TVアニメ『ミュークルドリーミー』悪役だろうとほっこりかわいい第11話

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　今回は、ゆめの従妹ななちゃんにキャラクター全員が振り回されるストーリーだ。

　ななちゃんはお母さんの妹の子供。なんでもななちゃんの妹のみみちゃんを検診に連れていく都合でゆめのおうちで預かることになったようだ。ゆめの帰宅前におうちにやってきたななちゃんもゆめに会うのを楽しみにしている様子から、かなり仲のいい親戚関係を築いているようだ。

　ゆめもまいらちゃんの放課後の誘いを辞退してななちゃんの為に一目散で帰宅する。まいらもモデルの仕事が休みということで、ゆめの家に遊びにくることに。帰宅後はさっそく一緒に遊ぶことに。ゆめの部屋にいくと、ななちゃんはみゅーちゃんとぺこくんに興味津々。だけどぬいぐるみの振りをしてじっとしているのは結構プレッシャーがかかるようで、二匹はかなりの緊張状態に置かれてしまう。

　その状況を回避しようとあの手この手で関心を引こうとするゆめとまいら。だが、ふとした時に発した「ママ」という言葉を聞いて、ななちゃんはママに会いたくてたまらなくなってしまう。絵本を読んであげても、雑談をしても「まま」という単語が入っているだけで涙腺を刺激してしまうことに気付いた二人。どうにか気分転換させようと、ゆめママを読んでみることに。この目を離した一瞬に、泣いているななちゃんにブラックスキームを発見したぬい様がななちゃんを悪い子にさせてしまう。
　
　ななちゃんが大好きなプリンセスごっこを周りにも強要させるようになり、ゆめも馬役をやらせられるなど、いつものななちゃんじゃない様子に周りはたじたじに。このままの遊びだとこっちの身が持たない！　とお外に連れ出し困った時の駆け込み寺、ことこ先輩を公園に呼び出すことに。

　なんでもできることこ先輩。子供の世話もお手の物で、ことこ先輩がななちゃんを見ると、あっという間にななちゃんは夢の中へ。だが、寝付いたななちゃんはどこか寝苦しそうな様子。これは様子がおかしい、とすうちゃんが肉球認証をしてみるとななちゃんにブラックアビスが見えることが発覚。これはいけない、とゆめとみゅーちゃん達はななちゃんの夢の中へ。

　ななちゃんの夢の中は、彼女の大好きな空想のプリンセスランドが。だが、そこにゆに様が現れてそこを「ゆに・ばーちゃるらんど」に変化させてしまう。ゆに・ばーちゃるらんどになったそこは、楽しいアトラクションが、怖くなったり気持ち悪くなったりと変化させられてしまっている。

　一刻も早くななちゃんのブラックアビスを浄化しないと！　とゆに・ばーちゃるらんど内で彼女を探すが、さすが子供一瞬で興味が移り変わり一つのアトラクションでじっとしていることが無く、追いついたと思っても中々タイミングがつかめない。

　途中、ゆに様を探せ！　などゆに様たちの妨害も入るが最終的に子供の移り気によりゆに・ばーちゃるらんどに飽きてしまったななちゃんのおかげでブラックアビスを浄化することに成功した。こんなゆるゆるでいいのかと思わないでもないが、誰も苦しい思いをすることもなく悪役とかわいく戯れておわるこの作品、安心して観れる。

　そのまま寝続けたななちゃんはお母さんが迎えにきて無事に帰宅することに。色々大変なこともあったけれど、年の離れた従弟の存在は本当に可愛いものです。大人になるとこれが姪っ子とか甥っ子になるんだろうけれど、ゆめは一人っ子だからそれもないのか……。

　次回はなんと、ゆに様メイン回！！　この作品のキャラクター全員可愛いけれどその中でも群を抜いて可愛いぬい様がとうとう！！　釘宮ボイスということもあって悪役ながらに最高に可愛い。次回は正座だ。
（文=三澤凛）