TVアニメ『ド級編隊エグゼロス』水着回も内容はチープなAV？第9話

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　このアニメに限っては水着回がそんなに重要ではない気がする。毎回ほぼ全裸に近い形なのだ。よって特別感は出ないのでは？　と思ったらなんだか売れないAVのような底辺下ネタがてんこ盛り回となった。

　エグゼロス本部の計らいで急遽烈人たちに休暇が与えられた。本部から指定された海岸に意気揚々と到着したメンバー。だが、遊び出して間もなく、陸にも海岸にもやたらとナマコが発生していることを知り、あまりの気持ち悪さに宿泊予定の宿へ避難。

　なんでも、この海岸は都内なのに本格的な海辺で将来日本初のヌーディストビーチ化を目指しているという穴場であり人気スポットだったそうだ。

　だが、このナマコ大量発生により観光客が軒並みやってこなくなってしまったのだという。

　宿泊する宿も、このナマコのせいで客がこず、烈人たちが久々の客なのだという。このままではいけない、とナマコを退治する業者を呼んでいる、とのことでやってきたのは東京支部の面々。柴子と萌萎の二人にさらに新キャラの銀杏木よな、大河橙馬が加わった。橙馬はやっと男子キャラだ！　と思ったが見た目も声も完全に女で男らしさが微塵も感じられず、支部のメンバーからもあまり戦力として考えられていないようだ。

　サイタマ支部が宿泊しにきた場所にトウキョウ支部がやってくる。確実に仕組まれたかのように見える展開。そしてなぜか休暇できているはずの烈人たちもナマコ対峙に参加させられてしまう。

　小さなナマコたちは一定量の水分が放出されると動けなくなってしまうらしく、エグゼロスの面々でナマコたちから水を出させ、そこに怒ったキセイ蟲が出てきたところを仕留めよう、というのが作戦のようだ。

　この回に多用されたナマコが水を吐いて女子たちの顔や体に飛び散るという描写がもろにソレで、やっすいAVかのように思える。だが健全な青少年である烈人はその姿にエネル源にかえることができているようなので一石二鳥のようだ。

　だがこの小ナマコがメンバーのエネルギーを少しずつ吸い取っていたらしく、キセイ蟲が出てきても中々本領を発揮できない。

　烈人もそのうちの一人で、一匹くらいならドカンと倒せるほどのパワーがたまっていたはずなのに微弱な力しか残されていなかった。

　そこで残るは橙馬だけが頼り、という状況に。彼のエネル源はここまで明かされなかったが、彼は烈人を女子たちのところに連れていくと背中を押し、彼がいつものごとくラッキースケベを発揮し女体の上に倒れこんだのを見とどけると、彼は興奮状態へ。

　そう、彼は第三者視点で性的接触を見ることで興奮してエネルギーが溜まるらしい。またひどい性癖の男が来たな……。

　彼はその興奮から一撃でキセイ蟲を倒し、他メンバーからの信頼も得たようだ。

　見た目もショタ男子という感じの塔馬。彼はなんでもエネルギーに変えることができるという烈人を尊敬しており、弟子入りを志願するほど。烈人の場合はただの思春期男子の正常な欲求がパワーになっているだけなような気もするが。

　憧れの烈人と風呂に入っても、なぜか橙馬は女子のように胸を隠しながら入浴をする。それというのも、乳首が大きいことを気にしているから、という理由だが、男子だと乳首を描いてもいいという不思議な規制ルールと、顔が女子みたいだからなんだか無駄にここだけ卑猥な感じもしてしまう。

　翌朝、同室だった橙馬の寝相の悪さに起こされてしまう烈人。浴衣をはだけて眠っている塔馬の胸元が気になりなおしてやろうとしているところに柴子たちが彼らを起こしに来たことで、烈人が欲求不満で男を襲っているように見えてしまうなど、波乱は続く。

　今回も下ネタさく裂で下品極まりなかったが、逆にこれが人気の秘訣なのだろう。次回はいよいよオープニングなどにも描かれているコスチュームお目見えとなるのだろうか？
（文=三澤凛）