TVアニメ『ミュークルドリーミー』杉山先輩が醸し出す深い闇とは？第26話

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　素晴らしいパートナー様ができて浮かれまくりのゆに様。だけど当のパートナー様である杉山先輩は、どこかゆに様に対して冷たいような気もする。女王様に頂いたゆに様の取り扱い説明書も一瞥するが、中に何も書かれていないと返されてしまう。ゆに様はパートナー様こと、おやびんである杉山先輩に大好きになってもらいたいが、それは果たしてうまくいくのだろうか？　とにかく、「何もするな」と釘をさされてしまったのだが……。

　杉山先輩が塾にいくというので、それを見送りつつ家族にもみつからないように行動しているうちに、先輩の部屋と隣の部屋を間違えて入ろうとしてしまった。だが、隣の部屋はカギがかかって入れない。間違いに気付いて部屋には戻れたが、何故隣の部屋は鍵がかかっていたのだろうか。

　アニメ開始時にはいつでも爽やかな笑顔で人当たりもよかった先輩だが、ここ最近は寡黙な様子になったように感じる。この変化に気付いたのは幼馴染の百合さんも。杉山先輩と同じ塾に通う彼女は、塾の順位表の張り出しを見て、また先輩に負けちゃった、と声を賭ける。先輩は「順位なんてたいしたことないよ」と百合さんには言うものの、自分の順位が2位だったことを気にしている様子。さらに、いつもなら百合さんの隣に座っていたはずなのに、わざわざ遠い席に座ってしまう。

　一方、ゆめちゃんたちはまいらちゃんの撮影の見学に来ていた。朝陽も強制的に連れてこられているようで、ぬいぐるみたちも全員集合だ。今回全員そろっているのも、ことこ先輩が皆の中間テスト対策の為らしい。社会が苦手だというときわちゃんの為に問題を出してくれるが、全員ちんぷんかんぷん。朝陽だけが応えられるという体たらくだ。

　朝陽はテスト前最後の練習がある、ということで先に帰宅。みんなとも別れ家路に向かうゆめちゃんは、ばったりと百合さんに遭遇した。どこか浮かない顔をしている彼女に話を聞いてみると、どうやらお父さんの仕事の都合で海外に行かなくてはならなくなり、彼女もそれについていくことになり、高校も杉山先輩とは別の海外の学校にいくことになるかもしれないという。そのことを杉山先輩に話そうとしても、タイミングが合わず話すことができないのだという。

　幼馴染だからか、彼が最近どこかおかしいと感じているが確信を持てない様子の百合さん。自分にも幼馴染がいるにはいるが、それがどういうことなのか、ゆめちゃんは気になってきてしまう。

　最後の練習を終えた朝陽の元に、件の杉山先輩が現れる。後輩たちのことを変わらず気にかけてくれる優しい先輩だと思って朝陽も喜んで一緒に帰宅することになったのだが、先輩はなぜか朝陽にゆめちゃんのことを質問してくる。「最近彼女はどう？」　という質問をされた意味が解らず困惑する朝陽だったが、れいくんは杉山先輩がゆめちゃんのことを好きなのでは？と言い出したことで、朝陽ももやもやとした気持ちになってしまう。

　夜になってもモヤモヤが晴れない朝陽を見て、れいくんはゆめちゃんと話してみたら？　と提案する。すると、同じようにもやもやを抱いていたゆめちゃんの方から、朝陽に矢が飛んでくる。ゆめちゃんは朝陽に、「幼馴染だからわかる何かってある？」と質問する。朝陽はそれを聞いて、自分がれいくんのドリームパートナーになった時、ゆめちゃんにもそれを知られてはいけない、と気を張っていた時期ゆめちゃんが朝陽の様子がおかしい、と感じたことを思い出した。それをきいたゆめちゃんも納得がいった様子。確かに、何かあったら幼馴染は何が原因かまではわからなくとも察することはできるのだ。

　そんなこんなをしているうちに、あっという間にテストがスタートし、終わっていった。みんなの結果は様々だが、無事に終わったテストに胸をなでおろしていると、何やらテニスコートが騒がしい。なんと、杉山先輩と朝陽がテニスの試合をしていたのだ。杉山ファンが大挙しておしかけ騒ぎになっていた様子。結果杉山先輩の勝利に終わったのだが、片づけを行おうとしたところに、ブラックアビスを入れられてしまった、新生徒会副会長が現れる。

　どうやらテストの点数が芳しくなく落ち込んでいるところをゆに様たちに見つかったようだ。

　この騒ぎに気付いたゆめちゃんたちは、さっそくミュークルステッキで浄化することに。前回からドリーミーストーンを選ぶ役割を与えられたみゅーちゃん達だったが、毎回選ぶのに時間がかかるので、女王様が選んでくれることに。サクサクと浄化して一件落着。

　一件落着するということは、ゆに様のやった行動が失敗に終わったということ。

　またしても失敗しておやびんに怒られる、と土下座して先輩の帰宅を待つゆに様。不憫すぎる。どこかゆに様に冷たいような杉山先輩は、ゆにたちの失敗を大きく責めたりはしない。ただ、「時が来たら僕も必ず動く」とゆに様たちにとってはかなり心強い言葉をかけてくれた。

　かなり悪そうな顔をしていた杉山先輩。どんどん闇を感じるようになってきた杉山先輩。果たして彼は何を考えているのか‥‥