アニメ『なつなぐ!』人は大人になればなるほど周囲との連絡頻度は落ちる…第8話

 『なつなぐ!』の第8話がオンエアされた。

 毎回伊月と夏奈がオンライン上で話すシーンが入るが、伊月は「熊本に遊びにおいで」と夏奈に声をかけていた。

 家族で田舎に引っ越すことが決まった時、夏奈はどうする? と聞かれたときにも本当は一人暮らししたい、と言いたいのに言い出せなかったときにも伊月は夏奈にそう声をかけていた。

 熊本の景色を見せたい。自然溢れるこの景色を見せたらきっと夏奈も感じるものがあると思ってのことだろうか。

 伊月が残した絵を見て、いずみの母は天草ではないだろうかと予想を立てる。いずみの家からはかなり遠いらしく朝いちで出ないと間に合わないということから、朝早くからバスに揺られて向かうことに。

 バスに揺られながら、伊月と疎遠になっていくまでのことを思い返す夏奈。地震が起こった時にはすぐさま連絡したが10日ほど返事がなく、戻ってきた返事は「私は大丈夫」という言葉のみ。

 その言葉を額面通りに受け取り、さらには夏奈も学校生活のバタバタに追われ、季節は移り変わっていった。その間に気付けば連絡を取り合う頻度は減っていっていたのだ。

 大人になるとさらに増える、人と連絡を取り合う頻度問題。こうやって人は疎遠になっていくんだよ、というのを久しぶりに実感させられた。学校の友達とはまた別で、ネットで知り合った友達というのは連絡を取らなくなるとさらにあっという間に疎遠になってしまう。それでも熊本にくるだけかなりの縁であることは間違いないが、こうやって人と縁が薄れることに危機感を持てるというのは大事なことだと思う。

 バスに乗り、とうとうたどり着いた天草で、夏奈は伊月への手がかりを得ることができるのか。
(文=三澤凛)

アニメ『なつなぐ!』人は大人になればなるほど周囲との連絡頻度は落ちる…第8話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!