アニメ『僕のヒーローアカデミア』No.1ヒーローになったエンデヴァーの覚悟が見えた第87話

『僕のヒーローアカデミア』公式HPより

 文化祭編も終わり、ここからの主人公は、デクではなく轟焦凍の父であり現No.1ヒーローのエンデヴァーだ。

 この世界にはヒーローはランキングがつけられている。事件解決数、立件数、支持率など世の平和にどれだけ貢献したかによって決定される。実力、人望ともにあってこそのヒーローなのだ。

 オールマイトが実質引退に追い込まれた今年、その発表が延期されていた。だが今回いよいよ発表。その式典にレイネンならばヒーローは登壇しないが、今回は時世を鑑みて登場することになっていた。

 リュウキュウやシンリンカムイ、ベストジーニストなど神野区で活躍した面々がランキングに名を連ねる。それぞれがランクインについて一言ずつコメントをしていく中、ランキング2位のホークスがその場の空気を凍らせた。

 今回、オールマイトがいないランキングで1位に上り詰めたエンデヴァー。だがその支持率はベストジーニスト、ホークスらに劣る4位だと指摘。さらにそれよりも低い者たちにも『ヒーローとして何をやっているのだ』、と問いかけて、会場の雰囲気を重たいものにする。

 そんな中でエンデヴァーにマイクを渡す。彼が1位になることについて世間からは歓迎しない声が出ていることは本人が痛いほど理解している。そして彼は「俺を見ていてくれ」とだけ告げた。

 この一言を口にするまでに、彼の葛藤があったことを視聴者は知っている。だからこそ、言えるひとことだった。端的にカッコよかった。

 ホークスはエンデヴァーを誘い、彼の地元である九州地区に連れ出す。地元で信頼され地域の人から頼りにされるホークス。そんな彼に、今日本中で脳無についての噂が出回っていることを知らされる。ホークスは異能解放戦線と名付けられた噂がとびかっているこの現状をエンデヴァーになんとかしてもらいたい、と願い出た。

 ヒーローが『今日も何もなくて暇だった』と、言えるような平和な世界にしたい。それがホークスの望みだという。自分が活躍したいためにではなく真の平和を作りたい。そのためにエンデヴァーの力が必要だ。そんな会話をした矢先、突如彼らのもとに噂をしていた脳無が襲い掛かった。

 これから始まる「異能解放戦線」その先駆けとなるエンデヴァーの戦い。轟家の確執にも迫る話にもつながるので、ここから先も目が離せない。
(文=三澤凛)

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