TVアニメ『ミュークルドリーミー』合宿所に起こった怪異とは？第18話

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　今回からチア部とテニス部の合同合宿のエピソード！　物語の展開上、チア部とテニス部はズブズブでなくてはいけないのはわかるのだが、バスケとか野球とかサッカーとかの部活は応援しなくていいのだろうか。一つの部活ばかり応援してるのもなんだかおかしいのではないだろうか。

　3年生が卒業してしまい、新体制になって初めての団体行動。男子・女子両テニス部の顧問が引率にこれず、問題が多そうなチア部顧問スザンヌ先生。そしてスザンヌ先生一人では大変だろうと、善意でゆめ達の担任でありちょっとおかしい青井先生が引率にやってきてくれた。

　色々な意味ですごい、という噂の合宿所。たどり着いてわかったのが古くてボロボロ感がやばい、というもの。雰囲気のある合宿所で気分は否が応でも上がってくる。さらにゆめとときわちゃんは同じ部屋になれたということでみゅーちゃんとねねちゃんも自由に会話することができることに。

　楽しい予感がいっぱいの合宿だが、遊びにきたわけではないので海水浴などの時間はないらしい。さらに、管理人のおばあさんが意味ありげに「岬にいってはいけない。行くと一日地蔵になってしまうぞ」と脅しをかけてくる。しかも一回だけ注意をするのではなく、部活動にいそしんでいる間に老人離れした身体能力を駆使して岬のことを提言してくるのだ。一日地蔵が云々よりもこのおばあさんが怖い。

　部員たち一同はこのおばあさんの言動が怖くて部活に集中できない、とスザンヌ先生に直談判をするも、先生はそんなことを気にするなんて集中できていない証拠だと怒りだす。この時点でこの先生がやばすぎることにも視聴者は気付くだろう。だが、先生のスマホに直でおばあさんから電話がかかってきて岬のことを言われたことで、スザンヌ先生もこのおばあさんのやばさが実感できたようだ。

　そして何を思ったのか、スザンヌ先生はこのおばあさんがいってはいけないと言い続けていた岬にいくコースを組んだ肝試しを敢行することに。男女ないまぜでペアを作って岬までいって写真を撮ってくるというシンプルなものだが、生徒たちに嫌なことを強制してまでやることなのだろうか。現に生徒たちも困惑を隠しきれていないようだった。

　テニス部の中で朝陽に好意を寄せている森川さんは念願かなって朝陽とペアになり、青井先生に好意を寄せていたカエデもペアに。そして霊感があるときわとは今回ばかりはペアになりたくない、と思っていたゆめはしっかりとときわちゃんとペアになってしまう。1番目のペアであるカエデ・青井先生ペアが出発してすぐにカエデの悲鳴が聞こえ、ゆめとかえでちゃんは様子を見に飛び出すが、なんと青井先生が石にされてしまっていた。これは何かよくないものが動いているのでは？　と思った矢先、ゆめたちは幽霊が自分の名前を思い出せない、と泣いている姿を発見する。

　何か名前を呼んでみて、と問いかける幽霊に応えようとするが、応えて間違うと石化してしまうのではと予想してしまい、気軽に考えてあげることもできない。幽霊も含めて悩んでいるところにブラックスキームが発生してしまい、それをゆに様がブラックアビスを入れようとしたが、なぜか返り討ちにあい、石化してしまう。

　ゆに様石化に、つぎとはぎは大ショック。ゆめ達にゆに様を助けてほしいと頼み込む。だがゆめはお化けや幽霊の類が大の苦手。名前を聞きだすのもゆに様を助けるのもどちらにしても幽霊の夢に入らなくてはいけないと怖がってしまうが、問題を解決できるのはゆめしかいないと懇願されて、しぶしぶ幽霊の夢の中へ。

　だが、中に入ってみると夢の中はかなりのどかな風景が広がっている。岬では二匹のタヌキが楽しそうに遊んでいる。そこに、石化して巨大化したゆに様が現れて暴れようとするが、本音ではゆに様も石化から解いてほしい様子。ゆめはミュークルステッキを取り出して、浄化を試みる。無事ゆに様の姿は元に戻り、そこにいたタヌキの名前が「ポン吉」という名前だったことが発覚する。

　夢シンクロから元に戻り、お化けに名前を教えてあげると彼は元の姿に戻り、おばあさんに取り付いていた恋人タヌキと共に成仏することができた。この地にずっと続いていた幽霊話に決着をつけることができたのだ。　これはかなりいい仕事をしたのではないだろうか。

　そして、敵に助けられてしまったゆに様はこっそり見つからないうちに姿をくらまそうとしていたが、見つかってしまいいやいやながらも、きちんとゆめ達にお礼を言って去っていったのだった。あー、毎週ゆに様可愛すぎる。

　怪異も無事解決し、合宿は続行されることに。まだまだ合宿エピソードは続きそうだ。まいらちゃんやことこ先輩の出番がないので残念だが、来週も楽しみだ。
（文=三澤凛）