TVアニメ『ミュークルドリーミー』チア部希望のゆめちゃんが、生徒会長兼テニス部長・杉山先輩との出会い……乙女心が揺れ動いた第2話

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　ゆるふわで可愛いだけかと思いきや、意外と強めに狂ったにおいがする女児向け作品・ミュークルドリーミー。まだメインキャラクターが出そろっていない段階だが、今週も情報量多めなストーリーが繰り広げられる。

　みゅーの声で目を覚ますと、そこはゆめの夢の中。ゆめとみゅーの前に、『ミラクルドリーミー王国』の女王様が現れる。みゅーの存在を他の人間に知られてしまうと、みゅーは能力を失い、ただのぬいぐるみに戻ってしまうという。絶対に内緒にするように、とゆめは女王様に念を押される。ずっとみゅーと友達でいるため、秘密を守ることを誓うゆめ。それを聞いた女王様は、ゆめにドリーミーボックスを授ける。

　ドリーミーボックスに夢のかけら・ドリームストーンをいっぱいにすることができたら、ゆめの願いをなんでもひとつだけ叶えると伝え、去っていく。

　目覚めたゆめ。今日も慌ただしく学校へ出発する。家に置いてきたはずのみゅーが、通学バッグの中に忍び込んでいた。みゅーの存在を知られてしまわないか、焦りながらも教室へ向かう。

　ホームルームのあと、担任から新入生のために体育館で部活紹介があると告げられる。ゆめは大好きな漫画「チアっちゃお！」に憧れて、入学前からチア部に入ることを決めていた。クラスメイトたちも、どの部活にしようかとあれこれおしゃべりが尽きない。

　強い決意のあまり、動転して通学バッグを手に教室を飛び出してしまったゆめ。ベンチで落ち込んでいたところに、テニスバッグを肩にかけたイケメンが近づいてくる。彼の案内で体育館へ向かい、無事クラスメイトと合流することができた。

　部活紹介が始まると、壇上に先ほどのイケメン・杉山の姿が。彼は男子テニス部の部長で、学内にファンクラブもあるスターのような存在だった。放課後、テニスコートへ見学に行くと、ゆめを見つけた杉山から入部の誘いを受ける。ゆめはチア部とテニス部、どちらに入るか悩み始めてしまう。悩んだときには「ユメシンクロ」を試してみるといい、とみゅーからアドバイスをもらって早速変身して夢の世界へ。

　ミュークルステッキでテニス部員に変身したゆめとみゅー。憧れの先輩との練習を夢見ていたが、もちろん活動は男女別。さらに、ハードな基礎練習にあっという間に疲れてしまう。真剣に練習をしている部員たちを見て、自身の浅はかさに気付くゆめ。現実に戻り、あらためてチア部への入部を決意。翌日、無事に入部届を提出するのだった。

　次回からは部活に勤しむゆめの姿も見ることができそうだ。もう一人のメインキャラになるであろう、まいらがゆめと絡むのも次回以降になりそうだ。

　そして今回は全くちょっかいをだしてこなかったライバル・ゆにの動向にも注目していきたい。

（文＝三澤凛）