TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』G-Boysとは一体何?第6話

TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』公式サイトより

 まもなく折り返しというところで、G-Boysの内部抗争で前後編のエピソードだ。ここまでの中で、タカシやG-Boysの面々は出ていたが、その内部事情などはそこまで触れられていなかったように思う。だからこそ、今回の話の中でそれぞれの立場や関係性がいまいちしっかりと提示されておらずどこか、何故そうなったのだろう? という違和感が付きまとう感じになってしまったように感じた。G-Boysとは、一体何なのだろうか?

 冒頭から突然車の前に立ちはだかる動物の面をかぶった男たち。車から降りた人物を即座に囲んで持っていた鉄パイプなどを用いて躊躇いもなくボコボコにしていく。池袋の治安が恐ろしく不安である。

 一方、マコトはトシアキという男に誘われて、自主制作映画の製作に関わっていた。500万を借りて、人生に一度は自分の好きな映画撮りたいという彼の熱意に押された形で出演することになったようだが、演技をしたことがないマコトには難しい現場のようだ。

 その自主制作映画のメンバーの中には映画好きのG-Boysのメンバーもおり、そいつから昨晩ヒロトのグループのメンバーが襲撃された事件について聞かされた。 覆面をしたメンバーの一人が「シャドウ」と名乗っていたと聞き、心当たりを聞かれるがそんなものはないマコト。

 ヒロト側は襲撃がリーダーであるキングのタカシが仕向けたものではないかと疑う声が上がっているらしいが、タカシをよく知るマコトは彼がそんなことをするはずがないときっぱり断言する。元々ヒロトはタカシに対して腹に一物持っているようで、それが今回のことで更に膨れ上がりもしかしたら戦争になるのではないかという噂も広まっている。

 マコトは自分がタカシに連絡してみるから心配するなと励ますが、タカシは全くマコトからの電話に出てくれない。 撮影を続け、どんどん上手になっていっているが、それでもタカシは電話に出ない。そうこうしている間にまたしてもヒロトのチームメンバーが被害にあってしまう。

 戦争の心配をする後輩が、ヒロトがマコトと会って話がしたいと言っていることを告げる。マコトはヒロトに会う前に、同級生で現在はヤクザの下っ端にいるサルという友達と会い話を聞くことに。

 サル曰く、現在彼の組長も神経質になっているのだという。池袋は日高組という組織が仕切っており、この日高組とG-Boysが池袋を握っておりそれで均衡が保たれているのだという。

 その中で最近はレッドエンジェルスが出てきたり、G-Boysが内輪もめしたりとバランスが崩れることを気にしているのだそうだ。

 シャドウというのはフリーの人間だそうでその名前が個人なのかグループなのか誰も正体を知らないらしい。彼が誰かに雇われたのか何なのかわからないが、現在池袋にいることは確か。こいつの正体を掴むことが、池袋の均衡を保つのに必要な鍵なのかもしれない。

 サルとの面会を終え、ヒロトの元へと向かうマコト。ヒロトは「ナイト」と部下に自分を呼ばせてマコトと対面した。確実にキングに対抗する名前のように思える。

 ヒロトは自分のチームだけが狙われ襲われているのは確実にタカシのせいだと考えているようだが、それを歓迎しているようにも見えた。

 彼はずっと誰かが引き金を引いてくれるのを待っていたと語る。それを誰かがひいてくれたらそれをきっかけにして彼はタカシへと戦いを申し込む気でいるのだ。

 一触即発の空気を感じたマコトは、自分がこの件の黒幕であろうシャドウを見つけてくるからそれまでヒロトにタカシに手を出さないようにと伝える。彼は次にまた自分のチームがやられたら確実に戦争が起こると宣言した。

 タカシのやり方が気に入らず、G-Boysはもっともっと大きくなれるしそれをするのは自分だと息巻いた。

 ヒロトの話を聞き、さらに危機感を高めたマコトは何度もタカシに電話をかけるが全く出てくれない。相談もできない中、どうにかシャドウ探しを進めようと、レッドエンジェルスの方で何か知らないかと聞き込みをしてみることに。

 彼らが何らかの理由で、G-Boysに戦争を起こさせようとしているのではないか、という疑惑もあったが、きっぱりと彼らはそれを否定。 だが、もし火の粉がレッドエンジェルスにもかかるようだったら、彼らはそれを払うための行動をとると警告を出されてしまった。

 段々自分の周りに不穏な空気が流れ始めたことを実感しながら帰宅しようとするマコト。すると彼のあとを誰かがつけてきているような気がしてくる。足音を確かめ歩くがやはり誰かがついてきている。その足元を確認したのだが、その不気味な足音は突然姿を消してしまう。不気味な気持ちになった瞬間、突如タカシから電話がかかってくる。

 今まで何度も連絡しても電話を撮らなかったタカシ。彼は、G-Boysではないマコトを内部の戦いに巻き込みたくなかったのだという。え、今更?

 もちろんこの物言いにマコトは怒り、そんな薄っぺらい関係で友達をやっているわけじゃないだろう、と訴えタカシもマコトに改めて頼ることを決める。

 だが、そんな二人の元に同時に連絡が入る。またしてもヒロトのチームの者が襲撃されたという連絡とドンロンのチームの者が襲撃されたという連絡だ。

 二人はそれぞれの現場に共に向かうが、今までG-Boysの面々だけを襲っていた者たちがドンロンをも巻き込んだことで本格的に危険な香りがしてきてしまった。
 
 そして、二人の元にヒロトが現れる。ヒロトはもうタカシを「キング」とは呼ばず自分のチームを襲撃させた犯人だと決めつけ話す。タカシは慌てず騒がず、現在この池袋で起こっていることを理路整然と話そうとした。G-Boysに戦争をさせたい誰かが仕組んでいるのだというが、全く聞く耳を持たないヒロト。彼はタカシに今日をもってG-Boysを抜けると宣言し、もうタカシの言う事は聞かずもう戦争は始まっている、と吐き捨て去ってしまう。

 果たして、この内紛を巻き起こしたきっかけは誰なのか? 池袋の悪すぎる治安は一体どうなるのか? 次回後半に続く。

TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』G-Boysとは一体何?第6話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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