TVアニメ「グレイプニル」三部の強さを目の当たりにしたクレア…彼を自分たちの仲間に？第5話

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　宇宙人に教えられた山の中は危険に満ちていた。一般の人があまり立ち入らない場所だけにこの山をうろついているやつのほとんどが「収集者」なのだ。修一のよく利く鼻を頼りに周囲を警戒しながら進む二人。この先誰かに出会ったらそいつは間違いなく敵だ。

　だからこそ、敵を見つけたら先に攻撃を仕掛ける。それがクレアが出した作戦だ。収集者がどれくらいいてどれくらいの強さを持つのかわからないからこそ、先手を打つのだ。

　街中とは違い、この山の中で素顔をみられることの方が今後の生活に支障が出てしまう。修一とクレアならば着ぐるみになってクレアが中に入れば見た目などの情報を隠すことができるのだ。

　素性がバレたら友人や家族が危険にさらされる可能性などもある。これはクレアの作戦が妥当であると言わざるを得ない。
　
　そんな作戦を話し合っている中、近くに人が近づいてきている臭いを感知。多少離れていた分クレアが中に入る時間もあった。警戒しながら迎えた相手は体を黒い鎧のようなものに覆われた男だった。手先は刃物のようになっており見るからに手ごわそう。その鋭い刃は簡単に修一の首を飛ばしてしまいそうだ。
　
　彼はコイン収集が目的ではなく、強くなりたいという一心でこの力を手に入れたが力が強すぎるために一般の人と対峙するとすぐに相手を殺してしまう。だから同じ能力者ならば対等に戦いまた自分の強さを実感できるのではないかとこの山にやってきたようだ。

　クレアが代表して相手と会話をしたことで、対戦相手が女なことに落胆をしていたが先手必勝とクレアが先に攻撃を仕掛ける。しかしやはり力自慢だけあってこちら側の攻撃は簡単に受け止められ反撃を受ける。

　追い詰められるクレアと修一。だが反撃として持っていた銃を構えたことで一気に反撃に持っていく。銃を前にしてもひるまない相手にとうとう一発打ち込むが、片手に怪我を負うだけで済んでしまう。

　彼はそこで変身を解き修一たちの前に素顔を表す。彼の名前は三部忠則。大学２年生だという。強いものを追い求めてここについたが、今の一撃を受けて自分が拳銃にも耐えうる体だと知り自信を持ったようだ。そんな自信をくれたクレアにさらに勝負を仕掛けてくる三部。

　二人は逃げ、その先でクレアは修一の体から離脱。着ぐるみの修一は三部に抱き着くことで動きを止め、身動きが取れなくなった三部に向かいクレアは銃を突きつける。

　ほぼ半裸のクレアがかなり威力のある銃を撃ったらどんな状態になるか想像し、戦意をなくし変身を解く三部。三部が変身を解いたことに気付かず羽交い絞めにし続けていた修一は彼の体に負荷かけてしまう。

　腕とそれ以外にも怪我を負わせてしまった修一は三部を手当。そこでクレアは彼の弱みを握るためにスマホを出すように要求するがスマホは男らしくないという理由で所持していない様子。だったら、と住所と電話番号を……と詰めている間に三人が気付かない間にビジュアルがやばそうな新たな敵がやってくる。

　遠方から既に三人の写真を写しており、ここで逃げても実生活で狙われる可能性もある厄介な相手だ。だが、そんな相手に対し三部が再度変身し敵を真っ二つに切りつける。やはり三部はかなり強かったのだ。

　三部の強さを目の当たりにしたクレアは、三部を自分たちの仲間に引き込むことに。三部もその案に乗り、仲間が増えた。襲ってきた敵のスマホを確認すると、他にも仲間がいそうな予数。彼らがこの場所にやってくる前に一度三人は山を下り体制を整えることに。

　見た目も力もどの程度がいるのか不明だった中、協力な仲間を手に入れることができた。三部の存在が二人にとって吉とでるか凶とでるのか。戦いはまだまだ続きそうだ。
（文=三澤凛）