TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』今回も爆発はあるのか！？第2話

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　今回はイケブクロディビジョンメイン回。今期、ドラマも含めると池袋をフューチャーした作品が多い。画面に出てくる背景にも既視感がある。今回も誰かが爆発する演出はあるのだろうか。

　しょっぱなから見たことがないキャラクター達がタコ焼きを食べるシーンが描かれる。誰なんだお前たち。話の内容からするとメンバーのセンターにいる男がストリートプログラファーをやっているらしいが……？　誰なんだお前たち。

　さてイケブクロということで、メンバーの三兄弟は？　と思ったら長男はカフェで作詞作業。弟たちは西口の公園で兄のことを待っていた。だが、待てども待てども兄は来ず。ちゃんと待ち合わせのこと連絡をしたかどうか、二郎と三郎で喧嘩が勃発する。

　どうやら三男はかなりこまかい性格らしく、ちょっと多いくらいに一郎に今日の待ち合わせについて連絡していたようだが、二郎は口頭で一回だけびしっと伝えた！　と高らかに宣言するも、その場所が伝え間違っていたようだ。

　イケブクロを根城にしている割に西口と東口を間違えるようではかなりのモグリなのではないだろうか。

　二郎の失態をののしり二人の喧嘩が再勃発しているところに、前回この三兄弟に退治されたグループがやってくる。なんでも、一郎がいなければ勝てるという姑息な魂胆で二人でいるところに喧嘩を仕掛けに来たらしい。

　この姑息なグループのリーダーは運命塚転石。彼はマイクを握り、いざ二郎三郎に殴り込みをかけようとする。

　だが、そんな緊迫感のなかに力の抜ける着メロが響き渡る。最初は運命塚のチームの誰かのスマホかと思われたが、着メロを鳴らしていたのは二郎だった。抗争直前の雰囲気を台無しにしながらも電話に出ると、相手は一郎。

　二郎は運命塚を無視して、兄に待ち合わせ場所を間違えたことを詫びると、一郎は二郎たちの周りが騒がしいことに気付く。
　
　簡単に今の状況を説明すると、一郎は「挨拶をしないとな」とやる気に。そして三郎の謎の配線スキルで後ろにあった液晶とスマホが繋がり大画面に一郎が登場。そこから東口から北口を通って西口公園に行くまでの間、まるでミュージカルのように街頭の人々に見送られながら1曲一郎のラップがスタートする。

　これは攻撃の為のラップではなく移動中のパフォーマンスなのだろうが、町中の人たちが誰もが一郎を知っているという認知度っぷりに驚いてしまう。

　一郎が来る前に何とかしてやろうとしていた運命塚は慌てて急いで二郎と三郎をやっつけようとするが、まるで画面から飛び出すように一郎が現れ兄弟ラップがスタート。3人のラップに圧倒される形で運命塚たちはクモの子を散らすように逃げていってしまった。今日はみんなで練習しようと思っていたのが実践することになったようだが、無事イケブクロの平和を守れたようだ。

　さて、ここまでがアバンである。まだオープニングすら終わってなかったのである。むしろＡパートが終わったのではないかと思うくらいの分量だ。後半もまだまだ山田さん兄弟のターンである。

　またしても、一郎が一人で外にでて弟たち二人おうち（？）でお留守番という状態の様子。弟たちは兄・一郎のことを敬愛しているようだが、二郎・三郎は犬猿の仲といった感じ。どちらが兄の大事なマイクをメンテナンスするかでまた喧嘩をするなどこれはこれで仲がいいようにも見える。
　
　一郎が外出先のカフェで人と会い、その人と別れた後突如店に強盗が押し込んでくる。さらには客と店員を人質にとって立てこもりが始まってしまう。このニュースをテレビの速報でしる二郎と三郎は中継の中に兄がいることを知り、急ぎ救出に出向く。

　警察に包囲されるも、犯人は違法マイクを多数所持し、下手に挑発するとこの場にいる人質たちの身も危ないと判断され迂闊に手出しができそうにない。

　二郎・三郎たちは店にやってくるも警察の包囲で全く近づけず中の様子を知ることができない。すると三郎はハッキング能力を使って（？）店の監視カメラに入り込み店内の様子が探れるように。

　そこで兄が店員さんを助けようと犯人につっかかり犯人によるラップバトルをモロに受けて倒れる姿を見てしまう。どうにか兄に、マイクを届けて助けたいがどうすることもできず歯がゆい気持ちになる。

　すると、二郎は野次馬の中にサッカーボールを持った少年がいることに気付く。彼はそのボールを使って一郎が三郎を信じて自分の意図を汲んでくれると思って視線を送り続けていた窓に向かてサッカーボールをけり、窓を破りマイクを兄に渡すことに成功した。

　マイクさえあればこっちのもの。二郎と三郎も参戦してラップバトルがスタートする。メインキャラクターだけでなくモブもラップを強いられるというかなり難しい作品……。　違法マイクと一郎たちが仕様している正規のマイクは違うらしく、兄弟たちのバイブスの力の前に敗れた強盗犯は見事に爆発して散っていった（店内である）。

　今回、二郎と三郎の間接的な協力のおかげで問題解決に至ったようだが、それぞれ兄によりほめてほしくて仕方がない様子。どんだけお兄ちゃん大好きなんだよ。一体なんでそんなに兄ラブになったのか理由が教えてほしいくらいに兄に盲目な兄弟たち。

　仲良し兄弟グループの濃すぎる活躍をこれでもかと見せつけられたエピソードだった。ちょびっとだけシンジュクメンバーも出ていたが、次回は彼らがメイン回になるのだろうか？　どのディビジョンもキャラが濃いことは間違いないので、どんなエピソードが待っているのか、今から楽しみだ。