TVアニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』子種論争は未決着？第12話

• ツイート
• 

　下ネタアニメも今回が最終回！　今回はきちんと賢者タイムはあるのか？！

　持てる力の全てをつぎ込んでスパルタコス君を特訓したピーター。今の彼ならリサと互角、いやそれ以上の戦いができるという確信を持った。

　いざ勝負が始まってもその読みは当たっており見事な戦闘を繰り広げていた。だが、一つだけピーターには誤算があった。それはスパルタコス君が童貞だということ。童貞である彼は戦いの中で揺れ動くリサの豊満な胸に目が釘付けになってしまっていたのだ。

　これだから童貞は……。今までリサに貞操をささげ禁欲生活を貫いてきただけに、女体への免疫がなさすぎることが仇となってしまったのだ。

　最終的にはリサのおっぱいに殴られて気を失ってしまうという童貞にしかできない芸当で負けてしまった。ピーターの野望、ここに潰えたり。スパルタコス君が目覚めても、いくら再戦しようと彼が女体への免疫を高めない限りはリサに勝利することはできないだろう、と考えたピーターはある意味下種な考えを実行に移した。それは、やけっぱちギルドの受付嬢ミッチーがスパルタコス君の筋肉に惹かれていることを利用したのだ。

　女体に免疫がないなら女体を知ればいい。　ミッチーが彼に好意があることを伝えあとは二人っきりにしておくだけ……。

　この作品は女性がやたらと積極的なので、ミッチーも彼がリサを好きなことは承知だがそれでも好きだと強引に迫り、二人は男女の関係へ。

　脱・童貞でスパルタコス君は変わった。ピーターの思惑とは違う方向に。彼はすっかりミッチーに心変わりし、リサの事は過去の出来事と終わらせてしまい再戦の望みもないようだ。かくしてピーターの子種を狙う女性の数は減らないままとなってしまった。

　リサはスパルタコス君の真面目さを近くで見ていた分、自分に変に固執せずに素敵な伴侶と巡り会えたことを素直に祝福しているようだ。

　さらには、ピーターがリサを選べばオーガーの王になれることをさらにアピールし子種を狙ってくる。もちろんなんとかその誘惑を逃げ切るピーターだが……。
　
　許嫁であるルヴェリアと対面するともう二度と彼女を裏切る真似はしないぞ、と心に誓う彼だが豊満な肉体で迫られると結局裏切ってしまうということを繰り返す。男とは、やはりそういう生き物なのだろうか。男性にとっては願ってもないシチュエーションなのかもしれないが、女性側からみると夢も希望もない作品のようにも感じられた今作。

　最後は愛しの先輩と共にゴブリン討伐に出向いたピーターだったが、男性ばかりを獲物に狙うというそのゴブリンは明らかにピーターの子種を欲しがりそうだし、まさかのピーターの妹も参戦しそうな勢い。リサをはじめとする今までのピーターの子種をもらうぞ連盟の面々も未だ虎視眈々と彼の子種を狙っている。

　なんとなく二期もやりたいという願望が詰め込まれたまま終わったが、まだまだ子種論争に決着はついていない。いつか子種が搾り取られることになってしまうのかどうか、その結末が見られることを楽しみにしている。