アニメ『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』生まれる子供のために絵本を作れ!第21話

アニメ『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』生まれる子供のために絵本を作れ!第21話の画像1
『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』公式HPより

 マインのお母さんがなんと妊娠! お姉ちゃんになることになったマインは、生まれてくる子供のために絵本を作ることを決意する。しかし「絵本」という概念が存在しない世界だ。誰も彼もが「絵本?」と首をかしげてしまう。

 しかしここで、マイン自身の絵のセンスが壊滅的であることが判明した。仕方なくマインは、孤児院にいるヴィルマを側仕えにしたいと神官長に頼み込む。

 だが神官長はマインの元に兄妹ができることがいずれ彼女の弱点になることを指摘する。その時に渡り合うことができるように、今こそ貴族としての知識と教養を深めるべきであると、楽器をたしなむよう提案をする。そしてそのために必要な楽器フェシュピールを与え、絵の上手なヴィルマと、楽器を教えるロジーナを新しい側仕えにすることを許可したのだった。

 ヴィルマは小さな子供の世話もあるために孤児院からの通いで、ロジーナはすぐにマインの自室に越してきた。元々貴族の側仕えをしており、その際にもフェシュピールを教えていたという。なぜか同じ側仕えのフランに楽器を持ってこさせたり椅子を引かせたり、とどこか上からな態度を取っていることが気になったが、初日はそこまでそれを問題視せずに終わった。

 だが、翌日以降に同じ側仕えのギルやデリアから不満が勃発。仕事はしないし朝も起きてこないと不満の嵐だ。ロジーナに言わせれば、自分はフェシュピールをマインに教えるために召し抱えられたのだから、それ以外の雑用は他の灰色見習いの仕事であり、雑事をして手を痛めたらどうするということらしい。

 この発言にはマインも閉口したが、自分は貴族の常識をまだ知らない。だからこのロジーナの発言が一般的なのかそうではないのかを、側仕えたち全員の意見を聞いて判断するということになる。

 同じ境遇だったヴィルマから話を聞くと、以前二人が使えていた貴族の方が芸術を重んじる人だったからの処遇であり、それが普通ではなかったのだと孤児院に戻ってから気づいたとのこと。ギルたちはクビにしたほうがいい、とずっと怒っているし、神官長も筆頭側仕えのいうことも聞けないような奴ならばクビにすればいい、とバッサリとした意見を述べる。

 これらの意見を聞きだしマインはロジーナや他側仕えを交えての話し合いの場を設ける。ロジーナが今までそういった境遇にいたから同じように行動してしまったことには理解を示し、だが今は自分が主になったのだから新しい職場としてのルールに従ってほしいこと。やったことがない仕事が分からないのは当たり前なのだからこれから慣れていけばいいことなどを根気強く語り掛けた。

 結果、ロジーナはマインの側仕えとして他の仕事もきちんとやることを約束。心を入れ替えてマインに仕えることに。マインもロジーナにフェシュピールを習い一曲披露することができるほどになる。

 そもそも絵本を作りたいという話から2名の側仕えが増えたのだが肝心の絵についてはまるで進展がない。この絵を描いてくれるはずの側仕えヴィルマが孤児院からの通いを希望したのには訳があるようで、なんでも殿方が苦手になってしまった理由がありそれゆえに側仕えで他の男性がいるところに来たくなかったらしい。

 お母さんが妹を生むまでに絵本を完成させることはできるのだろうか。
(文=三澤凛)

アニメ『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』生まれる子供のために絵本を作れ!第21話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!