TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』自分の好感度が爆上がりなことに気づいていない?第5話

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…公式サイトより

 登場人物を次々に攻略していくカタリナ様。ゲームの主人公マリアが現れたら破滅フラグが立ってしまうと焦っていたのに、その主人公の可愛さに一番メロメロしているのがカタリナ本人だ。

 だんだんとマリアとの距離も縮まり、生徒会室でマリアの手作りお菓子をごちそうにになるのも日課になってきた。だが、マリアは生徒会室以外ではどこかカタリナにそっけない。それというのも、カタリナをはじめ生徒会に所属するカタリナの仲良しさんたちは皆かなり身分が高いおうちの生まれ。平民であるマリアにとっては雲の上の存在といっても過言ではない。そんな面々と仲良くしていると、逆にマリアが周囲から嫌がらせを受けてしまうのだ。ゲーム中でもマリアと親しくなる攻略キャラは自分たちからマリアに接近していくことで距離を縮めていたのだ。

 カタリナはキースに相談を持ち掛け、常に行動を共にすれば変な相手から手出しすることはできなくなるのではないか、といわれ早速マリアを探すことに。するとタイミングよくマリアが貴族女子たちに囲まれいじめられている場面に遭遇する。遠距離だったこともあり、カタリナが唯一使える魔法土ボコで相手をひるませ、貴族女子たちに啖呵を切ったことで相手は退散。マリアを守ることに成功した。

 カタリナが自分を守ってくれたこと、さらに「マリアちゃん」と名前で呼びかけてくれたことに感動し、マリアは涙を流して喜ぶ。こうしてマリアのカタリナへの好感度が爆上がりする。

 カタリナの友人たちも含めてお茶会をした際に、現状の好感度を確認しようとマリアに「気になる人はいないの?」と持ち掛けても、全員が「カタリナが一番好き」と熱意をもって答えられてしまう。
 
 マリアが貴族女子たちに囲まれていじめられるというのも、ゲーム内で起こるイベントの一つでキースが現れて助けるという恋愛フラグイベントだったものをカタリナが奪ってしまった。起こるイベントを全てこなされているために、恋愛フラグが全く立たないまま日々は続く。

 とある休日のある日、畑の視察をするために一般市民の恰好をしてキースを伴い外に出るカタリナ。色々な農家に聞き込みを行ったおかげで自分の畑にもフィードバックできそうな知識が集まった。

 その帰り道、たまたまマリアの実家がある町の近くを通りかかったために少し酔っていくことを決意。家の場所を知らなかったので街中で訪ねてみると、マリアは思いのほか有名人だったらしく場所はすぐに判明する。

 どうやら平民ながら魔力が現れたことで、実の父親が貴族なのでは? という噂が立っているらしい。この噂はキースだけが把握し、カタリナは何も知らないままにマリアの家に向かう。

 マリアの家に到着すると、彼女はちょうど留守にしていた。部屋に通されたカタリナはマリアの母にいつもマリアがお菓子を作ってくれる話を嬉しそうに語る。幼いころに魔力が発生し周りから噂を立てられ、手作りのクッキーを誰にも食べてもらえず泣いて帰ってきてからお菓子作りを家でしなくなったマリアの姿を知っていた母はその話に驚きを隠せない。だが、戻ってきたマリアとカタリナたちが楽しそうに話している姿を見て、カタリナがマリアにとっていい影響を与えていることを感じとる。

 マリアはお腹を空かせたカタリナのために手作りクッキーの準備を始める。カタリナはお礼として荒れていたマリアの家の畑を耕し、買ってきた苗を植える。カタリナのおかげでマリア親子にも微笑みが戻り、家族もろとも好感度が爆上がりする。もう主人公はカタリナへの気持ちは他の攻略対象には追い付けないのでは。というか確実にカタリナルート入ってるだろう。

 今回も自分のあずかり知らぬところで好感度お上げに上げたカタリナだが、農作業をした格好のまま実家に立ち寄ったことで母親にこってりと叱られたのだった。

 破滅フラグを回避することに全力を注ぎながらも自らが好感度をあげていることにいまいち気付いていないカタリナ。このままの君でいてほしいが、このままでゲームの進行上大丈夫なのだろうか。
(文=三澤凛)

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