TVアニメ『神様になった日』花江夏樹の無駄遣いな第4話

TVアニメ「神様になった日」公式サイトより

 毎回、「後半面白くなるって聞いてるから‥‥…」 と言い聞かせてみていたが、今回はそれにしたってひどいだろうと言いたくなるくらいにひどかった。いくら後半で巻き返せるにしても、それにしたってこんな捨て回ってあってもいいの? というくらいに、花江夏樹の無駄遣いを堪能するだけの回。

 陽太がファンである美人弁護士・天願賀子。この存在をしったひなが、麻雀ゲームに熱中していると思ったら、それはこの天願の主催する麻雀大会のネット予選だったという。しかもその予選大会を陽太の名前で勝ち抜き、その名をネット界隈でバズらせてしまっていた。
 決勝には天願もやってくるので、ぜひ参加しろと無茶ぶりをされた陽太は全く麻雀のルールを知らなかったのだ。
 ひなは陽太に麻雀のルールを教えるがそれはだいぶふんわりとしたものだったらしい。だが、ひなは自信満々で運があればなんとかなる! と陽太を送り出してしまった。

 ネットでバズったこともあってか試合当日親友の阿修羅と伊座並さんもこの試合に注目してるらしく会場についていくと言い出す。彼らは受験生だという設定があったが、それはもういいのだろうか?

 知識もないのにはじまってしまった麻雀大会リベルタス杯。天願は、この試合には既存のルールを求めておらず自由な打ちまわしを楽しんでもらいたいと開会式で宣言している。その言葉が今回のエピソードをぶち壊すことになろうとは……。

 試合がスタートするが、ほぼルールを知らない陽太はしょっぱなからチョンボをやらかしあっという間に点数はマイナスになってしまう。だが、ひなの大雑把なアドバイスを思い返し初心者ゆえのマイルールで突然プレイし始めてしまう。
 対戦相手にはプロもいるが、なぜか自信満々にルール違反を犯す陽太。だが、天願はこのルール違反を自由な打ちまわしととらえて陽太が作り上げたその場限りの打ちまわしを全てOK と見なして点数を与えてしまう。
 それゆえに陽太の加速は止まらず、次々とマイルールで勝ち上がってしまう。麻雀のルールを詳しく知っているわけではないが、基本のルールを全て無視した手を使いまくる陽太とそれを許す主催者。これは、本人たちは楽しいかもしれないが、一緒に卓を囲む面子と、試合を楽しみにしていた観客の気持ちを踏みにじるものだという感想しか浮かばず、見ていてイライラが止まらなかった。
 
 アニメ全体のテンポの良さと役者の演技は素晴らしいが、これを面白いと思って脚本を書いているのはどういう気持ちなのだろうか。
 結局陽太は優勝し、陽太の破天荒な打ち方を気に入った天願は彼に色仕掛けで迫るが、伊座並さんに恋してる陽太はそれを回避。結果怒らせてしまう。 というオチだ。

 アバン部分に前回出てきた鈴木央人も出ていたが、そのパートと陽太たちとの繋がりもまだ見えずわけがわからないままだ。とにかく前回のラーメンに続きこの麻雀は本当につまらなかった。後半面白くなる、といわれていてもその前に視聴者が離れない要素は必要なのではないだろうか?

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