TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』スバルが死に戻りを話せる相手に出会う?第33話

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TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより

 オットーにより監禁状態から救出されたスバル。エミリアが試練に挑んでいる間その場から離れることができないガーフィールの目を盗んで結界から逃げ出すには今しかチャンスがない。その手助けをしてくれる人物としてラムが彼らの前に現れた。だが、スバルは即座にその場を離れることよりも前に、ロズワールに真実を聞きだすことを選択する。
 
 気になっているのは、前回の死に戻り前にみたベアトリスの福音書のこと。あの福音書が見間違い出なければ、彼女は魔女教という事になってしまう。ベアトリスが魔女教だった場合、スバルは彼女を敵としてみなさなければならなくなってしまうのだ。ロズワールは、彼女とスバルが敵対してしまうことは酷だと、救いの手を差し伸べたいとして、ベアトリスが魔女教ではないと断言した。彼女が持っていた福音書に似たものは、この世にたった2冊しかない魔書、「叡智の書」に最も近いもの。だが、それにふさわしい名前がないばかりに、ベアトリスは福音書という言葉を使ってしまったのだという。

 スバルにとっては、ベアトリスが魔女教でさえなければ、彼女が持っている本の種類は問わないのだ。あとはどうしたら彼女が自分に力を貸してくれるのかだが、それについてもロズワールは助言をくれる。以前の死に戻りの際にラムも言っていた「ロズワールは質問をしろと言っていた」という言葉をベアトリスに聞かせれば何かしらの反応があるはずだという。だがまだスバルはこの言葉を試していない。ロズワールはこの言葉だけではスバルには足りないと「自分がその人だ」というように助言を付け足した。

 この言葉たちがどういう意味をはらんでいるのか。ロズワールはこの言葉で絶対にベアトリスがスバルの味方になってくれると確信をもって言う。それが覆せない彼女の契約だからと。一体契約とは何なのか。ロズワールとベアトリスの関係もまだ曖昧にしかわからない。

 スバルは最後「お前は俺たちの敵じゃないよな?」とロズワールに念押しのような核にをする。ロズワールはそれに「もちろん。君たちは私の味方だよ」と少しずれた返答を返した。この物言いに意味が含まれ過ぎているように感じるが、それが発覚するのはもっと先の事なのだろう。

 こうして必要な情報を手に入れたスバルは結界の外への脱出を図る。竜車は目立つので、パトラッシュにオットーとスバル相乗りで行くことになるのだが、外に出たあとの戦力としては二人では不安だ。そこでラムをつれていくにはどうしたらいいか、と話し合いをしているところに、墓所から離れられないはずのガーフィールが現れてしまう。監禁していた場所からスバルがいなくなったことで怒りを露わにしている彼の殺気に、ラムとオットーは警戒の色を濃くする。この国の格言を持ち出し、徹底攻撃か降伏の二択を迫った時点で、ラムがこの場を引き受けオットーとスバルは逃げに徹することになる。

 パトラッシュに乗りオットーと結界の先に向かう二人。アーラム村の住人たちが協力して扇動してくれていたのだが、間もなく結界という所で、獣人化したガーフィールに追いつかれてしまう。怒り狂い理性を失ったかに見えるガーフィールを前に、オットーがスバルを庇い半身を引き裂かれてしまう。

 前回、友人であると笑いあった仲のオットーが切り裂かれ、周りにいた村人もあっという間に死んでいく姿にパニックに陥るスバル。いつの間にか彼は意識を失い、眼が覚めた時にはまた監禁場所に移されていた。

 だが、見張りもいなければ拘束もなく意識を取り戻した後は体の自由がきいた。どれくらい意識を失っていたかはわからないものの速くここから出なくては、外に向かったスバルは辺り一面が雪に囲まれていることを知る。一体どれくらいの期間意識を失っていたのか? 雪の中さまようが、誰の姿も見当たらない。ロズワールがいるはずの家にもその姿は見えず、村人たちも誰一人いない。

 だが、ここで立ち止まっているわけにはいかないとスバルは歩きだす。雪道をしばらく人を探し歩いていると、一匹のウサギのような生物に出会う。見た目可愛らしいその生物、やっと生きているものと出会えた、とスバルは手を差し伸べてみる。

 すると、今まで自分に普通についていた腕が、その可愛らしい生物に噛みちぎられていることに気付く。あっという間に二匹目が現れスバルの片足を食いちぎる。アッとうまにその生物がスバルの周りを取り囲み、彼の体をついばんでいき、死んでしまう。

 またしても目が覚めた時、いつものように試練を受けた後の場面に戻っていた。だがさすがに今回の死に方はショックがでかすぎたようだ。彼の精神が壊れかけ、眼が覚めたものの自分の頭を打ち付けてしまう。そんな彼の耳元に、エキドナの声がきこえまたしても茶会に招かれる。

 その次の瞬間には以前と変わりないエキドナの茶会場所に佇んでいるスバル。彼女に会うまで、彼はエキドナの存在を忘れていたのだ。

 ぐちゃぐちゃな精神状態だったはずなのに平静を保てているのは、以前飲んだエキドナのお茶のおかげらしい。彼女はスバルが平静を保てているのは自分のおかげだから感謝の言葉を要求する。だが、スバルはその要求をスルーし、誓約の書き換えを要求する。この場を出てもエキドナのことを覚えていないと精神が壊れてしまうかもしれないからだ。

 その精神的なことを省いても、スバルはエキドナを覚えていたい。と懇願すると、案外ちょろくエキドナはその要求を受け入れてくれる。スバルはそこでハタと気づく。自分は何度も死に戻りして時間を進めているが、死に戻りを知らないならば、エキドナは自分を短時間で2度もここに呼んでいることになる。 それはおかしいのではないか?と。

 エキドナが自分のことをどこまで知っているのか? と尋ねると、彼女は悠然とした態度で「試してみるといい」と言い放つ。「死に戻っている」と口に出すと、自分の心臓、または相手の命を奪ってしまう。スバルはどちらの命もかけるように、恐る恐るおその言葉を口にする。

 だが、何も起きない。自分もエキドナもその言葉が発せられてもどちらも生きている。死なない。今まで、死に戻りのことを誰にも相談できずたった一人で抱えて沢山の死を見て、繰り返してきたスバル。その言葉を誰かに聞いてもらえることができるのだ。

 スバルは興奮して何度も死に戻りと口にする。エキドナは、スバルが死に戻りを繰り返し何をどう感じたのがしりたい強欲の魔女。初めての理解者だったのだ。

 1期はレムがメインヒロインで2期こそはエミリアがメインヒロインの座に輝くのかと思ったら、まさかのエキドナがその座に?! というような展開になってきた。

 死に戻りを話せる相手に出会ったスバル、このことが物語にどう影響していくのか? お茶会が終わった後スバルはどのような行動に出るのか。 次回からの展開も目が離せそうにない。

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