アニメ『うちタマ⁈ ～うちのタマ知りませんか？～』3丁目メンバーが“可愛い”をロボットに伝授する!?第9話

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09 「あいつがまちにやってきた」
　  「ノラと子猫」

■あいつがまちにやってきた
　ある日、公園に向かっている最中に背後に謎の気配を感じたタマは、3丁目の仲間たちに助けを求めた。その謎の気配の正体は、ねこの可愛さを学ぶためにやってきたaiboのレオだった。

　擬人化ほのぼのアニメにまさかのaiboがやってきた。一時期販売が中止したのでは？　と思ったら2018年に再開しているようだ。ビジュアルもより犬らしくなっており、今回登場したレオは2020年限定バージョンの色に近いことから最近飼われ始めた子なのかもしれない。

　ご主人がつぶやいた「猫可愛い」発言を受けて、タマに「可愛い」を伝授してほしいとやってきたレオ。可愛いを学ぶためにタマに弟子入りを希望する。だがタマは狙って可愛いをやっているつもりはないために戸惑ってしまう。「可愛い」といえば！　ということで自他共に認める3丁目のアイドルモモちゃんを訪ねてみたりするが犬と猫の違いだったりとなかなかうまくいかない。ロボ犬なのでプログラムされた動きは完璧にこなすことができるが、それゆえにまた可愛いから遠ざかってしまう

　最終的には、タマもレオもご主人様が大好きでありのままの自分をご主人様は可愛がってくれる。という結論に至る。そう、レオがタマになる必要は全くなくそのままのレオが愛されているのだから。

　ちなみにレオの鼻にはカメラが設置されており写真を撮ることができるという。撮った写真はご主人のPCに転送されるのだとか。3丁目の犬猫たちと仲良く遊んでいる写真を見てご主人も嬉しそう。飼い犬にaiboという選択肢、ありだな。

■ノラと子猫
　ノラが河原で昼寝をしていると、どこからか子ねこの声が。お腹を空かせ、泣きそうな子ねこを見て、ノラは放っておくことができず―――。

　前回のノラの過去エピソードがあるからこそ生きてくる回。ノラ猫の話ってなるとやはりどこか切なさが付きまとう。

　空腹の子ネコを見つけたノラは、自分のエサをくれる人間たちに会いに行くことにした。人間には自分を触らせず、それでもエサだけは引き出すって中々に難しいような気がするが、彼の長いノラ生活の中で身に着けた手法があるのだろう。

　その様子をずっと見ていたクロが、彼にごはんを差し入れてくれる。クロとノラ猫のノラでは生活環境が大きく状況が違うが、こうやって見守ってくれている友人がノラにはいるということが示されるエピソードだ。
　
　なんだかんだいいつつも、人も猫も一人（一匹）では生きられない。ノラもクールな感じで通しているが、3丁目から離れないでいるのは仲間の存在も大きいのだろう。

　今回エンディングがコマだったがそれにしては本編でコマ要素が少なかったような。エンディングでコマがきたということは今後コマが大いに目立つ回は次回いこうないというこ……。これは残念だ。残るはベーだけ？　全員の歌もあるのだろうか。　ベーは色々やばそうな匂いがしてるので、次回も楽しみだ。

（文＝三澤凛）