アニメ『GREAT PRETENDER』コンフィデンスマンJP好きは必見！神アニメの予感な第1話

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　ドラマ「コンフィデンスマンJP」が好きな人はまず間違いなく大好きな作品だろう。なんてったって脚本が同じ。古沢良太だ。見ごたえがありすぎる良作品に出会えたワクワクであっという間に1話が終わってしまう。

　自称日本一の天才詐欺師、枝村真人。通称エダマメ。彼が浄水器詐欺を働いているところから物語はスタートする。仲間の工藤というおじさんと組んで疑り深い主婦をターゲットにお金を巻き上げ、さらには浅草観光にきていたフランス人から財布をするなど、様々な手口で詐欺行為を働いていた。だが、すったはずの財布は入れ替えたはずの偽の財布だったことに気付く。慌てているとそのタイミングで警察が家に押し入ろうとしてくるなど、一気にピンチに陥るエダマメ。

　警察から逃げる最中に、財布を盗んだフランス人を発見。タクシーに同乗し、共に羽田を目指すことに。逆に騙された30万を取り戻すまでこのフランス人、ローランに付きまとう事に決めたエダマメはそのまま一緒にアメリカまで高跳びすることに決める。ローランが自分と同業者であることを見抜いたエダマメは彼がアメリカでやるという詐欺に自分も加担し、自分の方が設けることが出来たら自分の弟子になれ、と勝負を挑む。その誘いにのったローランは彼の身支度を整えさせ、今回の詐欺のカモとなるハリウッドマフィアの元に乗り込む。何かしらの罪でつい最近、100万ドルの保釈金を払って獄中から出てきた映画監督だ。
　
　この映画監督の豪邸がたつビバリーヒルズ。超豪邸には本物のマフィアのような用心棒がゴロゴロし、彼の名声と権力に群がる女性たちがわんさかいる。そこに二人は乗り込み、商売を始める。物は、ローランが日本で仕入れた一件普通の缶入りドロップキャンディ。これを500万ドル、日本価格で６億で売りさばこうという魂胆らしい。

　さすがの値段にエダマメは慌てるが、ローランはエダマメが薬学博士だと紹介し彼が作ったこのドラッグ入りの飴をなめると一気にキメることができると、彼の周りにいた女の子の一人に食べさせその効果を見せつける。
　
　飴を食べたのは新入りの女の子、アビー。彼女は飴をひとなめしただけでとてつもないテンションになり、飛び回る。これを見た監督はその飴を欲しがり出す。さらに効果を見せようと、ローランはその飴をエダマメの口にも含ませる。そのときにわざとらしくエダマメに腕時計を見せたことで、エダマメは自分もすっかりローランに騙されていたことに気付き、取り乱してしまう。その取り乱し方がまるで薬で決まったかのように見えたことで、監督は飴の購入を快諾。ローランは普通の飴だけで６億をだまし取ってしまったのだ。

　まるで薬が決まったかのように取り乱し、監督の邸宅から飛び出したエダマメ。彼は気付いたのだ。日本で相棒として組んでいた工藤も、そして騙したはずの浄水器を売りつけた主婦も、みんなローランが用意したのと同じ腕時計をつけていたことに。そう、つまりは彼が今アメリカに来ていることも、全てが仕組まれていたことだということなのだ。

　彼は気付くと、かの有名なハリウッドの文字にさかさまに貼り付けられ、ヘルプと叫んでいた。一体どうしてこんなことになったのか？　いったいいつから自分は騙されていたのか？
　アニメの冒頭から「騙し」はスタートしている。ああーこれコンフィデンスマンＪＰでみたやつーーーー！　いつから騙されていたのか確認したくなるし、一体この先どうなるのかも気になってしまうし……。ワクワク感半端ない最高のアニメの予感しかない。次回以降もいつ騙されるのか、どう騙されるのか、騙されてなるものか！　などそれぞれの意気込みで楽しめそうだ。
（文=三澤凛）