TVアニメ『Lapis Re:LiGHTs』クロエとアンジェリカの不穏な会話の中身とは?第10話

TVアニメ「Lapis Re:LiGHTs」(ラピライ)公式サイトより

 実家(王宮)に戻ったティアラ。誰にも内緒で飛び出しただけに、道半ばで実家に戻るというのは精神的に辛いものがある。久しぶりに対面した姉にも「あこがれだけでは魔女にはなれない」と辛らつな言葉をかけられ、さらに落ち込んでしまう。

 姉に憧れて魔女になりたいと飛び出しているだけに、その憧れの人から夢を否定されてしまい途方に暮れる。

 彼女たちが幼いころから世話をしていただろうメイドのアンヌも、勝手にいなくなったことを諫めながらもほっとした様子。エリザのように落ち着いてほしいという言葉に耳が痛くなるティアラだが、彼女たちの母親も外遊にいそしんでいる様子を見ると自分の行動はそこから来ているようにも感じるようだ。

 そこから姉妹の回想シーンに突入する。小さなころ、エリザはティアラの喜ぶ顔が見たくて彼女が喜ぶような魔法を見せてやり、自分が魔法使いになるのが夢だとキラキラした顔で語っていた。そのころティアラは体が弱かったようで自由に遊ぶことができなかったようだ。そのティアラを元気づけるための魔法や歌を歌っていた。

 だが、ティアラが成長して体が治った時には、今のエリザのように少しむっつりとした態度になってしまっていた。ティアラの健康に何かしらエリザがかかわっているような感じがするが、その辺りは一体どうなっているのだろうか?

 一方、ティアラを追って王宮までやってきたロゼッタたちは文字通りの門前払いをされていた。3日かけてここまできたのに、さらに謁見するには3日かかると聞いて絶望的な気持ちになってしまう。だが、ラヴィの悪知恵が働き、王宮に忍び込むことを決意する。

 かなり厳重な警備であるはずの王宮内だが、その死線をこみかるにくぐりぬけていく面々たち。この王宮のセキュリティのガバガバさに衝撃が走る。これ見つかったら普通にかなり重たい罪に問われそうだ。しかも見張りの人を数人手刀で意識を失わせている。余罪をどんどん作りながら先に進んでいたが、王宮内に入るとさすがに難易度が上がってくる。

 最終的には衛兵に見つかり二手に分かれて逃げたところをエルザに見つかってしまう。元からエルザのファンだったリネットは逃げるのも忘れてファンだったことを伝えようとする。それどころじゃないのに……。エルザはどうやら彼女たちがティアラの班員だということを知っているようだ。

 別に逃げたラヴィたちは、メイドのアンナに発見され回収されたロゼッタたちと共に全員そろってティアラとの対面を果たす。ティアラはそんなに時間は経っていないとはいえ、仲間たちが自分の元にやってきてくれたことを喜ぶが、姉に夢を否定されたダメージが強くこの先のことを考えられないでいた。

 だが、メンバーからのまた一緒にやろうという言葉や、姉とティアラは違うのだからという言葉に励まされまた五人で歩き出すことを決意する。

 フローラ女学院への復学はかなり厳しい道だということから、他の魔女学校に編入数ること、今までの場所に捕らわれずにオルケストラをやってみる、など新しいアイデアで希望いっぱいになる面々。

 まだエルザに再度魔女を目指すという話はしていない様子からみて、このあとまた一波乱ありそうではあるが、5人そろって未来を向けるようになったのは喜ばしい。

 新しい学校にいくのだとしたら今まで出てきたキャラクター達にくわえて更にキャラが増えそうなのが恐ろしいのだが、その辺りもどうなるのか。

 さらにCパートではクロエとアンジェリカが何やら不穏な会話をしていたようなのでそこも気になるところ。

 残すところ数話しかないはずなので、どうまとめていくのか。まとまらずに2期に続くみたいにもなりそうだがキチンと完結してくれるのを望みたい。
(文=三澤凛)

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