TVアニメ『異種族レビュアーズ』酒は飲んでも飲まれるな!?　エロ＆アルコールのダメコンボにヤラれた第11話

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　かつて0点や1点を付けてきたサキュ嬢全員に10点満点をつけて回る謎のインキュバスに翻弄されるレビュアーズ。｢女性の魅力を理解してない｣と言い放つ彼だったが、とんだトラブルに見舞われることになり…。

　前回の引きから現れた怪しい男。彼は上級インキュバスで、スタンクたちのレビューを見て食酒亭にやってきた。彼はスタンクたちがつけた低得点のレビューについてモノ申したいことがあるという。

　彼はインキュバスなだけあって精力絶倫で、さらに世の中の全ての女性を愛している。なのでスタンクたちが低得点をつけた店の嬢とも十分楽しむことができた。そこでその嬢たちと遊び、10点をつけたレビューを書き直して持ってきたのだ。

　この博愛主義のような男が何をしたいのか。スタンクやゼルそして視聴者も何がしたいのかわからない。そのうち、彼の愛情表現を本気にした女性に後ろから刺されて病院に運ばれて行ってしまった。なんだ、こいつ。

　結局彼のレビューは役に立たないと破られたが、インキュバスという種族はスタンクたちのレビューが通じないということはわかったエピソードだった。

　後半はクルーラホーンのお店の話。遊びすぎて金欠になったクリム君。メンバーからは店に誘われ、心が揺れるも、先立つものがないと断っていた。そこに大金を持ったカンチャルが現れる。輸送隊ギルドに自分たちのレビューを全国に配った売り上げが出たそうだ。さらに今後、レビューを書けばお金がたんまりと入ってくるという仕組みが出来上がったという。

　突如沸いたあぶく銭。お金があるならサキュ店にいくことはやぶさかではないクリム君。しかし仕事を途中で投げ出すのはメイドリーちゃんが許さない。クリム君が合流するころにはスタンクたちはべロベロに酔っぱらっていた。

　この酔っぱらった状態でさらにサキュ店も楽しめるところ、ということで選ばれたのはクルーラホーンのお店。クルーラホーンというのはお酒の妖精。サキュ嬢もみな酔っぱらっているので飲み会しながらえっちなこともできるというご機嫌なお店だ。

　目が覚めた時には二日酔いの症状と、いつの間にか書いていたレビュー記事があった。酔っぱらっていてもキチンと仕事をしていると思いきや、酔っ払いが書いた文章など読めたものではない。さらには酔っぱらった勢いで追加オプションをガンガンつけたため、値段はべらぼうに吊り上がり、財布はすっからかん。
　
　お酒はほどほどにしないとサキュ嬢とどんなに楽しんでも覚えていないのではもったいない。

　波乱を巻き起こしまくったこのアニメも次回でとうとう最終回。最終回までありのままに駆け抜けていってもらいたい。

（文＝三澤凛）