アニメ『映像研には手を出すな!』水崎がついに親に認められる?謎の部がかなり気になる第8話

アニメ『映像研には手を出すな!』水崎がついに親に認められる?謎の部がかなり気になる第8話の画像1
TVアニメ『映像研には手を出すな!』公式サイト

 とうとうやってきた文化祭当日! 前日になって作画が全て終わり真夜中に音楽の最終調整を行うことに。声は間に合わずに当日アフレコという本当のギリギリ具合だ。だが、完成はした。

 当日は多くのお客さんに診てもらうことを第一にするために水崎氏を看板に立てることが提案される。大人気モデルの水崎氏が広告塔に立てばファンが水崎氏目当てで押しかけ、作品を観てくれるという算段だ。

 しかし、ここで一つ問題が。水崎氏がアニメを禁止されているのは親の意向。その親が文化祭を見に来るというのだ。文化祭を見に来られたら彼女がアニメを作っていることがバレてしまう。このままでは水崎氏退部の危機だ。
 
 だが当日はいかに宣伝を行い客を入れるかにかかっている。映像研はガンガンに水崎氏のネームバリューを使って客寄せに務める。

 空調部など色々な変な部活が点在する中で、その中でも圧倒的な宣伝力で頑張る映像研。ロボ研も部長の小野がかなり体を張って宣伝しながら会場にたどり着いた。

 いよいよ上映時間が迫ってくる。着々と主要メンバーが会場に集まってくる。会場は治外法権らしく生徒会も手を出せない。ここまでくればこっちのものだ。

 時間になり水崎氏が舞台上に登場「気合、入ってます」の一言と共に上映スタート。浅草氏、水崎氏、金森氏、百目鬼氏、ロボ研、美術部など様々な人たちの渾身のロボアニメが今スタートする。

 生アフレコはどこか声があっていなかったり、動きの所々に水崎氏のクセが入りまくっていたり、こだわりが垣間見えるシーンに、ずっとその軌跡を見ていた視聴者にはグッとくる部分が多すぎる。

 水崎氏の両親もツバメのこだわりが感じられるところに全部に反応しているところが、いくら放任といえども親という感じが伝わってくる。このアニメを見て、彼女の才能は改めて「観察眼」なのだと実感させられる両親。「いい役者になれとずっと言っていたけれど、ツバメはもう立派な表現者だ」と彼女を認めていた。

 映像研の上映は大成功。終了時には観客から大きな歓声があがり、DVDも飛ぶように予約が入る事態になる。水崎氏の握手会にも長蛇の列ができるが、途中で金森氏が交代し水崎氏は昼ご飯の調達に出向くことに。
 
 ここで両親と遭遇。アニメ作りについて否定されることはなく、水崎氏は両親に「自分がいきることはこういうものをひたすら作ることなんだ」と伝える。そしてどうだった? と聞くと、役者の親らしいダメ出しと「いい演技だった」という一言を得る。

 親から反対を受けていると思っていたが、まさかさの作品を観て納得させられるとは。水崎氏。これからガンガン制作に打ち込めそうで何よりだ。映像研に戻ると、喜びの話ではなく反省点の振り返りを始めてしまうメンバーが愛おしい。反響に対してやり残しが8割。ああすればよかった、こうすればよかった。本番を終えてみると浮かび上がるのはもう職業病みたいなものだ。

 集まる映像研の前にまたしても水崎氏両親が。「ツバメのお友達?」という質問に対して「いえ、仲間です」とまっすぐに答える浅草氏の一言で今回は終了。ああああなんていいアニメなんだ。ただの友達ではない。一緒に一つの作品を同じ方向を見て作り上げる仲間だと親に向かって堂々と言える浅草氏かっこいい!!

 台詞になっていない演出とかすべてのシーンが神がかっているというしかない。この仕草にこういう意味が見える、とかこの描写に込められた思いとか、作品の内容にも相まってどのシーンも見逃せなくなっている。

 全てのアニメにこれを求めるのは酷かもしれないが、これを見てしまうとそれを望んでしまう。本当にアニメ化してくれてありがとう映像研。来週も楽しみだ。
(文=三澤凛)

アニメ『映像研には手を出すな!』水崎がついに親に認められる?謎の部がかなり気になる第8話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!