てっきり12話まであると思っていたから唐突に感じるが、今回が最終回だ。ダーウィンズゲーム終焉にはまだまだ道半ば。おそらく二期を見据えているのだろう。
dゲームに全く無関係だった友人を殺され、怒り心頭のカナメ。王と決着をつけるべく、またその気持ちに賛同した仲間が集い最終対決に挑む。今まで暴虐の限りを尽くしてきた王だけに恨みを持つ者は大勢いる。
まずシュカが王を追い詰めていく。誰も敵わない相手、というような印象を抱いていたが、ひとたび戦闘が始まると圧倒的にシュカが優位にことが進む。
慢心をもって戦闘にあたっていた王は、腕、足が一本ずつシュカの張り巡らせた糸によって切断されていき、徐々に身動きが取れなくなっていく。それでも、シュカの攻撃の手はやまず、自身の体のパーツも残り少ない。ここで奥の手を使ったものの全ての攻撃は読まれ、無様な命乞いを繰り返すのみ。
最終的にカナメに降参を宣言。降参したことで得られるファイトマネーだけではなく彼が持っている全てを奪い取るオールインを行っていた。以前の宝探しゲームで勝った時に得たカナメだけの特権だ。
バトルに負け、持っていた金も全てカナメに奪われた王はそのままゲームから消されてしまう。だが、王は渋谷周辺を牛耳っていただけ。他の地域にも同じような存在がいるのだろう。カナメはさらにこのゲームを終わらせたいという気持ちを強固なものにしていく。
ひと段落つけたカナメたち「サンセットレーベンズ」は縄張りを拡大。ゲームが終わらないならば、プレイヤーがいなくなればいい。メンバー全員が黒い服を身に着け、カラスのように飛び回るカナメの目的はdゲームを終わらせること。そのための奮闘はまだまだ続きそうだ。
新しいイベントが始まったようだが、それをカナメはどう切り抜けるのかはまたいつかどこかで見れることを期待したい。
個人的にはヒロインのシュカが好きになれず、彼女のターンの時にはイライラがたまった。だがdゲームという危険なゲームに巻き込まれ、少しずつ変わっていくカナメの戦いはとても面白かった。最初はただ巻き込まれてしまい、必死にその場を切り抜けることだけしかできなかった彼が、一つの組織のリーダーとして、dゲーム自体と戦っていく様をもっと見ていきたい。2期決定の報を首を長くして待っている。
(文=三澤凛)
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