TVアニメ『くまクマ熊ベアー』もはやただのチートアニメ?第5話

TVアニメ「くまクマ熊ベアー」公式サイトより

 もはやただのチートアニメである。チートしていく姿をぽかんと見ていると可愛い女の子たちのキャッキャが見れるのだ。今回もまた都合のよいチート技を手に入れていた。

 フィナの母親もすっかり体調がよくなったが、やはり栄養は取った方がいい。栄養といって思い浮かぶ食材といえば卵だが、このクリモニアではほとんど手に入らない希少な食材らしい。それを聞いたユナは、以前卵料理でもてなしてくれた遠い街を思い出す。いけないことはないが、通うとなるとちょっと遠い。ユナは自分のスキルの中にいいスキルが増えていないだろうか、と確認してみると「転移門」というその名の通りなスキルが増えていた。

 早速このスキルを使って仲良くなったカイのいる街へと出向く。村を助けた恩人となったユナからは金はとれない、というがユナは金銭のやりとりにはきっちりしているらしく、そこはしっかりとお金を払って譲り受けたようだ。

 さっそくフィナの元に戻り、買ってきた卵を差し出すが、高価なものという認識のせいか中々受け取ってもらえない。

 このクリモニアの街で卵が高価なのは輸送費がかかるせいであり、卵自体の値段は別段高価ではないとしっかりと伝えて卵を受け取ってもらった。

 卵がいつでも買えるようにはなったが、まだまだこの世界と元の世界の食材の違いには悩むところもあるようだ。お米とお醤油がほしくても未だ見つけられていない様子。市場を回っていつも立ち寄る場所でこ小腹を満たそうとすると、そんな屋台の様子をうかがっている存在が目に入った。

 それは、孤児院の子供たち。彼らは食べ残しを狙っているようだ。孤児院というのは国から補助金などがでて生活しているのかと思ったが、彼らはかなり厳しい境遇におかれているように見受けられる。

 ユナはその子たちに自分が買おうとしていた串焼きを差し入れしてやり、孤児院に連れていってもらう事に。孤児院の先生に話を聞いてみると、どうにも領主から寄付を打ち切られたことで生活がひっ迫してしまっているという。生産性のない無駄な金はないと言われ、街の人たちから食材のあまりなどをもらって食いつないでいるが、それも十分な量ではないため。子供たちが物乞いのような行為をしてしまった、と申し訳なさそうにしてしまう。

 そこでユナは自分のできることで、応急処置的な対応だができることをやってあげることに。ベッドを治し、倒した狼の肉を大量に譲るなどをしてあげた。

 初対面なのになぜここまでしてくれるのかと恐縮しきりの先生に対し、子供は幸せだるべきだという思いから行動をしたまでにすぎないと答えるユナ。さらに領主も知り合いだから何か言いたいことがあれば伝えてあげるというが、この孤児院がある場所は領主から無料で借り受けているもの。さらに不興をかったらここまで追い出されかねないと断られてしまう。

 話を聞けば聞くほど、領主のことが憎くなってきてしまうユナ。自分があった時にはこんなことをする人だとは思っていなかったからこそ余計に怒りが収まらない。

 そんな時にシュナが日々ユナが持ってきてくれる卵のおかげで、母が普通に動けるようになり仕事を探し始めたこと、さらに街でも卵が買えればいいのになぁとつぶやいたことで、ユナの頭に計画がひらめいた。

 思い立ったら即行動。カイの元にいき鶏を何十羽か購入し、土地も購入。そして魔法で次々と小屋を建設していく。そう、ユナは鶏小屋を作ったのだ。それを孤児院の子供たちとフィナの母ティルミナに見せ、仕事をしようと語りかける。

 外で遊ばせたり、快適な環境を維持させたり、エサをやったり、と基本的に飼育に必要な環境を子供たちに与え自活できるだけの土壌を作ってやったのだ。

 ここで生まれた卵を街で売り、そこで儲けたお金を孤児院の運営資金にすればいいと考えたようだ。ティルミナも寝耳に水だったようだが、責任者は大人の方がいい、という理由で採用されたようだ。
 
 この計画が功を奏し、鶏も増え収入にもなっているようだ。 だがそんな順風満帆の中領主であるクリフがユナの元に訪ねてきた。彼はユナに聞きたいことがあるという。それは、卵をなぜフォシュローゼ家には売らないのか? ということ。

 もちろん彼がこれを訪ねにくることは織り込み済みだったユナ。商業ギルド直売でうっているこの卵は全て領主の家への販売をNGにしていたのだ。その設定をしたのは他でもないユナ。だから彼はここまで理由をといにきたのだ。
 
 ユナは孤児院への補助金を身勝手な理由で打ち切った彼に怒り浸透しており、その孤児院の子たちが頑張って作っている卵を食べてもらいたくなかったのだ。

 かなりの剣幕でまくしたてるユナに、寝耳に水の様子のクリフ。だがユナは彼が何か言おうとしてもまくしたてるだけで聞く耳を持たない。クリフはいったん諦め、家に戻ってしまう。

 家に戻ると、クリフは執事に孤児院の保護金の件を調べるように命じ、その結果から本当に孤児院の補助金が打ち切られていたことを知る。他にもいくつか似たような事例が起こっており、それらは全て一人の男がかかわっておりそいつが横領をおこなっていたことが発覚した。

 さっそくその男、ローランドを呼び出し事実確認を行うものらりくらりと誤魔化し、さらに予算をむしり取ろうとする。こちらが全てしっていることを伝えると激昂するが、彼は不正を行ったとして捕らえられることに。

 一件落着したことで、クリフはすぐさま孤児院に訪れ、自分のミスで部下の不正がおこりそのせいで孤児院に多大なる迷惑をかけたことを深々と頭を下げ謝罪した。今まで支払われていなかった分も払うと伝えたが、孤児院側でこれを拒否。もう自分たちで生きていくための手段を得たからだというが、ここはもらっておいてもいいと思うのだが……。クリフはそれならば、改装費だけでも出させてほしい、と何かしら形で返したいようだ。

 このクリフの真摯な鼓動を見て自分が調べもせずに一方的に怒り嫌がらせのようなことをしたと激しく後悔をした様子。自分のことを頭がよくチートだから何でもできると驕りたかぶったツケが回ってきたようだ。

 嫌なやつという領主のイメージが根強かったからなのかもしれないが、一度会って話しているのに全く信用せずに固定イメージだけで攻撃をしかけるのは確かに問題があるように感じた。今回の件で反省して、次回以降に活かせるといいのだが。

TVアニメ『くまクマ熊ベアー』もはやただのチートアニメ?第5話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!