TVアニメ『ド級編隊エグゼロス』ヒーロースーツはいつ出るのか？第10話

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　合宿の帰りにトーキョー支部の面々に東京観光に、と秋葉原に連れてこられたサイタマ支部の面々。埼玉から東京にきて秋葉原でそんな珍しそうにするか？　埼玉そんなに田舎か？　という疑問も浮かぶがAパートは秋葉探索のターン。

　どうしても烈人と仲を深めたいと考えている柴子にとっては、大人数での移動は面倒なだけ、ということで二組にわかれての観光ということに。最初は柴子のスカウターのようなもので、H度の高い順に組み分けをしようとしたのだが、それを公表されるのは嫌だという反対にあって大人しくグーパーで決めることに。

　思惑とは異なり、烈人とは別々になってしまった柴子。しかもライバルである雲母とはしっかり一緒になるというついてない結果に。だが、落ち込んでばかりもいられないので秋葉原探索を楽しむことに。

　烈人たちは平和にフクロウカフェに向かい、そこで烈人と雲母に似ているというフクロウと戯れたり、ゲームセンターでVR体験をしたりと楽しんでいた様子。もちろんこの作品ならではのエロシーンも盛り込まれる。トーキョー支部のよなは、このVRで烈人にみだらなことをさせようと画策するのだ。

　彼女は元々真面目な性格で学校では常に優等生を演じてきた。だが、エグゼロスならそんなこともなくのびのびできるかと思いきや、仲間があんな感じなのでやはりここでもリーダーシップをとるしかなくうっぷんが溜まっていた。

　そんな彼女のエネルギーの貯め方は「背徳感」。今回も、VRを体験していると思わせておいて、その前で自分の裸体を晒して背徳感を得ようとするなど、やばい性癖を披露した。トーキョー支部の面々は烈人がいるからか、ちゃんとした男子がいるから支部のメンバーどうしで協力してエネルギーをためているのではないかと思い込んでいたらしい。だが、もちろんそんなことはなく、ちょっとラッキースケベが多いくらいで

　男女で一つ屋根の下に暮らすということでそこそこの節度は守られている。逆にトーキョー支部は橙馬もいるが基本的には女性同士で色々してエネルギーを溜めている無法地帯らしい。それはそれで……。

　そんな自家発電が盛んな萌萎が雲母たちを案内したのは、秋葉にある大人のおもちゃのお店。未成年がそんな店入ったらダメだろう！　という雲母の真っ当なツッコミにも１Fはジョークグッズしか売ってないからいいのだ、と反論する。だがお店に来ている男性客からの好機の目に耐えられず、雲母は店から飛び出してしまう。そのウブな様子を見て、柴子は雲母と烈人の間に何もないことを確信。観光の途中だというのに、やることがあると帰っていってしまう。

　あっという間に秋葉原観光も終わり、帰路につこうというタイミングで烈人はトイレにいったことで駅構内で道に迷ってしまう。さらに雲母も一人はぐれてしまっていたところで烈人に遭遇し、二人は一緒に家に戻ることに。

　なんとなく二人きりが気まずい中、乗り換えをする際に雲母がいつもつけていた髪飾りを無くしてしまったことに気付く。乗っていた電車で落としただろう、ということで駅員さんに連絡をとり受け取るために移動したりとなんやかんやしているうちにだいぶ遅い時間になってしまった。

　無事に髪飾りを見つけることができたが、雲母にはこの髪飾りをいつからつけていたが思い出せないままでいた。キセイ蟲に襲われたあたりのことの記憶が曖昧な雲母はそれを烈人に確認することに。するとこれは、烈人が小学生のころにプロポーズをしたときのプレゼントにくれたものだということが発覚する。

　過去なんどもからかわれ続けてきた烈人は雲母の誕生日にかこつけて、果たし状のような「けっこんを申し込む」という手紙を送っていた。これはよくみたら「けっとう」と書いてあるようにも見え本気にしてきたらからかってやろうと仕組んだものだったが以外にも本気で照れてしまっていた雲母を前に本当のことが言えず、OKなら送った髪飾りをつけてほしい、と言ってしまう。

　その後、キセイ蟲に襲われ記憶を無くしてしまったものの髪飾りは手元に残りつけたものの返事はない状態になっていたようだ。　
　
　雲母は意図せず烈人のプロポーズにOKの返事出し続けていたことになっていたよだ。だが、今更この髪飾りを取るわけにもいかず、あの時キセイ蟲に襲われなかったらもしかしたら本当に付き合っていたかもしれないことを考え、雲母は返事をする。

　今すぐではないが、キセイ蟲を全滅させることができたらその時に考えて答えをだすからそれまで他の女にうつつを抜かすな、と釘を刺した。これはもうほぼOKとみていいのだろうが、烈人は確信を持つことはできず、喜ぶに喜べない。

　結局今回もヒーロースーツ登場しないまま終わってしまったが、もしかして着るのは最終回になってから、なのだろうか？　そこまで引っ張るほどのものでもないと思うが……。この作品は基本的にエロに持っていくために細かいことは気にしないという意気込みがぷんぷんしてくるのだが回を重ねるごとに色々ひどくなってきた感が強い。残り少ない話数で、もっと面白いものが見れることを期待している。
（文=三澤凛）