TVアニメ『ミュークルドリーミー』朝陽の恋愛回でほっこりな第20話

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　今回は朝陽回！！　毎回ちょこちょこ話題にはなるが朝陽がメインで、かつずっと振り回されている感じがひたすらに愛しい……。まさかの男の子が恋愛とかそういうのを置いておいてドリームパートナーになるとは思っていなかったので衝撃だ。しかし、この時代において性別なんて関係ないよなと思わせてもらえる良回であった。

　合宿から帰宅した日に空から降ってきたぬいぐるみ。似たようなぬいぐるみをゆめや、彼女の友達であるまいらちゃんたちも持っていることに気付くがそれを問うわけにもいかず挙動不審な行動をとってしまう朝陽。

　部活に行くと、告白してきた森村さんが自分に、とお弁当を渡してくる。なぜなのかと思ったら自分の発言により森村さんがお付き合いを了承したと勘違いしていたことが発覚。まだ付き合うとかそういう事まで頭が回っていなかった朝陽はパニックに。そこに、おせっかい友達がやってきて「イエスかノーかはっきりしろ！」と問い詰められてしまう。それならばノーかな、と答えたら答えたで「本人の前で言うなんてサイテー！」と罵られてしまう朝陽。本当に理不尽である。

　なんというか、こういうお友達いるけれど本当に迷惑でしかない。自分はいいことしているつもりなんだろうけれど、お前のせいで被害広がってるんだぞ、といいたい。朝陽に振られる形になってしまった森村さん。　だが、このウザ友達に励まされ朝陽なんかよりももっといい男を見つけて見せる！　とかなり切り替えが早いあたりに中学生感が存分に現れている。　そうだよ、まだまだいい男見つかるよ！　あといい友達ももっといるはずだよ！

　女子の気持ちに振り回され、心労が重なる朝陽はその夜夢を見る。それはミラクルドリーミー王国の女王様の夢。女王様は朝陽に、彼の元にやってきたぬいぐるみ、れいくんのドリームパートナーになってほしいといってくる。れいくんは紳士でフランス語を絡めて話してくるキザな男の子。いろんな情報に脳が追い付かない朝陽だったが、起きる時間がやってきてしまい話半分で朝を迎えてしまう。

　夢かと思ったが、起きるとれいくんも普通に挨拶をしてくることから、ただの夢ではなかったことを把握。れいくんから渡された取扱説明書を読んでみると、「誰にもれいくんのことを知られてはいけない」という文字が……。

　部活に行かなければならず外出すると同じタイミングでゆめも家から出てくる。れいくんのことがバレてはいけない、とまたしても挙動不審になってしまう朝陽。だが、目線はまたしてもみゅーちゃんたちへ。ゆめだけではなく、まいらちゃんもときわちゃんもことこ先輩も同じようなぬいぐるみを持っている。だけど誰にも存在をばらしてはいけないという文言が付きまとい、話すことはできない。挙動不審なまま、朝陽はみんなから距離を取る。

　そんな朝陽の行動が気になって仕方ないゆめ。ことこ先輩の家で夏休みの宿題を終わらせるために奮闘するも、何をやっても朝陽のことが気になって仕方がない。まだゆめは朝陽が森村さんに告白されて付き合ったかどうかも結果を知らないために、自分が幼馴染としてこれからも普通に話したり一緒に学校にいくことをしない方がいいのか同化も悩んでいた。

　だが、まいらちゃんやみゅーちゃんたちはゆめが幼馴染として今まで通りの行動をすることは悪いことではなく普通のことだと言葉をかけてくれたことで、少し悩みが軽くなった様子。必死で宿題を片付けることに集中し始めた。

　ここ最近出番がうすいゆに様。世間が夏休みということでアンニュイ気分に浸っていた。やる気がでないとき、明日から頑張ろうって思っちゃうよね……。ゆに様の気持ちわかる。だが、あまりにも何もしていないことから女王様にもちろん叱られる。まだゆに様たちは朝陽のもとにれいくんが来たことも知らなかったのだ。女王様からみゅーたちとれいくんが出会う前に見つけ出せ、という指令をもらったが、果たして達成することができるのだろうか？

　れいくんとの生活や、森村さんの告白を断ったことやらで部活に参加しづらくなってしまった朝陽。あれこれ悩んでいる姿をれいくんに指摘され、まずは渡せなかったゆめへの誕生日プレゼントを渡したらどうかとアドバイスをされる。タイミングだなんだと言い訳を並べていたが、話したいことがあったらいつでも窓に矢を撃てば会う事はできるのだ。久しぶりにゆめと対面し、何でもないことのようにプレゼントを渡した朝陽。その様子はゆめから見てもいつもの朝陽で、悩んでいたのが馬鹿らしく感じるほど。
　
　一つモヤモヤを解消できた朝陽。れいくんともいいコンビになりそうだが、はやくみゅーちゃんたちとも合流できたらいいのになぁ。久々に杉山先輩の姿もちらりと出てきたが、女児向けアニメは恋愛の発展はどこまであるのだろうか……。個人的には朝陽派なので朝陽とゆめに何かしらの進展を期待している。
（文=三澤凛）