ここまでの展開に9話も必要あっただろうか。シリーズ構成がどうなっているのか疑問だ。
『アビスの悪魔』と呼ばれるのはどう見ても軍用ヘリコプターだ。このヘリが容赦なく町の一般市民を撃ち殺していく。
だが絶対にメインキャラには当たらない。呆然として座り込んでいるけれども銃撃している奴はきちんとモブだけを狙い撃ちしていく。
さらにはアビス送りになるときに出てくる気持ち悪い黒い手も現れる。この手は軍の中では「アルシング」と呼ばれるようだ。ヘリと攻防を続けるリヒトーにさらにこのアルシングが加わりかなり劣勢になってしまう。しかしこのアルシングはアルシアの全てを決めるといわれている最高議会の名であり、軍人はこのアルシングへの攻撃を禁止されているという。この規律を破ると死罪となるという。
規律を破るわけにはいかない、とリヒトーへ助力しないと言い放つジェイル。お前カウントが大きいと上に行かなくちゃならないからってカウント偽装したりしてたのにいまさ死罪は嫌だからって規律守るそうだ。
そんな中、ジェイルを一発で仕留める謎の女が登場。リヒトーの知り合いと思しき園原というキャラクターがが現れる。彼女も銃を乱射しモブを殺戮し始めるが、リヒトーを先輩として慕っている様子も見せ、一体何が何やら。彼女いわく、自分も伝説の撃墜王の一人でありさらに追撃に特化しているらしい。ちょっと変態っぽいのは撃墜王あるあるなのだろうか。
とにかく彼女がリヒトーを抑え、どんどんモブたちを殺しまくることに切れたリヒトーは何かが壊れたのか、いつものふざけたお面ではないお面をかぶり自らが「プランダラ」であると名乗り目的はこの国の全てを奪うことだという。
9話にしてやっと物語が動き出した感じがするが、今までダラダラやってきたツケで全くワクワクさせられない。視聴者は置いてけぼり感を味わったままである。
(文=三澤凛)
アニメ『プランダラ』軍用ヘリコプターがモブを大量殺戮する阿鼻叫喚の第9話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、プランダラの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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