右腕にエネルギーを集中させ獣王痛恨撃というとてつもないパワーの一撃を打ちだした。その攻撃はかなりの威力でダイもマァムも吹っ飛んでしまう。この威力にクロコダインも「勝った！」と叫んでしまうが……。

　次回はヘタレポップが大活躍する回のようだが、ここまで株を下げすぎた男がどう活躍するのか気になるところ。まだまだ序盤だからダイが負けるはずないとは思いつつも、やはりハラハラする展開だ。次回を楽しみに待ちたい。