TVアニメ『戦翼のシグルドリーヴァ』神作画が今後も続くのか?第1話

TVアニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」公式サイトより

 これは好きな人にはたまらない作品だろう。美少女×戦闘機。いったいどんな物語が展開していくのか。

 人類の前に突然あらわれた敵・ピラー。ナウシカなどで出てきそうな不思議な生物が人間の乗った機体を打ち落としていく様はまさに地獄絵図。この突然現れた敵に対して人類がどう立ち向かうかの会議を各国首脳人が集まって行っていた。

 すでに欧州は壊滅的な状態らしく、人類の生き残りすら絶望的と悲観する向きだったところに突如子供が現れる。その子供は自分を神・オーディンだと名乗り、人間を助けるための手立てを授けようと言い出した。その手立てというのが、ワルキューレと呼ばれる彼の娘という存在だ。

 そこから5年後。人類は未だにピラーとの戦いを繰り広げていた。だが、その戦いに神から与えられたワルキューレが参加していることで各段に勝率が上がったようだ。アルプス山脈モンブラン上空で始まった戦いにワルキューレ・クラウディアも参加していた。

 ピラーもこの5年でかなりレベルが高くなっているようだが、人類の反撃も止まらない。多くの犠牲を払いつつも、最終的にはクラウディアの攻撃により、そこに現れたピラーを撃退することには成功した。

 最後に戦場に残され、生き残った者からの応答を待つクラウディアの声だけがむなしく響く。

 そんなクラウディアは、欧州での活躍を見込まれて日本に派遣されることが決まった。異国の地に突如送られることへの不安。そして自分が戦いに参加すると損耗率99.9%で多くの仲間が死んでしまうことに責任を感じており、新天地でも同じような事態になってしまうのではと不安に思いながら日本行きの飛行機に乗っていた。

 無事にたどりつくのかと思いきや、日本到着付近になってピラーが出現。クラウディアは自身の機体を載せていたのでそのまま単独討伐に出発する。

 そこに現れた謎の3機の機体。どうやら日本のどこかの部隊に所属するワルキューレのようだ。3名はどうやら知った仲らしく、そこにクラウディアが入る形になるが、戦歴などからみてもクラウディアが指揮を執った方がいいとその三人に指示をあたえ初めての邂逅だったのにもかかわらず、無事ピラーを撃退することに成功。

 またいつか会ったら……という口約束をして別れるのだが、この後にすぐにでてくることになろうとは、クラウディアだけはわかっていなかっただろう。視聴者はみんなメインキャラだってわかっている。

 戦闘を終え、クラウディアがたどり着いたのは館山基地。到着した早々、さっき別れた3名と顔をあわせてどこか気まずい気持ちになってしまうクラウディア。

 当日はそのまま休み、翌日になって本部庁舎にて諸々の説明を受けることに。厳しく戒律を遵守するような部隊をイメージしていたクラウディアは長官からしてかなりのゆるさであることに面食らってしまう。とりあえず今日は基地の案内をしてもらってくれ、といわれてやってきたのが、昨日一緒に戦ったメンバーの一人、六車宮古・通称ミコだ。かなりのハイテンション系で、クラウディアにガンガン話しかけ、ガンガン進んでいく。 クラウディアのことも勝手に「クラウ」という愛称をつけて呼んでくるなど人見知りなどしないタイプのようだ。

 ミコに案内されて基地内を歩き回るが、軍人も職員も一般人も様々な人たちがのびのびと生活をしているおおらかな基地という印象を受ける。整備士長は頑固一徹な感じだが、クラウディアがこの基地に来てくれたのを喜んでいるようだ。

 ミコおすすめの食堂に来てみたが、現在厳戒態勢中のために食堂はしまっていた。すっかり忘れていたミコをいさめたのが、ミコと同じく昨日の戦いを共にした渡来園香・通称ソノだ。

 彼女はのんびりした雰囲気とは裏腹にかなり激しい戦い方をするらしい。彼女に誘われて臨時で食堂のメンバーが開いている広場の炊き出し会場へと向かう。炊き出し会場ではカレーがふるまわれており、クラウディア・ミコ・ソノは並んでカレーを食べることに。
 
 カレーとのどかでおおらかな風景にまだ慣れないクラウディア。子供たちが遊んでいる場面などどれくらいぶりに見たのだろう。それくらい戦いの中を生きてきたのだ。

 その子供たちの中で囲まれていた少女がいる。彼女も共に戦ったメンバーでこの中のリーダー格の存在駒込アズズ、通称アズだ。彼女は口は悪いしぶっきらぼうだがちょっとドジで憎めない存在。かなり愛すべき人物のようだ。

 かくして、主要キャラも出そろった。才能はあるけれど問題児ばかりといった印象のこのメンバーが物語を進めていく。のどかな雰囲気が漂う館山基地だが、ピラーが集まればその空気もピリリとしたものになる。今までアホの子のようだったミコもきりッと出動するために機体へと向かう。

 整備士たちのおかげでやってきたばかるのクラウディアの機体も無事に調整が終わったようだ。基地のみんな、地元のみんなの機体を背負っていざ戦闘へ。海上に現れたピラーはエネルギーが切れれば消滅するようだが、今回は数も多くそう簡単に消滅は望めそうもない。そんな中、本体が水中にいることに気付いた面々は護衛3人と作戦をたて協力しあいながら敵を水中から引き出すことに成功。

 そこに少しずつみんなで攻撃を仕掛け、とどめをさすがピラーの核を壊すには至らなかった。そこに突然ミコが自身の体でその核に直接近づき、持っていた刀で切り払いピラーを撃退した。え、そんな戦い方ありなの?

 とどめを刺したことで、衝撃が彼女たちの機体を包み、それぞれの体が見えなくなってしまう。クラウディアは過去に何度もこの体験をしていた。それぞれの機体が見えない中、無線で味方たちに応答を呼びかける。だがいつもみんな死んでしまうのだ。日本にきてもやはりそれは変わらないかと絶望仕掛けたとき、クラウディアの呼びかけに3人は答えてくれた。

 3人だけではなく護衛のみんなも、そして基地に戻ると仲間たちみんながクラウディアを迎えてくれた。初めて、誰も死なない戦いを経験したクラウディアの目には涙が光っていた。

 正直バトルものに対して知識がないので戦闘シーンに関しては圧倒されてみているしかないのだが、問題児ばかりだけれども強い彼女たちの戦いや交流は見ていてとてもワクワクさせられる。

 自分を攻めがちなクラウディアが今後彼女たちに心を開いていく過程が楽しめそうだ。それにしてもピラーとは一体どんな存在なのだろうか。この生物を完全攻略することは可能なのか?

 そのあたりの結末がきちんと見れるのかどうかもきになるところ。初回は1時間スペシャルということで作画にもかなり気合が入っていたが、それが継続できるのか、今後のクオリティにも注目して見守りたい。

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