TVアニメ『波よ聞いてくれ』ミナレのキレッキレなトークが炸裂!第2話

TVアニメ『波よ聞いてくれ』公式サイトより

 山の中でクマと戦うラジオをなぜやることになったのか。その流れが前回から語られている。麻藤に乗せられるままに自分が酔いながらしゃべった音源のあとに生でもトークをすることに。そこで元カレへの殺人予告をしたところで放送は終わった。

 勢いで出演してしまったが、これは出るところに出て争うぞとすごんでみたがが、酔った席でこの音源をどのように使ってもいい、と拇印を押して誓約書を既に書いていた。つまり、自分でこの放送を許可していたのだ。

 とにかく仕事先を飛び出してラジオ局に来てしまったことで、職を失う危機に陥ったミナレ。夏祭りが終わるまでに次の職のあたりをつけておけと店長に言われてしまったために、かなりヤバイ状況だ。

 さらにはミナレが勤めるレストランのお店のブログに、ラジオを聞いたという人たちからの書き込みが相次いでいた。ラジオ局の方にもかなりの反響があったようで、麻藤がことの次第の説明と店にあやまりにくるということに。

 麻藤は一緒に組んでいる構成作家である久連木にもミナレのしゃべりがどうだったかを聞いてみたが、彼はあまり素直に人をほめる質ではないようだが、それでも本がなくてもあれだけしゃべれるというミナレに対しては好印象を抱いているようだった。あの場にいたラジオ関係者たちはみな、ミナレのしゃべりに何かしらの可能性を見たようだ。

 特に麻藤は、噛まずにしゃべれる素人というだけではなくミナレの声を手元に置いておきたい、と思ったようだ。一般的なリスナーが求めている理想的なリアジュリングウィスパーな声ではなく、音域が高く人を安心させずアジテーターじみた傲慢な響きがある声だが、それを聞いても不快ではない声なのだという。まるで好きな女芸人の次の発生を待つ心境に近いような気持ちに、彼女の声はさせられるのだという。

 麻藤たちラジオチームがミナレの元にやってきて食事に舌鼓を打ちながら、一緒にラジオの仕事をしないかと誘う。職を無くしそうなミナレにとっては願ってもない話。即座に「ラジオ 月給」で検索するが、それだけで食っていけるような仕事が最初から振られるわけもなく、週一で現在茅代が務めている番組のアシスタントとして、ということらしいのでまだ金銭面では不安定だ。

 貯金80万あるうちの50万を元カレに持ち逃げされたミナレにとって職を失うということの危機感は強い。このままでは秋までの間に釧路の実家に強制送還される未来が見えてしまう。除雪車が一晩中はしっていてくれる札幌にいたいミナレは、このラジオの仕事に一縷の望みをかけるしかない。

 ラジオ局呼び出されたミナレ。反響も多かったことから次は録音で短い時間、お店の宣伝でもとってみようということに。お店が出品する裏参道のお祭りについての宣伝トークを収録することになった。宣伝だけでは物足りないということもあり、ミナレなりの祭りの見どころも付け足したトークが開始される。

 台本が無くてもサラサラとしゃべりだせるミナレ。一般人が5分適当にしゃべれって言われたらかなり難しいと思うが、ディスり芸も相まってキレッキレのトーク。このトークに合わせて裏参道のお祭りの様子が描かれるが、お金持ちが住んでいる地域のお祭りで屋台も普通のレストランからの出品が多いらしく全部美味しいそう。北海道のお祭りというだけでも屋台のもの全部美味しそうなので羨ましい限りである。
 
 ミナレたちのお店、ではなく分店の大元の店であるガガーリンの看板を掲げて屋台にたつミナレ。だが彼女たちの働くお店VOYAGERのお店の方が確実に美味しいカレーだったらしくあまりおいしくないカレーを販売するミナレたち。

 最後のシーンでミナレと同じアパートに住んでいるっぽい男が鼻血を出して泣いているシーンで本編が終わったがこの男は一体? かなり怪しいやつっぽいけれどこの男がミナレとどう絡んでくるのか? ミナレが職場をクビになってラジオパーソナリティになるまであと少し。今後の展開が楽しみだ。
(文=三澤凛)

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