TVアニメ『神様になった日』テンポ良いギャグ展開多めだが…?第2話

TVアニメ「神様になった日」公式サイトより

 突然神様だといって現れた少女を家に連れ帰ることになった陽太。さすがに泊めたりまではしないだろう、と思っていたのになぜか父も母もすんなりと彼女を受け入れてしまう。さらに母に誘導されるままに自分の名前が「佐藤ひな」だと白状してしまう。

 遠い親戚の子だということだが、それならなぜ名前を聞かないといけなかったのか?  そのあたりには誰も突っ込まなかったがひなを暫くの間家に居候させることが確定してしまった。

 陽太の妹、空も突然知らない女の子が家にいることに驚いていたが、それよりもひなが家族の名前が全て神っぽい名前なことに衝撃を受けていた。父は大地、母は時子とかなりものを司る名前ばかりである。

 どこまでも人間臭い、自称神様。だがゲームをやったことはないらしく、陽太の持っているテレビゲームに興味を示すなど普通の子供のような部分も垣間見える。果たして、彼女は本当に神なのか、ただの遠い親戚なのか? 両親の「こんな日が来るなんて」「できる限りのことをしてあげよう」という会話の真意は一体なんなのだろうか?

 ひなが居候生活をすることになった夏休み。夏休み入ってすぐに伊座並さんに振られてしまった陽太はどんよりと落ち込んでしまっていた。小さなころから一緒で家族ぐるみの付き合いをしてきていたが、彼女が母親を亡くしたことで内向的な性格になってしまい他人と関わらなくなってしまっていた。中学に入るとその美貌と肉体で彼女に憧れるものが増えいつからか学園のマドンナになっていた。周りの友人が皆彼女を好きになり、陽太を通じて告白などをするようになっていったことで、陽太も彼女を見る目が変わっていき異性としてみるようになっていった。

 部活三昧の生活も引退したことで自分の気持ちに向き合おうと、夏休みの間一緒に勉強しよう、と勇気を出して誘ってみた。そこからの告白→ごめんなさいの流れはさすがにショックだろう。

 だがひなはそんな陽太の落ち込みを笑いとばし、次の秘策は練ってあるとやたらと自信満々だ。妹の空が夏の間に自主映画を撮ろうとしているというのを利用して、伊座並さんと距離を近づける、という作戦を提案してきたのだ。

 陽太は実はかなりのシスコンらしく、妹から「お兄ちゃんお願い」と頼まれるとメロメロになって断れないらしい。

 脚本はひなが描いたというこの自主映画、陽太はオレンジ色の宇宙服を身にまとい、伊座並さんに「もうすぐ小惑星が地球に衝突する」とシリアスな顔で説明をする。さらに陽太の父が「出発だ」と二人に別れを促してくる。伊座並さんは台本を渡されていないようで、今一つこの状況が呑み込めていないらしく、視聴者と同じように戸惑い、台詞に細かいツッコミを入れてくれる。最終的に、陽太が出発して角を曲がり、しばらくしたらまた角から戻ってくるというアルマゲドンもびっくりな短時間帰宅で幕を閉じるが、全く伊座並さんには響かず失敗に終わってしまう。

 空は満足したようだが、さすがに劣化すぎるアルマゲドンで成功するはずもなかったと、ひなは新しい脚本を書くことに。そうして完成したのは、ロッキーの劣化版だ。これにもお父さんや友人の阿修羅が付き合ってくれたが、失敗に終わり頭を抱える展開に。最後のダメ押しをしようともう一本描くが、もうこれは衣装を着た時点で失敗が見えている。シザーハンズの劣化版だ。

 空は兄が幼馴染をあらゆる手でくどいてみた、という動画ができると喜んでいたが、ただの黒歴史でしかないと陽太に全力で止められる。かなり無駄な時間をつかってしまった感が半端なく、全く伊座並さんに響いている手ごたえはない。

 ひなの作戦は失敗でしかない、と陽太は思ったが次にひなが出してきた作戦は思ったよりも功を奏したようだ。ひなが新にもちだした作戦。それは彼女の好みをピンポイントで刺すこと。ひなは彼女が勉強のさいに音の心理学の本を読んでいたことを指摘し、映画の音響監督を密に目指しているのだと指摘。だからこそ、いい音楽を彼女に演奏して聞かせたらかなり好感度が上がるのでは!? という作戦だ。

 だが、陽太は今まで音楽の経験は皆無。曲を新しく作って演奏など無理である。だがさすが神。陽太を楽器店につれていくと、試し弾きのできるピアノの前で自ら曲を弾いて見せ、その曲を陽太に譜面におこさせ、練習させることにしたのだ。

 楽器店に対してかなり迷惑だと思ったが、日々楽器店で練習しているうちに店員さんもその進捗を一緒に見てくれるようになっていた。そして、どうにか演奏が形になってきたところで、伊座並さん宅にお邪魔し、彼女の家のピアノを借りて演奏することに。グランドピアノで弾いてみると、練習していたようには全く弾けずかなりいびつな演奏になったが、途中から伊座並さんがその譜面を見て完璧に弾き切ってくれる。

 今までの映画撮影では見られなかった伊座並さんの姿。さらに曲をかなり気に入ってくれた様子に、陽太も少しテンションが上がってしまう。だが、ヘタレなのは変わらず改めての告白はできなかったものの、一緒に勉強を頑張ろう、という約束を交わすだけで精一杯だった。

 帰宅後、自分のヘタレ具合にげんなりしていると、母がお皿を落として割ってしまう。なんだか嫌な予感のする出来事だな、とつぶやいているとひなからその予感は当たっているかもしれない、と言い出す。何事かと思ったら、先輩に脚本の書き方を教わりにいく、と出かけていた宙が、怪我をして帰ってきたのだ。
 
 一体、空はどうしたのか!? 2話続けてテンポよいギャグパートが多かったが、まだ話の展開が読めない部分がある。最終的に泣ける展開に持っていくのだろうが、少しずつ物語が動いていってほしい。次回に期待したい。

TVアニメ『神様になった日』テンポ良いギャグ展開多めだが…?第2話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!