TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』ラムとオットーと協力しスバルがピンチを脱出!?第32話

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより

 今回はただのわき役だと思っていたキャラの大活躍と株急上昇の回。リゼロにわき役なんていない!

 エルザに負傷させられつつも、レムを助けようと彼女の眠るドアに手をかけたスバル。だがその扉はベアトリスの元につながっていた。彼女が自分を助けてくれたことはわかっていつつも、このタイミングで自分が助かり、運命が上書きされてしまったら多くの命が失われてしまうという恐怖にかられ、助けてくれたベアトリスをののしってしまう。

 助けた相手からなぜ助けたと罵られるとは予想もしていなかったベアトリスは一瞬ひるんでしまう。が、いつもの調子を取り戻し二人は口論となってしまう。今このタイミングで自分を助けるくらいならば、ベアトリスの力があれば他の屋敷にいる面々を助けることができたはずだと、スバルは詰め寄る。

 だが、ベアトリスは「自分が他のものを助ける理由がない」と突っぱねる。では自分を救った理由はなんなのか? そんな疑問が頭をかすめたとき、スバルの目にはペテルギウスが持っていた福音書が映り込む。

 自分が持ってきたわけでもないのにここにある福音書。魔女教徒が持っているはずの福音書。それを大事そうに抱きかかえるベアトリス。それは魔女教の福音書ではないのかと問いかけても何も答えず、ただ本を抱きしめる。

 彼女の今までの行動は、全てその福音書に書かれている内容をなぞっていたにすぎないことをつぶやくベアトリスにショックを隠し切れないスバル。それでも、今までのベアトリスとのやり取りに心動かされたことが何度もあるスバルはどうしても信じ切れず彼女に近づこうとするが、その直前にまたしてもエルザが現れる。
 
 唯一安全だと思われていたベアトリスの禁書庫にまで入ってきたエルザを止めることなどできるはずもなく、あっけなくスバルは命を落としてしまう。目が覚めた時、そこはまたしても試練を終えた直後。セーブポイントは変わっていなかったのだ。

 三回目の同じ場面を迎え、必要な場所で必要な立ち居振る舞いをこなしながら、自分が次に何をしなければならないのかを頭をフル回転して考えるスバル。だが、その変化に気付いた者がいた。3回目となってこの状況になれて対応していたスバルのその態度が、普通だったらおかしいことに、オットーが気付いたのだ。

 エミリアが試練を超えられず、動揺も激しいという今の状況。確かに一回目の時のスバルは慌てふためき、彼女を心から心配していた。だが今のスバルはこうなることを知っているから、心配はしているがとても冷静で落ち着いている。落ち着ているのはいいことだが、その状態のスバルは危ういのではないか、と指摘する。スバルはその助言で自分が冷静に物事をみて動けているとポジティブに受け止める。

 二人が話しているところへ、ガーフィールが前回にはなかった様子でスバルを呼び出しに来る。毎回異なる行動をとるガーフィールについていくと、そこで待っていたのはリューズだった。スバルは情報を集めようと、フレデリカがどうして結界の外に出られたのかを二人に問う。結界に阻まれる条件は絶対に変わらないために、ガーフィールと姉弟であるフレデリカが出られた理由がわかれば、他の結界によって外に出れない面々を出すことが可能になるのでは、と考えたのだ。

 だが、ガーフィールが出れずフレデリカが外に出られたその理由は血の濃さにあった。二人は確かに姉弟ではあるが、異父兄弟だったのだ。亜人の血がガーフィールよりも少ないために、混血ではあるが人間に近い濃度であったためにでられたのでそれを応用して他のものを外にだすことは出来なさそうだ。

 そこでスバルは前回も伝えたように、二人にエミリアではなく自分が試練を受けてはどうだろうか、という提案を行った。前回は却下されたが、それがやはりスバルの中では最善手のようだ。

 だが、今回は却下されるだけではすまずその提案をしてきたスバルを危険因子だとして判断されてしまう。スバルの体から溢れる瘴気から魔女教の可能性を見出されていのだ。ガーフィールによって体の自由を奪われ、軟禁されてしまうスバル。こうしている間にも屋敷のほうでは殺戮が怒ってしまう事を考えると死ねもせずいても立ってもいられない状態にされることが何より辛いときに、3日ものあいだ、スバルは囚われてしまっていた。
 
 突如いなくなってしまったスバルを、結界内の人間たちは必死に探し回るが見つからない。スバルが最後にガーフィールと一緒にいたことを知っているオットーもガーフィールから黙っているように、と圧をかけられていた。

 だが、スバルを救ったのはオットーだった。ガーフィールに圧をかけられているのでその圧から逃げ惑いながら周りの情報を集め、スバルの行方を捜しあて救出に現れた。スバルも自分の為になぜオットーがそこまでしてくれるのか理解に苦しんだが、オットーはこともなげに、スバルと自分は友達だから、損得勘定とか抜きにしても助けに来るだろう、と言ってのけた。

 現実世界でも友人がいなかったスバル。当たり前のように自分を「友人」というオットーに最初は何を言っているのか理解できていないようだったが、その言葉がやっと腑に落ちる。

 様々なことに手際が悪いオットーが、ここまでスバルを助けに来ることができたのは、協力者がいたから。それは年老いても可愛いのは間違いなし、とみんなの姉さまラムだ。ラムとオットーと協力して、スバルはこの窮地をどう切り抜けるのか。次回も楽しみだ。
(文=三澤凛)

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』ラムとオットーと協力しスバルがピンチを脱出!?第32話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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