とうとう、乙女ゲームの舞台である魔法学園入学の時が来てしまったカタリナ。破滅フラグ発動するか否かがかかる生活。親元を離れて全寮制の学校へ向かうことに。
だがこの数年の間で絆を深めまくった攻略キャラ達や同じくライバルキャラであるソフィアやメアリも一緒なので生活自体への不安はゼロだ。
ゲームの主人公であるマリア・キャンベルは主に貴族だけが持って生まれる魔力を平民にしてもち、さらに珍しい光属性の強力な力を持つという。特別な力を持つマリアは入学初日から各攻略対象と様々なイベントを勃発させ、恋愛フラグをどんどん立てていくのだ。
早速カタリナの婚約者であるジオルドがマリアと遭遇し、彼女に興味を持つゲーム内で重要な意味を持つイベントが巻き起こっていた。入学式で場所が分からなくなったマリアは木に登って場所を確認しようとしたところをジオルドが発見して案内するが、木に登るという行為が珍しく、絵マリアに興味を持つようになる。だがジオルドはカタリナが木登りの名手ということで、さほど心を揺さぶられるようなことはなかった。
さらには義弟のキースもマリアと遭遇。ゲームあチャラ男だったキースも、カタリナの存在によりチャラ男ルートは回避。ハンカチを渡して遊びに誘う、というのが本来の道筋だが、そのイベントも普通にハンカチを渡して終了するという展開に。
チャラ男だからこそ発生するルートは今後も少し形を変えての登場となるようだが、キースは生粋のブラコンへと成長してしまっているのでそもそもがマリアに恋心を抱くのは難しいような。もちろん、カタリナはそんなことに気付いていない。
さらにジオルドの双子のアラン。彼もカタリナによってジオルドへのコンプレックスをこじらせていた過去を乗り越え成長した。それゆえに学力テストの結果でマリアに負けたことから発生する敵対していたところから恋心が芽生えるというルートが成立しないことに。
むしろ彼はピアノの才能を伸ばし、その成果をカタリナに聞かせたいと思っている。完全にカタリナをロックオンしている状態だ。もちろんカタリナは気付いていない。
ニコル、ソフィア、メアリも勿論カタリナが大好きであることには変わらず、まだマリアとの接触はない。だがいつ破滅フラグが現れてもおかしくない状況であることには変わりがないのだ。
悪役顔で、魔力も少なく頭もよくないことを自覚しているカタリナは、学校でも精神を落ち着けるために花壇と偽り学校よりスペースを借り受けて農業に精を出す。
周りも農業に励む彼女に慣れているので受け入れも早い。愛されているがゆえの対応だが、カタリナは全然この好意に気付いていないから恐ろしい。
会う者全てを落としていくまるで乙女ゲーの主人公のようなカタリナ。その力は真の乙女ゲー主人公マリアにも通用してしまう。
仲のいい友人たちがこぞって生徒会役員になったことで、カタリナも生徒会室に立ち入ることが多くなり、同じく役員であるマリアとも顔見知りに。
カタリナは大のお菓子好きであることから、料理上手なマリアのお菓子も食べたいと口走り、作ってきてもらう約束を取り付けるなど、少しずつ友好的になっていく。
後日、お菓子の匂いにつられて足を向けた先でマリアが貴族の女子たちから平民風情で生徒会に入って生意気だといじめられているシーンに遭遇してしまう。
マリアのおいしそうなお菓子をダメにするような行動をとった貴族女子たちに対して怒りをあらわにしマリアをかばうカタリナ。
助けてもらい、さらに作ったお菓子を全て平らげてくれたカタリナに対し、マリアからの好感度が大幅にアップ。
そう、このイベントゲーム内ではいじめていた貴族女子がカタリナで、助けてくれるのがジオルドでいっきに恋愛フラグが急上昇すうるというものだったのだ。人の恋愛フラグを奪い取りナチュラルに自分のものにしてしまうカタリナ。
こうして着々と全員の恋愛フラグがカタリナに集まっていっているが、本当にこのままカタリナハーレムエンドに向かうのか。まだまだどんでん返しやカタリナがピンチになる展開がありそうではあるが、毎回次が楽しみだと思わされるのが悔しい。
(文=三澤凛)
TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』カタリナのハーレムエンドで決まりか?第4話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、乙女ゲーム、ショタ、乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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