TVアニメ『ド級編隊エグゼロス』最終回といっても平常運転だった第12話

TVアニメ「ド級編隊エグゼロス」公式サイトより

 とうとう最終回。とっ散らかった話を一体どうやってまとめるのか?! というかまとめる気があるのか!?

 庵野が捕まったことから休止状態に追い込まれたエグゼロスメンバー。突然変わった知事に違和感を抱いた面々はとりあえず彼女をつけてみることに。 タクシーに乗り込んで「前の車を追ってください」という誰もが一度は行ってみたい台詞を使って知事を追いかける。だが、予想よりもかなり辺鄙なところに彼女の家はあった。かなりの交通費を使ってしまったが、なぜ知事がこんなにも奥まった人気のない場所に住んでいるのか? かなり怪しさが際立ってくる。

 キセイ蟲が擬態しているかどうかというのは、烈人たちでは判断できずチャチャにしかそれができないということで、チャチャは自ら確認することを志願する。ばれてしまったらかなり危険になってしまうが、それでも皆の役に立ちたいという彼女の決意は固い。
 
 宅配業者に成りすまして屋敷に入ったチャチャだったがあっという間に中に連れ込まれてしまう。その様子がおかしかったことから、烈人たちも中に突入することに。もし誰かに見つかったら……という場合には「人探しだから多めに見てもらえるだろう!」というガバガバの言い訳で突進してしまう。

 日本の邸宅とは思えないくらいの豪邸の中を進んでいくと、知事がチャチャを「愛しの我が娘」と抱きしめている場面に遭遇する。この知事がキセイ蟲の女王であることが明らかになった。

 だが、女王は烈人たちと戦おうとせずなぜかベッドがある部屋にエグゼロスメンバーを閉じ込めてしまう。ここでちゃんと抵抗して女王のあとについてすぐ出ればいいのに、なぜかそれをせず甘んじて閉じこめられるメンバーたち。この部屋はエネルギーを溜めることができない壁で出来ているらしく、試しに烈人がエネルギーを使ってパンチを繰り出してみるが全く壁は壊れない。

 どうにかして全員の力を思いっきり貯めて出るしかないという結論にたどり着いたが、そのためにはサイタマ支部では禁忌とされていることをやらなければならない。

 サイタマ支部の禁忌、それは隊員同士のエッチな行為。それをすればお互いにエネルギーを溜めることができるが……。もちろん雲母は大反対だったが、それもこれも烈人が他の女子とあんなことやそんなことをしているのが嫌だという感情から。真っ暗にして誰が誰だかわからない状態でなら、やってみてもいいかもしれないという妥協点見つける。なんとか誰かにやられてしまう前に自分が烈人を見つけようとすることに。

 だが、部屋を暗くして一番最初に烈人にたどり着いたのは雲母ではなく桃園。あたりを引いたと早速烈人の体をまさぐり、下着を剥ぎ取ってしまうが、烈人は相手が桃園であることを感知するや否やなんとか逃げ出そうと体をくねらせる。

 なんでこれで逃げ出せるんだ、とは思うが烈人は桃園の手から逃れることに成功。桃園は烈人ではなく舞姫の体を弄んでしまう。だがそれはそれでエネルギーを溜めることにはかわりないようだ。

 桃園の手から逃れ、下着の代わりになるものを探している間に宙の体を思いがけず弄り、最終的には雲母の裸体になだれ込む烈人。これ確実に入ってるだろ、という映像が流れるがそういうわけではないらしい。とにかくお互いが興奮した状態になっていることは間違いない。

 部屋全体がエロエネルギーに満ちた時、ちょうどチャチャが母親にどちらの味方に付くのか、と迫られていた。チャチャはキセイ蟲の仲間ではあるが、短い期間とはいえエグゼロスの面々と過ごしたことで気持ち的に自分はエグゼロスの一員であるという自負が育っていた。

 チャチャがエグゼロスの仲間であると宣言したことがなぜかエグゼロスメンバーのエネルギーと通じ合い、突然メンバーはコスチュームに変身を遂げる。最終回にしてやっと全員が変身。大きな力を身にまとい、女王の前に立ち上がる。だが、もちろんラスボスはそんなことでは動じない。

 強力な生物兵器として触手モンスターを彼らにぶつけてくる。烈人と雲母以外のメンバーがこの触手に捕まってしまう。たまったエネルギーで倒そうと思うが、ゼロギアも反応しないことからエネルギーが吸い取られていることに気付く。

 だがチャチャがとらわれた舞姫たちをビーストモード化することで、吸われているよりも大きなエネルギーを放出できるように力を与え、この触手モンスターを撃退してしまう。ただ、かなり強力なエネルギーを使ったのでコスチュームも結局破れてしまった。服が破けてこそのエグゼロスなので特に問題はない。

 一方烈人と雲母は女王を追いかけていたが、雲母が噛まれてしまう。女王の能力は今まででてきたキセイ蟲の能力を何でも使えるというものらしい。噛まれた雲母は操られたような状態になり、烈人に突如迫ってくる。望まない形での雲母との接触に、烈人はなんとか正気を取り戻させようとする。とにかく、いじっぱりで恥ずかしがり屋な部分をつくことに決めた烈人は、雲母のいいところを語ることで羞恥心を引っ張り出して自我が戻ってくる作戦をとった。
まんまとその作戦通りに雲母の洗脳もとけ、二人は改めて力を合わせ女王を高めたエネルギーで撃退。

 思ったよりもかなりあっけなくラスボスが倒れてしまった。さらにチャチャの母親であるはずだが特に悲しむ様子もなかったようだ。キセイ蟲がいなくなったら、自分の告白に返事をしてほしいという約束も、まだ残党がいるから、という理由で断られてしまった烈人。この二人は両片思いなので特に心配しなくともそのうちくっつくだろう。

 同じ理由でエグゼロスも解散にはならなそうだ。警察に逮捕されていた庵野も、知事が擬態してことが理由だったお陰で無事釈放され、これからもエグゼロスの面々は今まで通り活動を続けるようだ。

 あまり最終感もなく、いつも通りなエピソードだったが、これこそがエグゼロスらしくていいのかもしれない。容赦ない下ネタの嵐だったがここまで突き抜けているとむしろ清々しいという印象だった。どのクールにも1つはエロネタの要素が多い作品はあるけれど、エグゼロスレベルでぶっこんでくるものは少ない。今後もこれくらい何も考えずに見られる作品があることを望みたい。

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