TVアニメ「グレイプニル」修一の背中にチャックがあった!? クレアはそれを下ろすとおもむろに…第2話

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 修一とクレアの前に化け物へと変身する女が現れ攻撃を仕掛けてきた。彼女に目つぶし効果のあるスプレーを噴射し反撃の機会をうかがおうとしたクレア。だが、修一は交戦を好まず、クレアを抱えて女から距離を取る。

 敵の女は大打撃を受けたことからより一層激しくクレアたちへの執念を燃やす。彼女は元々は修一たちと同じような一般的な高校生だったようだ。体育推薦で陸上部に入っていたが、スランプに陥りインターハイへの出場も危ぶまれ、イライラが溜まっていた。

 そんな時に廃墟となったラブホにある自動販売機の噂を聞いた彼女は、たまたま拾っていた怪しいコインをその自販機に投入。すると中から怪しい男が現れ、「お礼をさせてください」と申し出られ、彼女は早く走れる足を手に入れた。

 だが、それは人の形ではなかった。彼女はもう一度コインを探してまたあの謎の男に願いをかなえてもらおうと躍起になった。そんなときに、クレアと修一がコインの話をしているのを聞く。コインや変身について把握している情報量は同程度。だが、彼女の方が殺傷能力に長けているようにも感じる。

 身体能力が格段にあがった彼女は二人のあとをつけ、ベランダから襲撃を行い今に至るというわけだ。

 修一は、クレアがスプレーを用意していたことやコインの話をしたことが彼女を引き付けることになったことなどから、何かを知っているのではないかと怪しむ。だがクレアは彼女に顔も見られ、家までバレていることの危険性を説き、とにかくまずは彼女を倒すことが先決だと、修一を丸め込む。

 そして変身後の修一の体にファスナーがついていることを発見し、自分がその中に入って戦うことを提案する。修一がどうしてこんな姿になってしまったのかを理解するにはその体を隅々まで知ることが必要で、自分はその手助けをするためだという。

 チャックを全て下ろした修一の中身は空っぽ。その中にゆっくりと体をいれていくクレア。女性の方が男性の中に入るという、通常とは違う感覚。クレアは思わず、艶めかしい声をあげてしまう。

 完全にクレアが中に入って一体化すると、体だけではなく心も共有してしまうようだ。お互いが抱えるものを受け止めながら、少しずつその感覚に慣れていこうとしたところで、敵の女がふたりを見つける。

 修一の体にクレアが入ったことにより、彼女との戦闘は激化する。序盤は修一の体を動かすことに不慣れなせいで押されていたクレアだったが、段々こつが呑み込めてきたようで動きにキレが出て、容赦ない攻撃を彼女に食らわせていく。

 自分が好きだった「走る」ということの為に力を望んだ彼女。力が無ければ大会にも出られない。この戦いでも負けたら体が化け物のようになっても得たかったものも何もかもなくなってしまう。
 
 修一の体のコントロール方法を理解し、主導権を握っていくクレア。戦闘がどんどん楽しくなっていくのか残虐性が高まっていく。彼女の動きを封じ込み、いつでも足が折れる態勢にもっていき、コインの使用法などを問いただすが彼女も何も知りはしない。情報をはかないことがわかるとクレアはアッと今に彼女の足を折り、拳銃をつきつけて引き金を引いた。

 粘液まみれになりながら自分たちを追ってきていた敵を打ち倒したクレアは、清々しい表情を浮かべるが、ただただ体を使われた修一の表情は暗く重い。その夜から一週間たっても修一の生活は何も変わらない。自分たちが人を一人殺したことがバレていない。恐ろしいことだ。

 クレアはそんな修一の恐怖を知り、自分がこのコインの謎を追い求めるようになった理由を思い出す。それは自分の姉も修一と同じような化け物になったことがきっかけだったようだ。両親を殺し失踪した姉の謎を知るためにコインの謎、変身の謎をしっているものを探している。

 その為には修一の力が必要だ。だからクレアは彼に約束する。どんな理由でも、修一の身に何かが起こった時はかならず一緒に自分も死ぬ。たとえ死んでも修一はひとりじゃないのだと。

 クレアの言動がいちいちエロく、そこにつられてしまう視聴者も多そうだが、もったいぶっているだけでストーリーがおろそかにならないことを願うばかり。とにかく戦闘シーンもかなり迫力もありまだまだ謎が深まる展開にも期待が持てる。次回が楽しみだ。

(文=三澤凛)

TVアニメ「グレイプニル」修一の背中にチャックがあった!? クレアはそれを下ろすとおもむろに…第2話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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