TVアニメ「グレイプニル」抜歯の痛みで恨みを募らせるやばい奴の登場！？第9話

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　コイン集めのために宇宙船探しをチームメンバーで行うことになった修一たち。大体の位置は把握しているものの、そこに向かうまでの間に敵にあってしまうのではないかという不安もある。案の定、敵の縄張りを意味するようなマークを発見したために迂回を強いられる。

　まだ知り合って日も浅いが、少しずつ距離も近づいてきていた。そんな中、吉岡はエレナから聞いた既にコインを100枚集めているグループがいるということをみんなに伝えるべきかどうか迷っていた。

　沢にたどり着き、疲れをとるために休憩を取る。植物を操る力を持つ春日によってスイカがふるまわれる。しかし修一たちが目撃した縄張りマークは罠で、沢にたどり着いてからの行動は全て監視されていた。池内のカメラ機能や修一の鼻をもってしても罠にかかってしまったメンバーは潔くその場を離れる。

　だが、大人しく逃がしてくれるはずもない。敵チームの中の好戦的なメンバーが彼らを追いかけ攻撃を仕掛けてくる。足の速いムカデのような敵が修一を鷲掴みにして放り投げ、リーダーの小柳を捕まえ体をもてあそぶ。

　さらにこのムカデ男は別途出会い、仲間になることを拒んだ女性を殺し、その遺体を取引材料として提示してきた。このような姿になりたくなかったらこちら側につけというのだ。

　その手口に静かな怒りをあらわにしたのが陽太だ。小柳を拘束していた腕を潰し、反撃などできないほどにボコボコにしてしまった。命を奪うまではしなかったが、小柳チームは無事敵を退けることに成功し、この後どうするかを相談しあう。

　その間にムカデ男は仲間の元に戻り、自分に危害を加えたチームのことをボスに報告する。ムカデ男の痛みは自分の痛みだ、とボスは自ら歯を抜いて痛みを感じ、小柳チームへの恨みを募らせていく。

　小柳チームが次の手を決めあぐねて入る間にさっそうと殴りこみをかけてくる。ムカデ男を撃退した陽太のパンチもこのボスには通じていない様子。慌てふためく小柳チーム。クレアも慌てて修一の中に入ろうとするが、そのシーンを見られてしまう。

　ボスはその修一の姿に興味を持ったのか、その体はどうなっているのかと聞いてくる。これは正直に答えた方がいいのか、応えなかったら攻撃されて終わりそうだとは思うが、話してどうなるとも言えない危険な状況だ。小柳チームに勝機はあるのか。
（文=三澤凛）