TVアニメ『ミュークルドリーミー』まさかの三角関係勃発！？第19話

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　小中学生から恋人がいることが当たり前になってきたという昨今。今回は恋バナ要素多めのエピソード。

　いよいよ合同合宿も終盤を迎え、最終日はみんなの頑張りをねぎらってバーベキューが開催されることが告知される。その日はなんと、我らがゆめちゃんの誕生日。今まで誕生日当日が夏休みだったことで祝ってもらう機会が少なかったことから、小学校からの友人もゆめ自身もワクワクが止まらない。

　ゆめは12歳最後はチアの練習を全力で頑張ろう！　とかなりやる気を出して練習に挑み一日を終える。

　練習も終え、明日の最終練習日を前に、チア部、女子テニス部の1年女子だけがゆめとときわちゃんの部屋に集まり、毎年合宿の恒例であるという「一年女子パジャマで好きな人告白大会」が開催された。

　学生時代でお泊り系のイベントといったらこれ、という定番のあれだ。全員がいてもいなくても、とりあえず好きな人を告白してわ―キャー言う人生で一度は通過する青春イベントだ。

　ほとんどの子はいなかったり、いてもみんなご存じ的なアイドルだったりというのが中学生らしくて可愛らしい。今回の注目はなんといっても朝陽に恋している森村さんだ。森村さんは朝陽が好きだとカミングアウトし、さらにこの合宿中に告白することを決意しているんだとか。

　森村さん登場回からずっと思っているけれど、彼女の友達のおせっかいさが本当にみていて辛い……。「ほらぁ、言っちゃいなよー！」とか、朝陽が何かするたびに「ほらほら、森ちゃん南川（朝陽）がこっち見てるよ！」とか、周りにも森川さんの恋心が漏れてしまうし、はやし立てることでせかしているようにも、追い詰めるようにも見えてしまう。純粋に友達を応援しているだけなのだろうけれど、他に朝陽のこと好きな人がいたら傷つくだけだよ……。その視野の狭さもまた中学生というべきか。

　森村さんのカミングアウトを聞き、幼馴染としてアドバイスを求められるゆめ。動揺してしまい、とにかくテンションでその場を乗り切ったがかなり大きな衝撃となったようだ。

　その結果、その日の夢に森川さんが朝陽に告白をするシーンが出てきてしまう。告白されてしどろもどろになる朝陽の姿を見て、飛び起きるゆめ。みゅーちゃんも連動して同じ夢を見てしまい、ゆめがかなり動揺していることを感じ取る。

　次の日の練習も終わり、お待ちかねのバーベキューに向けて班ごとに準備をすることに。魚釣りの班だったゆめは、他のメンバーに比べて全く釣れなかったために、他のメンバーが釣った魚を料理班のところに持っていく役を務めることに。

　だが、向かっている途中に買い出し班で二人きりになった森川さんと朝陽の姿を目撃してしまう。森川さんは夢で見た時と全く同じように、朝陽に自分の想いを告白する。正夢になってしまったのだ。

　朝陽は森川さんの告白にどう受け答えをしていいかわからず「森川は、テニス頑張ってるなって思ってて、これから一緒にうまくなれたらいいなって思ってる」とはっきりとしない答えをしてしまう。

　森川さんはこの答えを「イエス」と受け取ったようで、照れて先に戻ってしまう。その場に残された朝陽の横を素通りするゆめ。初めての女子からの告白と、幼馴染の不審な態度にてんぱる朝陽。せっかくのバーベキューが始まっても、森川さんが朝陽に告白した件が噂で広まる感じや、二人が一緒にいる姿などを見るとなんとなく嫌な気持ちになってしまうゆめはその場を離れてしまう。

　それに気づいたときわちゃんが、ねねちゃんと共に話を聞くことに。ゆめのもやもやを解消するには夢占いがいいかも！　ということで夢シンクロをしようと変身バンクに入った途中で朝陽がゆめを探してやってきてしまう。

　まさかの変身バンクの中断。朝陽が現れたのでときわちゃんはみゅーちゃんとみみちゃんを連れて機転を利かせて去っていく。　

　いざ二人きりになると、なんとなく気まずくなっていつも通り話せない二人。朝陽は幼馴染なのでもちろんゆめの誕生日を知っててプレゼントを渡そうとするもそれを中々言い出せない。ゆめは、なぜかバーベキューで自分が魚を焼いていたことを思い出して会場に戻らなければ！　と慌てていってしまう。幼馴染だからこそ、タイミングが難しい……。

　結局、なんで気持ちが沈んでしまったのか自覚はできなかったけれど、友達にバーベキューで誕生日を祝ってもらえて、楽しい気分で一日を終えることができた。

　合宿からの帰り道は、さすがお隣の家に住んでいるだけあって二人で帰宅。じゃんけんをしてどっちが荷物を持つか、というゲームをしながら帰ってきたらしく、ずっと朝陽が荷物を担いできたらしい。優しい。

　家の前で別れる際に、昨日渡せなかった誕生日プレゼントを渡そうとするも、誕生日会をしようと先にゆめの家で待ち構えていたまいらちゃんとことこ先輩に阻まれ、最後までプレゼントを渡すことが出来なかった朝陽。一人ポツンと渡せなかったプレゼントを片手にたたずんでいる朝陽の元に、上空からぬいぐるみが落下してくる。

　次回は新しいぬいぐるみくんと朝陽のストーリーだと思うので、この幼馴染カップルの進展具合を楽しみにしたい。そしてゆに様もっとがんばってほしい。
（文=三澤凛）