TVアニメ『LISTENERS』強く恐ろしい力を持つミュウはどうなるのか？第11話

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　最終回まであと1話だ。ここが一番の盛り上がりと言わんばかりの、過去のゲストキャラクターが大集合した。だが、主人公であるエコヲの姿が見当たらない。

　覚醒したミュウ＝リスナーズ。それに呼応するように各地でミミナシが狂暴化し、人や街を襲いだす。その危機を察知した殿下たちは被害にあったもの、救いを求めるものたちを救うために立ち上がる。

　さらにミミナシとの共存をはかっていたロズも殿下の元に訪れ、この騒ぎの中心にいるのはミュウであり、それを救うために手を貸してほしい、と殿下の元に訪れる。

　それぞれが皆、エコヲとミュウが二人で出会った人たちばかり。彼ら彼女らはミュウとそれぞれに思い出があり、彼女の暴走を止めたいと心から願っている。

　自分たちにできることを模索し、ケヴィンは10年ずっと研究していたことが今こそ役に立てるのでは、とビリンと共に殿下の前に現れる。その理由は、殿下のいう愛のちからをもう一度信じ、全員が力を合わせることでミュウを、リスナーズを止めること。

　10年前にもミミナシが集まり大変な騒ぎになったという、エコヲの故郷リバチェスタを舞台に、その計画は実行される。予想していた通り、リバチェスタのゴミ置き場の底にはゲートが埋もれておりそうとは知らずに日雇い労働者たちがそのゲートを発見し中からミュウが現れる。

　多くの力を最大限集め、渾身の一撃をミュウに食らわせる。最初は防いでいたミュウも強大な力に押され倒されたかのように見えた。だが、喜んだのもつかの間壊れたイクイップメントの中から無傷のミュウが現れ、反撃を開始する。その威力はすさまじく、戦いを続けられるような状態ではなくなってしまう。この作戦を率いたケヴィンは皆を逃がし自分一人討ち死にするような覚悟で残ろうとする。

　何よりも強く恐ろしい力をもつミュウ。そのミュウを倒そうとする一大勢力であったケヴィンや殿下たちの一団、個人的な恨みを持ち続け、自分の手でミュウを討とうとするニル。そして、突如祈手の証のプラグを手に入れ祈手となったエコヲ。

　彼らが一堂に会するとき、一体何が起こるのだろうか。ここまで世界に危害を加えたミュウは、私たちの知っている元のミュウに戻ることはできるのか。次回、いよいよ最終回。どんな結末を迎えるのか。
（文=三澤凛）