地上波初の自治体製作アニメ 第11話がオンエアされた。
第11話「わたしのように」
伊月と思しき人に出会えたものの、否定されてしまった夏奈。滞在時間も使い切ってしまい、不完全燃焼なまま熊本から去り帰宅せねばならなくなってしまった。
帰宅の足にいずみが父親と共に空港まで送り届けてくれることに。お店があるというのにこの親子、かなりいい人たちである。
伊月を探し求める旅のさなかで出会ったいずみ。夏奈と空港で別れる時には涙を流して「大好きだ」と言い合えるほどに仲が良くなっていた。美しい話だが、なぜここまで急速に仲良くなったのだろうか、という違和感も感じてしまう。
いずみと仲良くなるきっかけとなったおまわりさんの前園さんまでも空港に迎えに来てくれる。あれ、暇なのかな? この前園さんだけかなり作画で色白に描かれていたのがやたらと気になった。いずみよりも白い。夏奈よりも白い。あまりにも真っ白すぎたが、エンディングの絵ではそこまで白くなかったから余計に気になった。あれはいったいどんな意図があったのだろうか。多分、物語の本質には何も関係がないことなのかもしれないが、気になってしまう。
いずみたちと別れを惜しみながら手続きに進む夏奈。この旅を通して出会った人たちとのこと、最後にあった伊月のような人との会話を思い出し、やはり自分はまだ今回の旅の目的を成し遂げていないと感じ始める。
伊月に言いたいことは言えたのか。まっすぐ目を見て伝えることができたのか。なにも、できていない。そう思いなおした夏奈は前園を捕まえ車を飛ばしてもらう。目指すは伊月の元。彼女に直接思いを告げ、夏奈はこの旅を締めくくることができるのか?
(文=三澤凛)
アニメ『なつなぐ!』不完全燃焼なまま旅を終えられない! もう一度伊月と会うことを決めた第11話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、なつなぐ!の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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