TVアニメ『LISTENERS』ジミの手がかりをしるべく学園長キムから出された条件は……第4話

LISTENERSより

 世界観も雰囲気も良いのだが、説明台詞が多かったりするのがだんだん気になってきた。 今回の舞台は学園。学園ものの雰囲気を取り入れつつも、基本となるロボの見せ場やこれからにつながる情報も出てきて、今回も情報が詰め込まれている。

 トレモロ技研に教えてもらったフリーク・シーン・アカデミーにやってきたエコヲとミュウ。学園長キムにはすでにふたりの情報がもたらされていた。かなりとんとん拍子に進むのかと思いきや、情報を渡すかわりにティーン・スピリットという怪しげなスプレー缶の出どころを調べてほしいという条件を突きつけられた。

 ふたりは転校生の体で学園に入るエコヲとミュウ。事前に来ることを知らされていた生徒ホールからのサポートを受けながら、捜査開始。どうやら、このティーンスピリットには吸い込むだけで気分が高揚し、心的ストレスを和らげる効果があるらしい。場所によっては前線に向かう祈手の必需品にもなっている代物で、使用も別に違法でもなく製造方法も秘密というわけでもない。だが、使い続けると精神を病む副作用もあるようだ。

 ミュウと行動している最中、エコヲは祈手のニルが付け回していることに気づく。ニルは、昔からそのことで迫害を受けていたため、ふたりも尊敬しているジミに強い憧れを抱いているようだ。その話を聞いたエコヲはニルに感情移入したのか即座にもう自分たちは友達である、と宣言し自作のアンプをニルに見せてしまう。

 すると今まで大人しかったニルは突如そのアンプと自分をつなぎイクイップメントを起動させる。同じアンプでも祈手が違うと機体も違うらしい。突然の起動に虚を突かれたエコヲ。ニルはティーンスピリットを摂取しするとイクイップメント暴走させて校舎を破壊し始める。

 騒動を聞きつけてエコヲと合流するミュウ。どうやらティーンスピリットを学校で製造していたはホールでニルも操っていた。生徒会長としての実績を利用していたようだ。

 彼らは学校を卒業したら祈手として戦場に送られ消費される運命にあるという。それを断ち切るために神として全ての世界をぶち壊したい、と考えている。過去、ジミも祈手でありながら世界を怖そうとしたように、自分たちも同じことをしようというのだ。

 友達になったことで、ニルと戦いたくないというエコヲ。だが攻撃されたままではいられない。ミュウはニルと戦うためにイクイップメントを起動する。エコヲはふたりの戦いを止めようとするがホールがそれを食い止めようとする。

 もみ合いが起こり、ふたりが高所から落ちてしまいそうになったときニルは仲間であるはずのホールではなく自分を友達と言ってくれたエコヲの方を助けてしまう。

 だが、ニルはエコヲを助けたものの、祈手はいつかどこかで気がふれてしまうということを言い残して姿を消してしまう。彼女がどこに消えてしまったのか、今後また再会することがありそうだが、どうして気がふれてしまう、と確信を持っていたのかはわからないままだ。

 とりあえず事件は解決したため、学園長は約束通りにジミの情報をエコヲたちに開示してくれる。だがジミの情報はトップシークレット。写真が唯一の手掛かりとなった。なんでも紫の王国を支配する「殿下」と呼ばれる人物の元に向かったというのだ。これで次の目的地はこの殿下、ということが決まった。

(文=三澤凛)

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