アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』アイドルグループの総選挙が重すぎてヤバイ第7話

TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」より

 毎回神回アニメ。本当に毎回面白いし感動するしですごすぎる。オタクの心にまっすぐに届く感動巨編だ。

 やっとえりぴよの骨折が治ったものの、人気投票は締め切り間近だ。一念発起で投票日最後までバイトを入れまくる日々をスタートさせた。

 だが、舞菜のためにアルバイトを頑張っているとくまささんから伝え聞いた本人は、「あんまり無理しないでください」とえりぴよに言葉をかける。メールでそのことを知ったえりぴよは、むしろその言葉が起爆剤となってさらに単発バイトを入れまくる。

 だが、さすがに人間の体力には限界があるもので、連勤を終えたときにはかなりフラフラな状態に。そこで見た舞奈の幻想に足を取られてえりぴよは川に転落してしまう。大事な大事な投票最終日。えりぴよがいなければ舞菜に票は入らない。

 そしてとうとう人気投票結果発表当日。川におちたえりぴよが目を覚ました時には既に夕方。今から走っても間に合わい。それでも走る!

 結果は順当にれおが一位。前列には優佳がジャンプアップ。空音が後退した。くまささんは「れおを絶対に1番にする」という約束が果たされ、感動もひとしお。いっぽう基は自分が真実を語らなかったせいで空音がランクを下げ、悲しそうな顔をするところを目撃してしまい、後悔の念にさいなまれる。自分だけが空音の理解者であるという傲慢な考えが生んだ結果だが、彼はこの反省を生かして今後どのような行動に出るだろうか。

 えりぴよは結局投票には間に合わなかったが、バイトで得たお金を全部使って舞菜のCDを買い占める。そのことをスタッフから聞かされた舞菜がえりぴよを追って走る。

 アイドルはファンが会いに来てくれないと、いくらその人に会いたくても会えない。本来ならえりぴよを追いかけても会うのはルール違反だろう。しかし、舞菜は両手いっぱいに自分のCDを抱えている彼女の姿を見て感動してしまう。

 さらに結果発表後の握手会では、自分が一位を取れなかったことをえりぴよに直接謝るが、「私にとって舞菜はずっと1番だよ!」と会場全体に響き渡る声で愛を叫んでくれるえりぴよに対して、舞菜の「好き」が加速していく。

 こんなにも両想いなのになんでこんなにすれ違ってしまうんだろう。もう舞菜もかなりえりぴよが好きだし、えりぴよが舞菜のことを大好きなのは初回から知ってる! えりぴよの骨折と今回の過労で倒れてしまうのもすれ違いが残念だったが、二人にとっては公式の発表よりも意味がある総選挙になったように感じられた。
 
 アイドルとファンにとっての両想いや報われるの定義は恋愛のそれとは全く違うのだろうけれど、この二人には何らかの形で報われてほしい。二人にとって最良の形で。何卒そんな展開がきますように。

 そしてくまささんや基さんも今回の総選挙で色々な思いがあったようで、本当にアイドルグループにおける総選挙の重さたるや……。アイドルもファンのみんなもお疲れ様でした。いい戦いだった!
(文=三澤凛)

アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』アイドルグループの総選挙が重すぎてヤバイ第7話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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