アニメ『GREAT PRETENDER』アビーの行動の意味とは?第9話

「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 ローランたちが開催する裏カジノに変装をして参加するサム。彼はアビーが勝つことを知っていて大金を賭ける。このことでローランたちが用意していた金庫の金がつきかけてしまうことになるが、たくさん太らせて奪い取ってやることを思えば痛くもかゆくもない出費だと涼しい顔だ。

 ローランはサムたちの懐事情が決して楽なものではないことを知っており、この裏カジノで確実に儲けられることを知っているからサムが通っていることを逆手に取る作戦を練っているようだ。

 二度目にサムが裏カジノにやってきた際にまたしても大金をせしめたサムを、身分を偽ったとして出禁を命じるローラン。

 これで手っ取り早く大金を稼ぐ手段を奪われてしまったサムは怒り心頭。その姿を見たエダマメは、サムが出禁になっただけで自分は出禁になっていないから代わりにいってやろうか、と提案を出す。

 最初はエダマメを疑ったサムだったが部下をギリギリのところまでつけるということでエダマメに今まで賭けた金で一番多い額を預けていかせることに。

 もちろん、アビーに賭けるとサムが噛んでいるとばれてしまうので、別の対戦相手に賭けることも忘れない。

 だが、その対戦相手にはシンシアの手が伸びていた。健全な青少年な対戦相手にサムには効かなかった色仕掛けをたっぷりと仕掛け、その間にアビーが薬品をエンジンに混ぜることで彼の仕組まれた勝利は阻まれることに。

 彼らの思惑通りに、試合中にエンジントラブルが起こりまたしてもアビーが勝利。大金を対戦相手に賭けていたサムは大損してしまう。

 怒りに身を震わせエダマメにあたるサムだったが、ギャンブルにはこういうことが起こりうるのだと言われるとぐうの音も出ない。詐欺を起こされてるのだから本当は怒ってもいいのだけれど、そんなことは知る由もない。

 一方、アビーはこの作戦に入ってからずっと眠れない夜を過ごしていた。日々具合の悪そうな姿を見てエダマメは気にしている様子だったが、誰にも弱音を吐かないアビーの性格を知っているローランたちは何も聞かず彼女の好きなようにさせていた。

 アビーは何度も過去を思い返していた。バレエを習い、発表会で金メダルをもらい両親と手をつないで帰る幸せな日常。そこに突然銃弾が撃ち込まれる。

 そして彼は戦争孤児となり、子供たちを傭兵に育て上げるとことで戦闘術を叩き込まれ、戦地で重症を負う。

 今回の作戦に引っ張り込まれたメンバーのルイス。彼はサムたちにヒール役として雇われていたが元軍人であるという過去を持っていた。アビーはそれを調べあげ、彼に操縦について質問があると呼び出した。だが、本当は2003年のバグダッド襲撃に、自分たちの家族を壊した襲撃に彼が参加していたかどうかを聞きだそうとしていたのだ。

 仇となるかもしれない存在を見つけ出し、アビーは一体どんな行動に出ようというのか?  色々考えてしまうが、すっきりさせてもらえる回答編を楽しみにしたい。
(文=三澤凛)

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