アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』公式発表前から情報ダダ漏れでシラけるファン…運営しっかり!第11話

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TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」より

 武道館ではないものの、大きなアイドルフェスへの出場が決まったチャム。公式の発表よりも先に別のアイドルのRTで知るという何とも複雑なファン心理がさらされる。ライブでの発表して大盛り上がり! を期待していたメンバーは観客の薄い反応に焦りを見せる。運営しっかりしてほしい。

 このイベントに出ることで新規ファンの獲得などを期待しているチャム。しかし同イベントに参戦するアイドルには、同時期にデビューしたのにチャムよりも確実に知名度も実績もファン数も上回るアイドル達が多く出演するようだ。

 くまささんも、フェスは自分が推しているアイドルたちの現実が如実に見えることでいたたまれない気持ちになることもある、とうれしい反面少し切ない表情を見せる。

 さらにおたささんの推しのれおが以前いたグループのセンターだった子が今回のフェスでもかんりピックアップされているユニットでもセンターを務め、宣伝活動を活発に行っていることが、れおにも大きな影響を与えていた。

 イベントに先駆けて放送される地方番組の宣伝でれおのライバルがインタビューを受けることに。一緒のイベントに出るアイドル達の中で気になる人はいるかどうかという質問に、れおは自分の名前をあげてくれるのではないかとどこか期待していたが、彼女に触れられることはなく終わってしまう。

 この番組に告知として一瞬チャムが映るということで、はじめてテレビで舞菜の姿が拝めると狂喜乱舞して興奮しまくるえりぴよ。一人で観たらうれしすぎて吐いちゃうということでくまささんや基さんと一緒に見ようと提案するが、全て拒否られてしまい、仕方なく舞菜を知らないバイト先の同僚美結を巻き込むことに。

 一緒に見てといったものの、ほぼ一人で大騒ぎしているだけのえりぴよ。しかも舞菜は写真でちらっと写るだけだというのにかなりのさわぎっぷりに美結は引いてしまう。だが、えりぴよが寝てしまった後についていたテレビ番組で美結も自分の推しを発見。結局、友達の友達は友達というか、類は友を呼ぶ状態に。

 チャムはフェスに向けてメンバー全員一致団結してレッスンの量を増やしダンスのレベルも上がりつつあるが、やはりまだまだイベントの規模には追い付いていない。

 やる気に満ちるメンバーたちの中にいて、舞菜はまだ自信が持てないでいた。そこに、アカウントは持っていたけれどもつぶやくことがない、と放置していたSNSにえりぴよが舞菜への思いを投下していく。

 小さなことから大きなことまで、舞菜のことがどれほど好きかだけのツイート。だけれどもそれは舞菜に届き、彼女の自信につながる。

 次回はいよいよ最終回。武道館にはいけていないが、フェスにいく。チャムにはそこで最高のステージを踏んでもらい、武道館への足掛かりになってもらいたい。オタクたちの奮闘っぷりにも注目したい。
(文=三澤凛)

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